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      <title>糖尿病アジアネットワーク</title>
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      <description></description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2016</copyright>
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      <item>
         <title>ベトナムの糖尿病をめぐる現状</title>
         <description><![CDATA[<IMG src="/asia_network/2007ima/0705-04.gif" border="0" align="right" hspace="10" vspace="10">
 　インドシナ半島の東部分を占めるベトナム社会主義共和国は、国土面積は約32万9,000km<sup><font size="-1">2</font></sup>で、現在の人口は世界の13番目の約8,410万8,000人となっています｡人口増加率は1.21％です。<br>
<br>
　近年、ベトナムは国外に向けて解放政策、国内で協調政策を進め、力強い経済成長を遂げつつあります。<br>
<br>
　GDPは1994年から2005年まで毎年6.81％（平均値）上昇し、2006年には8.4％、2007年の上四半期は前年に比べ7.7％上昇しました。そして、2007年1月11日にはWTOの150番目の公式加盟国として承認されました。<br>
<br>

　このような目覚ましい経済発展が物質的な豊かさをもたらした反面、伝統的な生活スタイルや食習慣が失われており､結果的にこれらを原因とする疾患（生活習慣病）が増えています。
<br>
<br>
　ベトナム-MOH（ベトナム厚生省）は調査結果を基に、ベトナムの2型糖尿病は驚くべき速さで増えており､対策が必要だと警告しています。
<br>
<div class="moji4">1. ベトナムの糖尿病有病率</div>
　ベトナムの糖尿病有病率に関する調査のいくつかをみてみましょう。<br>
<br>
<table border="0" align="right" cellpadding="2"><tr><td valign="top" class="moji3">
<table border="0" cellpadding="4" cellspacing="2">
<tr><td valign="top" bgcolor="cccccc" colspan="2">ハノイ</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="cccccc">平均</td><td bgcolor="e8e8e8">3.62％</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="cccccc">男性</td><td bgcolor="e8e8e8">3.95％</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="cccccc">女性</td><td bgcolor="e8e8e8">3.46％</td></tr>
</table>
</td></tr></table>

　Van Haiらが2000年にハノイで行った2,017人（16歳以上）を対象とした調査によると､糖尿病有病率は<b>右表</b>の通りです｡ 
<br clear="all">　 

<table border="0" align="right" cellpadding="2"><tr><td valign="top" class="moji3">
<table border="0" cellpadding="4" cellspacing="2">
<tr><td valign="top" bgcolor="cccccc">　</td><td bgcolor="cccccc">1990-1991</td><td bgcolor="cccccc">1992-1993</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="cccccc">ハノイ</td><td bgcolor="e8e8e8">1.2％</td><td bgcolor="e8e8e8">1.4％</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="cccccc">フエ</td><td bgcolor="e8e8e8">0.96％</td><td bgcolor="e8e8e8">0.98％</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="cccccc">ホーチミン市</td><td bgcolor="e8e8e8">2.52％</td><td bgcolor="e8e8e8">2.68％</td></tr>
</table>
</td></tr></table>

　Huy LieuとMaiによるハノイ、フエ、ホーチミン市の糖尿病有病者率の調査によると、結果は<b>右表</b>の通りです。 
<br clear="all">

<table border="0" align="right" cellpadding="2"><tr><td valign="top" class="moji3">
<table border="0" cellpadding="4" cellspacing="2">
<tr><td valign="top" bgcolor="cccccc">糖尿病有病者</td><td bgcolor="e8e8e8">2.7％</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="cccccc">IGT</td><td bgcolor="e8e8e8">7.3％</td></tr>
</td></tr>
</table>
</td></tr></table>

　国立内分泌内科学病院（National Endcrine Hospital）グループによるベトナム大都市（ハノイ、ハイファン、ダナン、ホーチミン市）での2002年の調査（30-64歳）の結果は<b>右表</b>の通りです。<br>
<br>

　しかし、糖尿病の詳しいデータは限られた大都市だけに限られるなど、まだまだ十分なものとはいえませ<nobr>ん。</nobr> 
<br clear="all">

<table border="0" cellpadding="10" align="right"><tr><td align="center" class="moji3">
<b>ベトナムの地域別糖尿病有病率</b><br>
<IMG src="/asia_network/2007ima/vietnammap2.gif" border="0" vspace="4">
</td></tr></table>
<br>
<div class="moji4">2. 糖尿病有病者率の地域差</div>
　Dr.Ta Van Binhらの2002年の調査によると、ベトナムの糖尿病有病率は、都市部4.4％、平野部2.7％、山間部および沿岸部2.2％、山岳部2.1％と地域によって大きな差がみられました。都市部で糖尿病が増加している傾向が示されました｡<br>
<br>
　この調査結果を基に人口比率から算出した全国の糖尿病有病者率は2.7％になります。<br>
<br>
<IMG src="/asia_network/2007ima/0705-01.gif" border="0">
<div class="moji4">3. 糖尿病治療と予防に対する理解と関心</div>
　2002年に科学技術省、厚生省、国立内分泌内科学病院によるベトナム全国で9,122人を対象に行った糖尿病発症の理解に関する調査では、78.8％の人は糖尿病の原因を知らない、そして、70.5％の人は予防方法を知らないという結果になりました。そして、知っていると答えた人のなかでも、<nobr>十</nobr>分熟知している人の割合はとても少ないことが示されました｡<br>
<br>
　国民の糖尿病とその予防への自覚は非常に低く、医療関係者のなかでさえ糖尿病の治療とその<nobr>予防</nobr>について好ましくない見解がみられました｡糖尿病の適正な治療と予防は一部に限定されているのが現状です。</nobr> 

<div class="moji4">4. ベトナムの糖尿病は増加する</div>
　2000年の全国人口調査（General Department National Population Survey 2000）では、人口の自然増が1.43％とした場合、成人（30歳以上）の糖尿病有病率は5年間で5.8％に上昇するとしています。<br>
<br>
　WHO（世界保健機関）は、発展途上国を対象とした今後25年間（2032年まで）の予測の中で、ベトナムの糖尿病有病率は全体で4.0％、都市部では6.5％になると発表しました。<br>
<br>
　しかし、今後のベトナムの経済と社会がとても大きく複雑に変化することを考えれば、WHOの長期予想はもとより、5年先の予測であっても単なる概算とみるべきでしょ<nobr>う。</nobr><br>
<br>
]]></description>
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          <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">01</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 25 Jul 2007 16:44:54 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>飲食習慣が劇的に変化した20年　糖尿病も増加</title>
         <description><![CDATA[<div class="title3">1. 貧困から</div>

　ベトナムの1975年の国民解放後（ベトナム戦争終了後）から、ドイモイ（刷新）政策が実施される1986年までの時期は、とても貧しい時代でした。人々の生活は厳しい状態にあり、海外からの援助を常に必要としていました。<br>
<br>
　ベトナム人の主食は米です。当時の稲作の生産性は非常に低く、1986年の平均収穫量は2.18t/haしかありませんでした。人々は米の代用食として、その質を問わずコーン、ジャガイモ、キャッサバなどを食べていました。<br>
<br>
　その当時は、国家による徴収と配給による統制経済が実施されており、個人の経済活動は一切認められていませんでした。食糧を含めた物資の供給は需要との関係にうまく呼応できず、必要なものも不足しました。<br>
<br>
　このように、ドイモイ政策が始まった1986年頃、ベトナム社会がどのような栄養状態であったかをイメージしていただけるでしょう。当時のベトナムの人々は糖尿病といわれる疾患のいかなる認識も持っていませんでした。

<div class="title3">2. 発展・余剰へ</div>

　1986年12月、個人に対して経済的自由をもたせるように作られたドイモイ（刷新）政策のもと、新しい経済変化が始まりました。そして、多くの長期計画が成功し、経済的にも、社会的にも素晴らしい成果をもたらしました。<br>
<br>
　徐々にベトナムは貧困から解放され始めています。2004年には世界第2位の米の輸出国になりました。コーヒーもブラジルに続く第2位です。

<div class="title3">3. そして、変化へ</div>

<table border="0" cellpadding="20" align="right"><tr><td align="center" class="moji3">
<IMG src="/asia_network/200708/06.jpg" border="0"><br>
豊富な食材が売られる市場<br>一般家庭の食卓に上がる料理に使われる<br>
<IMG src="/asia_network/200708/07.jpg" border="0"><br>
果物の種類も多い
</td></tr></table>

　過去20年のベトナムの経済・社会の急激な発展は、良し悪しは別として多方面でさまざまな影響をもたらしました。ベトナム人の飲食習慣も、以下のように大きく変化しました。
<ul>
<li>欠乏から余剰へ
<li>純粋な自然食から、いろいろなスパイスを使う見栄えのいい凝った料理へ
<li>清浄で安全な食品から、化学薬品（食品添加物、くだものや肉類などの保存料、肉類に蓄積する抗生物質など）を使った食品へ
<li>揚げる、炒める、煮込む、グリルが増え、油や脂肪の摂取量増加
</ul>
　さらに、人々は朝食、ランチ、夕食により多くのファーストフードを食べるようになりました。たとえば、ケンタッキーフライドチキンはこの数年の間にハノイやホーチミン市、ハイフォンや他の大都市に店舗を開き、とても強く人々を魅了しています。<br>
<br>
　しかし、このごろ大人にも子どもにも飲食習慣の悪化が見られます。ほとんどの人は1日の適切な栄養エネルギー（カロリー）などに関心がありません。そして、食事メニューはエネルギー計算されることなく、好きな食品（や料理）を量も品数も食べたいだけ食べます。<br>
<br>
　ハノイでの調査では、成人1日のエネルギー摂取量が2,322kcal、たんぱく質が71.0g/日、脂質が40.2g/日、炭水化物が387.1g/日でした（Ta Van Binh et al、2002年）。

<div class="title3">4. 変貌する都市部（ハノイ）の飲食文化</div>

　現在ベトナムでは、西欧の飲食文化がますます深く広く浸透しています。多くの西欧料理レストランが都市の通りに面した場所に開店し、イタリアン、フレンチ、スペイン料理などがベトナム人を強く魅了し食欲をそそっています。特に、この傾向は若者と高額所得者に顕著です。彼らは瞬く間にハンバーガー、ホットドッグ、ピザ、パスタ、スパゲティ、チップス類、チーズ、バター、スナック類、クリームケーキ、ジャム、ローストミート、ビーフステーキなどを好むようになりました。

<table border="0" cellpadding="20" align="right"><tr><td align="center" class="moji3">
<IMG src="/asia_network/200708/01.jpg" border="0"><br>
イタリアンレストラン（ハノイ）<br>
<IMG src="/asia_network/200708/02.jpg" border="0"><br>
イタリア風ステーキ（ハノイ）<br>
<IMG src="/asia_network/200708/03.jpg" border="0"><br>
ハノイの歩道で見られるビールの酒盛り
</td></tr></table><br>
<br>
　それ自体は悪いことではありません。西欧料理もとても美味しいですが、急激なカロリーの摂取の増加などにも、もっと注意を払って食べなければ健康上の問題が現れるでしょう。しかし、彼らのほとんどは、そのことを真剣に受け止めてはいません。<br>
<br>
　グルメ通や高額所得者向けの豪華で高価なレストランの他に、肉体労働者、労働者、商人や学生達が集い歓談を楽しめるところもあります。大衆食堂、路上・露天の大衆飲み屋、小さな居酒屋などは、一般市民が仕事の後に集う場所であり、道路沿いや歩道の片隅など至る所にあります。人々は自由な気持ちを存分に味わい、握手と乾杯で新しい交友関係をスタートします。数人で「1、2、3、ヨー！」と叫びながら一気にジョッキを飲み干し、痛飲します。酒盛りが続く間、ビールは次々と運ばれ、酒飲み達は食べ物を少し食べて、とにかくよく飲みます（2〜3Lかそれ以上！）。

<div class="title3">5. 地方の生活と飲食習慣</div>

　次に地方の様子をお伝えします。

　地方の農業従事者は、年に2回の農繁期には、忙しくしっかり働きます。しかし多くの場合、残りの期間は、ほとんど仕事がありません。2003年の政府の報告によると、都市部の公務員やサラリーマンに比べると、地方の人々の労働時間の割合は76.8％とされます（2000年には73.4％でした）。幸いにも輸出市場の拡大によってこの数値は高くなりつつあります。<br>
<br>
　彼らは仕事のない暇な時間をどうやって過ごすのでしょうか？<br>
<br>
　皆さんが田舎に行けば、暇な人たちが集う地元のパーティに参加できるチャンスがあると思います。彼らは誰かの家か居酒屋に集まり、ピーナッツや家庭でとれた食べ物などをつまみ、ベトナムのアルコール飲料（45度）を飲んで1日中一緒に過ごします。これはベトナムの田舎でごく普通の習慣とされてきました。<br>
<br>
　しかし、近年田舎の人々の生活スタイルも都市での変化を上回る速さで変化するようになりました。地方の経済開発がその地域の生活水準の向上を促し、特に土地の価格がすごい勢いで高騰している都市近郊の農村地帯では、生活はますますエキサイティングになっています。<br>
<br>
　農業の生産性の向上が、自分たちの生活と都市や輸出へ回すために十分な量の食糧を生産<nobr>可能</nobr>にしました。反面、アパート区画や工場団地の出現によって、農業区域が徐々に縮小しつつあります（都市近郊および工業地帯周辺など）。<br>
<br>
　地方の若い人達の多くは、工場で労働者として働いていますが、中高年の人々は仕事をもっていない人も多く存在します。しかし、彼らの中には自分の土地を売ることで富を得た人たちもいます。多くの人が一夜にして億万長者になりました。このような富裕層の生活スタイルの変化のなかでも飲食習慣の変化は特に顕著です。<br>
<br>
　ベトナムではヘルスケアシステムの構築と人々の健康改善知識の普及にくらべ、経済の発展スピードがはるかに速いので<nobr>す。</nobr>

<div class="title3">6. ベトナム都市部の糖尿病</div>

　前回報告したように糖尿病に関する調査研究は、2型糖尿病が悪い飲食習慣の直接的な結果であることを強く示唆しています。<br>
<br>
　たとえば、2002年にハノイ市にある国立内分泌内科学病院（Hospital of Endocrinology, Hanoi）と日本の近畿大学医学部が共同で行ったハノイ市についての総合調査は、脂肪を多量に摂取する人の55.1％が糖尿病で対照群では22.9％、過剰飲酒者の31.0％が糖尿病で対照群では11.8％など、食物摂取と食事行動がハノイの糖尿病有病率に影響をあたえていると報告しています。<br>
<br>
　過去20年間の悪い側面として飲食習慣の急激な変化とベトナムでの糖尿病増加には明らかな相関性が見られます。ベトナムではまだ他の都市での調査研究を行っていませんが、恐らく同様の実態を見いだすでしょう。

<div class="title3">7. ベトナムの地方の糖尿病</div>

<table border="0" cellpadding="20" align="right"><tr><td align="center" class="moji3">
<IMG src="/asia_network/200708/04.jpg" border="0"><br>
農場での収穫作業<br>
<IMG src="/asia_network/200708/05.jpg" border="0"><br>
急激に変化する都市近郊
</td></tr></table>

　糖尿病有病率の増加について都市と地方にはあきらかな差がみられますが、これにはいくつかの理由が考えられます。<br>
<br>
　地方には都市や町ほど多くの糖尿病発症の原因となる要素がありません。富裕層が少ないこと、そして、地方であること自体が、新鮮な空気と安全な自給自足の作物を食べる生活という長所をもっています。また、地方では、多くの人々が肉体労働に代表される、きつい仕事をします。彼らの仕事は、造園、農耕、漁労、煉瓦づくりなど、明らかに体を動かす仕事が多いことです。以上のことが地方の人々の糖尿病発症率を下げている原因でしょう。<br>
<br>
　しかし、糖尿病有病率が低いとはいえません。<br>
<br>
　国立内分泌内科学病院部長のTa Van Binh博士に「地方の人の多くはしっかり働き、貧しい家庭も多いのに、糖尿病が少なくないのはどうしてか？」と質問したところ、「地方の人々の生活水準が非常に短い期間に非常に速く豊かに変化したためだろう」ということでした。確かにベトナムの農民は、ほんの数年のうちに飢えから適正な状態へ、そして、食糧の余剰さえも体験しています。<br>
<br>
　また、国立内分泌内科学病院副院長のHoang kim Uoc博士は、糖尿病の増加を広く知られている倹約遺伝子の理論に基づいて説明し、ベトナムでも同様のことが起きていて、とくに田舎の人々は長い間食糧が欠乏する生活だったのでかれらの体が倹約的な生活スタイルに馴染んでしまい、その体は短期間に新しい生活スタイルに追随することはできない状態にあると述べています。
<br>
<br>
　次回は糖尿病専門医のインタビューをレポートします。<br>]]></description>
         <link>http://www.dm-net.co.jp/asia_network/02/02.php</link>
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          <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">02</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 07 Aug 2007 17:41:45 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>糖尿病専門医に聞いたベトナムの糖尿病をめぐる現状と対策</title>
         <description><![CDATA[<table border="0" cellpadding="10" align="right"><tr><td class="moji3" align="center">
<IMG src="/asia_network/2007ima/druoc.jpg" border="0" vspace="8"><br>
Hoang Kim Uoc先生
</td></tr></table>

　今回は国立内分泌内科病院の副病院長のHoang Kim Uoc先生（PhD）にインタビューをお願いしました。また先生はベトナム糖尿病教育者協会（Vietnam Association of Diabetes Educators :VADE）の書記長（General Secretary）としても活躍されています。<br>
<br>
<div class="title3"><table border="0"><tr><td valign="top"><nobr>質問1</nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>ベトナムの糖尿病の状況をどのようにお考えですか。</td></tr></table></div>

<table border="0"><tr><td valign="top"><nobr><b>Uoc先生</b></nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>　私は、ベトナムでの糖尿病が非常に速く増加していると確信しています。この増加傾向は国中にみられます。そして、私たちの報告した研究にもはっきり現れています。</td></tr></table><br>

<div class="title3"><table border="0"><tr><td valign="top"><b><nobr>質問2</nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>国による最近の糖尿病に関する調査・研究について教えてください。</td></tr></table></div>

<table border="0"><tr><td valign="top"><nobr><b>Uoc先生</b></nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>　このような調査・研究はとても費用がかかるので、5年ごとに全国的な調査を行なう計画で、最初の調査は2002年に行ないました。計画では第2回目の調査2007年でしたが、残念ながらそのための予算を確保できず、まだ未決定の状態です。</td></tr></table><br>

<div class="title3"><table border="0"><tr><td valign="top"><b><nobr>質問3</nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>何が糖尿病の増加を引き起こしているとお考えですか。</td></tr></table></div>

<table border="0"><tr><td valign="top"><nobr><b>Uoc先生</b></nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>　糖尿病の増加には多くの理由が考えられますが、次の2つも主な理由といえるでしょう。まず、人々の食習慣およびライフスタイルが急速に変化し、ファースト・フードを好み、ビールやアルコールをたくさん消費するようになったことです。<br>
　そしてもう1つ、私たちの糖尿病に対する意識の調査・研究によると、多くの人が糖尿病を知らないことです。特に都市部の貧しいコミュニティーでは参加者の約70％が糖尿病の原因を知りませんでした。当然、糖尿病から身を守る方法も解りません。私は糖尿病に関する正確な知識をもっている人は、患者さんの約10〜20％ではないかと思います。</td></tr></table><br>

<div class="title3"><table border="0"><tr><td valign="top"><b><nobr>質問4</nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>地方では、人々はとても勤勉に働きますし、とても貧しい人もいます、しかし、糖尿病有病率はあまり低くありません。この問題についてどう思われますか。</td></tr></table></div>

<table border="0"><tr><td valign="top"><nobr><b>Uoc先生</b></nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>　これはベトナムだけでなく世界中で多く見られる問題です。たとえば、アメリカ先住民とオーストラリア先住民の約40％の人が糖尿病ですが、一方、同地域白色人種の人の糖尿病有病率はわずか約7〜8％です。<br>
<br>
　これは「節約遺伝子」と呼ばれる理論によって説明されています。貧困に暮らす人々、未開地域に暮らす人々は、胎児の時期から栄養不良の問題に直面します。そして、多くの世代を経た後に自己順応の結果として「節約遺伝子」が形成されるというものです。この遺伝子は、その人々が少ない食糧の供給と欠乏という困難な生活環境で生き続ける間は、それを助けながら長い年月にわたって存続します。<br>
　しかし、ある時、その人々の生活が楽になり、食物も得やすくなる、この状況変化は一般的にとても速い変化として起こります。そこで、かれらの身体は逆転した環境で新たな問題「過剰な栄養負荷」に直面し、それによる障害を引き起こします。重いケースは糖尿病発症につながります。<br>
<br>
　貧しさを伴うと多くの人が健康に良い食物を選択することができず、たとえば、ごはんに動物性脂肪を加えただけで食べるようなことも起こります。実際、ベトナムでも貧しい患者さんのなかに、血液中の脂質異常がたくさんみられます。</td></tr></table><br>

<div class="title3"><table border="0"><tr><td valign="top"><b><nobr>質問5</nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>今後のベトナムの糖尿病をどのように予測されますか。</td></tr></table></div>

<table border="0" cellpadding="10" align="right"><tr><td class="moji3" align="center">
<IMG src="/asia_network/2007ima/200709-1.jpg" border="0" vspace="0"><br>
インタビューに答えるUoc先生（右側）
</td></tr></table>

<table border="0"><tr><td valign="top"><nobr><b>Uoc先生</b></nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>　WHOは、2025年の途上国の糖尿病について、全般的予測を<nobr>発表</nobr>しました。途上国で、糖尿病患者の数は42％増加するでしょう。また、突出したケースでは170％増加するというものです。ベトナムも例外ではありません。</td></tr></table><br clear="all">

<div class="title3"><table border="0"><tr><td valign="top"><b><nobr>質問6</nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>糖尿病治療上の困難な問題はなんですか。</td></tr></table></div>

<table border="0"><tr><td valign="top"><nobr><b>Uoc先生</b></nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>　ベトナムでは、医師は異なるレベル（国立と地方）で、それぞれ異なる困難に直面しています。<br>
<br>
　地方レベルでの第1の困難は機器や設備が足りないことでしょう。十分な設備がなく簡単な血糖検査しかできず、コレステロール検査、HbA1cなどより高度な検査ができないということもあります。<br>
<br>
　第2の困難は支払能力です。地方の患者のほとんどは貧しく、健康保険に入っている人はわずかです。彼らは、医師の処方した薬すら買うことができません。多くの人々が薬効の低い安い薬で済ませてしまいます。<br>
<br>
　第3の困難は患者の糖尿病の知識が不足していることです。地方の患者のほとんどは糖尿病について何も知りません。血糖測定器のような在宅機器があることも知りません。<br>
　彼らは検査のために定期的にヘルスケアセンターに通うことはできません、せいぜい月に1度、あるいは数か月に1度です。そのことがモニタリングを難しくします。<br>
<br>
　第4の困難は、地方の医師の多くが、糖尿病について正しい知識や治療方法を習得していないことです。<br>
　現在、内分泌医を養成する内分泌学科を持っているのは、ホーチミン市の国立医科薬科大学（National University of Medicine and Pharmacy）のだけで、大学院課程はまだありません。全国的に地方病院での内分泌専門医の不足は大きな問題です。<br>
　また、地方では患者の収容力が不足しており、とかく地方の患者は中央の病院（ハノイとホーチミン市）に集中し、診療能力オーバーという新たな問題を引き起こします。これは医師の治療の質に大きく影響します。<br>
　ベトナム北部の国立中央病院であるBach Mai病院の内分泌科では、しばしば、1つのベッドに3人の患者を寝かせるほど多くの患者を受け入れなければなりません。患者さん達は国立病院のこのような状況が改善されることを待ち望んでいます。<br>
<div align="center">
<table border="0" cellpadding="10"><tr><td class="moji3" align="center">
<IMG src="/asia_network/2007ima/200709-2.jpg" border="0" vspace="8"><br>
国立内分泌内科病院の待合室で診察を待っている患者さん
</td></tr></table>
</div>
</td></tr></table>

<div class="title3"><table border="0"><tr><td valign="top"><b><nobr>質問7</nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>患者さんに共通する困難な問題とは何でしょうか？</td></tr></table></div>

<table border="0"><tr><td valign="top"><nobr><b>Uoc先生</b></nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>　第1の困難のは、ほとんどの患者さんにとってお金の問題です。患者さん個人の所得ではなかなか治療費をカバーすることはできません。退職した老人や低所得の農民にとって特に深刻です。保険契約をしている人でも、交通費や入院費用の全てを賄うことはできません。<br>
　第2の問題は、多くの人々がヘルスケアサービスを受けにくい状態にあることです。特に、遠隔地や過疎地に住んでいる人には特に難しい状態です。<br>
　たとえば、北部の山岳部にいる患者は、糖尿病の深刻な合併症があって診察を受けるために、ハノイの中央病院まで自動車で2日か3日かかることもあります。<br>
　遠隔による通院の困難は定期的な診察が中断することに直結します。そして、患者さんにとってお金のことも大きい問題です。このようなケースの患者さんもほとんどは治療費を払うことができません。</td></tr></table><br>

<div class="title3"><table border="0"><tr><td valign="top"><b><nobr>質問8</nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>糖尿病の予防はとても重要です。専門家や関係機関がどのように活動しているかを教えてください。</td></tr></table></div>

<table border="0"><tr><td valign="top"><nobr><b>Uoc先生</b></nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>　糖尿病の予防は社会全体が関わる「長期に及ぶ戦い」です。成功を勝ち得るために、次の目標を掲げていま<nobr>す。</nobr>
<ol>
<b><li>新規発症率の低下</b><br>
　新規発症率を減少させるためにし、正しい情報の普及と自覚を促す教育を促進させます。まず、教育の場で、健康的な生活習慣、健康的な食品、運動などに注目を向ける教育を推進します。<br>
　糖尿病の発症率を減少させるキャンペーンを有効なものにするために、さらに多くの部門の力を結集する必要があります。例えば、ファーストフードの利用を減らしたいと望むのであれば、その情報の普及を図るとともに、こうした食品に高い関税をかけるなどの関税部門の行動も必要となるでしょう。<br>
<br>
<b><li>合併症の発症率の低下</b><br>
　糖尿病の患者さん自身でケアできるように教育し、医師の糖尿病の知識と治療の向上を図ります。私は後で述べるベトナム糖尿病教育者協会を通じてこの活動を進めています。<br>
<br>
<b><li>医療費の支払いや、通院のしやすさについて改善</b><br>
　医療費を肩代わりする社会保険の検討が、患者を支援するための良い解決法と考えられます。もちろんこれは社会保険省の関与を必要とします。<br>
　ヘルスケアサービスの利用しやすさを高めるために、ヘルスケアサービスやヘルスケアセンターなどより多くの資源や設備を省、自治体ごとに投入し、医療サービス、社会の医療センターを整備し、患者が長距離移動をしなくても済むように省レベルでの通院のしやすさを改善します。
</ol>
　今年、私たちは、地域毎の糖尿病教育や情報を普及するために、厚生省(Ministry of Health)と自治省( Ministry of Home Affairs)の認可を受けベトナム糖尿病教育者協会（Vietnam Association of Diabetes Educators :VADE）を設立し国中で活動をはじめました。我々はまず次の1、2を行っていきます。
<ol>
<li>糖尿病患者を教育し自分でケアできるようにすることです。すなわち、食事の管理、正しい運動、悪い習慣を止めること、喫煙や多量の飲酒を控えることを教えます。<br>
<br>
<li>医師の知識や能力を向上を図り、この病気についてよりよく理解し、脂質異常、蛋白尿など、包括的な知識をもたせることです。医師らがベトナムの糖尿病患者の健康状態を診断し、合併症を<nobr>予知</nobr>し、適時に適切な治療を行えるようにします。
</ol>
　私たちは短期のトレーニングコースを通して、この目標を達成できるよう努力しています。公式ガイドラインをつくり、省レベルで医師のための訓練を計画中です。<br>
<br>
　我々は地区と自治体のレベルではまだ深く関わってはいませんが、私たちは省レベルの対策を完全なものとすることが、更に下位レベルに拡大することを早め、より達成しやすくするだろうと考えています。</td></tr></table><br>

<div class="title3"><table border="0"><tr><td valign="top"><b><nobr>質問9</nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>この「長期に及ぶ戦い」のために、もし、国や国際組織などから支援を得られることがあるとすれば、最も期待することは何ですか？</td></tr></table></div>

<table border="0"><tr><td valign="top"><b><nobr><b>Uoc先生</nobr>&nbsp;&nbsp;</td><td>　長年の糖尿病患者診療を通じ、また、ベトナム糖尿病教育者協会書記長（General Secretary）の立場にある医師として、地域社会と患者さんに糖尿病について正しい情報を普及し教育することがとても重要であると感じています。<br>
　これらの活動ためにいろいろな支援を必要としています。<br>
　まず第1に、私は政府機関や組織のリーダーが糖尿病に関心をもち、配下の職員が糖尿病が引き起こす危険について学び、糖尿病は感染しないなど正しい知識をもつことを奨励してくれることです。そして、我々の教育担当者が機関や組織で活動できるよう支援をしていただきたいです。<br>
　第2に、私たちボランティアの教育者が情報機器と仕事に必要な機器を整えるために支援を望むように、カウンセリングセンターへの同様の支援を望んでいます。<br>
　特に必要なのは指導用マニュアル作成費です。それから血糖測定器、血圧計、腱反射試験のためのハンマーなどの基本的な機器、そして、網膜症などを検診するための機器などが必要です。<br>
　また、糖尿病の情報の普及させるために、画像や動画を利用できるコンピューターやビデオプレーヤなどの視聴覚器材なども、われわれの仕事の成果を大いに増大させるでしょう。</td></tr></table>]]></description>
         <link>http://www.dm-net.co.jp/asia_network/03/03.php</link>
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          <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">03</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 27 Sep 2007 17:02:39 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>ベトナムの1型糖尿病患者さん</title>
         <description><![CDATA[　1型糖尿病患者さんが病気のことや生活の難しさについてどれくらい理解しておられるか、私たちはベトナム北部の国立基幹病院であるBach Mai病院（ハノイ）を訪ね、内分泌糖尿病科で治療を受けておられる1型糖尿病患者（Aさん）にインタビューをしました。<br>
<br>
<IMG src="/asia_network/2007ima/200710-1.jpg" border="0" align="right">

　Aさんは44歳の女性で、体重37kg、身長149cmの方です。<br>
　彼女は過去25年間この病気とともに生活されています。<br>
　彼女は、Bach Mai病院の内分泌・糖尿病科で長年にわたって幾度となく治療を受けています。定期的に診察を受けながら、在宅インスリン注射を続けています。また、低血糖の昏睡で3回病院に運ばれたことがあり、最近では、2007年6月4日に低血糖で病院に運ばれました。<br>
　彼女は、病院で1ヵ月間の治療を受けておられ、快く私たちのインタビューに応じてくださり、ご自分の健康状態について誠実に答えてくださいました。<br>
<br>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問1&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">糖尿病とわかったのはいつごろですか？<br>
どんな症状で健康の悪化を感じ、診察を受けられましたか？
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　私は1982年に糖尿病を発病しました。とても気分が悪く、水をたくさん飲み、尿がたくさんでました。そして、ひどく体重が減りました。あるとき尿をしたあとにアリが群がっているをみて、国立内分泌内科病院で診察と検査を受けようと決意しました。<br>
　そして、まもなく1型糖尿病であると診断されました。
</td></tr></table>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問2&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">その時に糖尿病について何かを知っていましたか？<br>
また、ご家族の誰かで糖尿病を知っておられる方はおられましたか？
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　その当時、私は糖尿病について何も知りませんでした。そして、ドクターから結果を聞かされたときに、この病気について初めて知りました。<br>
　私の家族の誰にもこの病気はありません。家族の誰もが糖尿病について何も知りませんでした。
</td></tr></table>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問3&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">糖尿病についてどう思いますか？
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　この話を聞いたとき、あまりよくわかりませんでしたが、これは治らない病気で私は死ぬだろうと思いました。
</td></tr></table>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問4&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">糖尿病合併症に関して何かを知っていますか、そして、あなたにはなにか合併症がありますか？
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　知っています。私はとても長いあいだ病気と戦っています。ドクターは治療のときに糖尿病合併症について話してくれます。私は全てを覚えてはいませんが、合併症には、大血管合併症、末梢神経障害、目の合併症、腎不全、足の病変といった、いくつかのタイプがあることを教わりました。<br>
　私は、足はともかく、この2年間で目が悪くなり、読むこともテレビを見ることもできません。ドクターから、糖尿病を自己管理する解説書を読んで、合併症を予防するようにと助言されました。でも、私は読むことができませんから、買いませんでした。<br>
　私は眼鏡を買いましたが、何度も何度も忘れたり壊したりしましたので、もう眼鏡はかけたくありません。
</td></tr></table>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問5&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">この25年、診察や糖尿病治療をどこでなさいましたか？
受けられた治療をどのように思われますか？
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　最初、国立内分泌内科病院（ハノイ）に行きました。そして、Bach Mai病院（ベトナム北部の国立基幹病院、ハノイ）へ移されました。それ以来ずっとこの病院のドクターに診てもらい治療を受けています。ここで何回診てもらったか、あまり多過ぎて思いだせません。この病院のドクターはみな、とても熱心に私を支援し、指導してくれます。<br>
　私は、できればそんな目に会いたくない重症の昏睡に何度も経験しました。ドクターが熱心に治療して下さったおかげで救われ、回復して元の状態に戻ることができました。今回は、その後1か月間、この病院で治療を受けています。今、私はとても良い状態だと感じます。そして、まもなく、退院できると思います。<br>
　初めの頃、家族と私は、ときどきインスリンを使うのが体に悪いのではないかと思いました。その後、それは十分な食事をとらないでインスリン治療をしたためであることがわかりまし<nobr>た。</nobr>
</td></tr></table>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問6&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">あなたはいま、特別な治療をしていますか、どのように指導を受けていますか？
指導に正しく従っていますか、そして継続できていますか？
</td></tr></table>
</div>

<IMG src="/asia_network/2007ima/200710-2.jpg" border="0" vspace="0" align="right">

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　この25年の間、毎日インスリンを自己注射しています。忘れたことはありません。兄は時々それを手伝ってくれます。ドクターは、どんなときでも辛い思いをしないように、自己注射の仕方を教えてくれました。そして、私は自分でできるようになりました。
</td></tr></table>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問7&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">糖尿病とわかったとき、食事はどうしましたか？
どのように言われましたましたか？
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　病気になった頃、ドクターにパスタ（vermicelli）やポテトを食べるように言われましたが、いまはそれらをあまり食べないように言われています。
今ここでは、病院の療養食を食べています。<br>
　自宅では1杯のごはんと野菜や赤味の肉などを食べています。
</td></tr></table>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問8&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">卵、魚は食べませんか、また果物は食べませんか？
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　私は子供の頃から魚が好きではありませんでした。鶏卵はたくさん食べます。果物はたまにしか食べません。家では果物を売っていますが、私はスイカ、ライチ、リューガンを少し食べるだけです。
</td></tr></table>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問9&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">運動はどうしていますか？
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　病気とわかった時はまだ体が丈夫でしたが、農作業で忙しかったので運動はできませんでした。<br>
　今では体力をなくしてしまい多くのことができなくなりました。とても疲れやすく目も不自由になっていて、ときどき何もしたくないと思います。
</td></tr></table>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問10&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">ドクターは、糖尿病の食事と運動の効果について、教えてくれたことがありますか？
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　教わりましたが、よくわかりません。
</td></tr></table>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問11&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">糖尿病とわかったとき、どう思いましたか？<br>
この病気はあなたの生活にどのように影響しましたか？<br>
ご主人や子供たち、家族から支援を得られますか？
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　糖尿病だとわかってから、ずっととても心配でした。悲嘆に暮れたときもあります。私は44歳で姪が一緒にいますが独身生活です。時々とてもさびしく感じます。<br>
　私にプロポーズした男性も何人かいましたが、病気が心配だったのですべて断ってしまいました。自分で身の回りの始末ができなくなるのが心配です。他人に負担をかけるのも嫌です。<br>
　歳をとるにつれてさびしさが増します。私はこの病気のために長生きはできないと思っています。
</td></tr></table>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問12&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">あなたが糖尿病だとわかってから、ご家族はあなたをどのようにしてくれますか？
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　兄弟姉妹、姪や甥が、喜んで私の世話をしてくれます。彼らの助けなしでは、私は生き続けることができなかったでしょう。<br>
　彼らが私の緊急事態を見つけ病院に入院させてくれました。そして、姪と甥は交代で病院にとどまり、毎日の生活を助けてくれます。1ヵ月間入院していますが、彼らは心を込めて世話してくれます。友達も元気付けてくれました。私は、よく食べて、治療に励んで、とても良くなっていると感じています。
</td></tr></table>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問13&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">長期の医療費を払うことができますか？<br>
経済的にあなたを支援する人はいますか？
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　私のささやかな仕事の収入は、毎日の生活と治療費の一部を払うだけで精一杯です。特に入院しているときは、家族から多くの経済的支援を受けています。<br>
　1年前に医療保険（health insurance)に加入したので、診察、治療、お薬の費用をあまり払わなくて済みます。交通費、食事代、ベッド代、雑費などは支払います。<br>
　医療保険は私のような場合にはとても助かります。
</td></tr></table>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問14&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">その他に何か社会的支援を受けておられますか？
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　私の医療保険は今年の7月末日までで終わります。別の保険に加入することはできませんで、貧しい層を対象とした人民公社委員会（commune people committee）から与えられる社会保険(social insurance)へ変更します。そのような保険に加入したことがありませんので、治療費を十分に払えるかはわかりません。それが医療保険（health insurance)のようなものであることを願っています。
</td></tr></table>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問15&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">あなたの地域の糖尿病協会／クラブについて何かご存じですか？<br>
これまで糖尿病プログラムに参加したことがありますか？<br>
そうしたプログラムについてどう思いますか？
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　そのような協会やクラブについて聞いたことがありません。<br>
昨年、甥が糖尿病患者のための食事プログラムに連れていってくれましたが、あまり信じられなかったので、よく思いだせません。
</td></tr></table>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問16&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">なぜそれを信じなかったのですか？
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　私は、糖尿病についてあまり知りませんし、どのような食事が良いのか知りません。だからあまり信じることができません。お薬でこの病気を治すことはできないのに、食事では治せるでしょうか。
</td></tr></table>

<div class="title3">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<nobr>質問17&nbsp;&nbsp;</nobr></td><td valign="top">糖尿病について何か勉強をしていますか？<br>
糖尿病をもっと良く知りたいですか？<br>
あなたの生活で期待したいことは何ですか？
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top">
<b><nobr>Aさん&nbsp;&nbsp;</nobr></b></td><td valign="top">　病院に来た時、ドクターは私にあまり心配し過ぎないようにといわれました。私は糖尿病についてもっと知りたいと思います。読むことができませんが、よりよく自己管理できる知識を得るための、なにか別の方法があることを望んでいます。
</td></tr></table><br>

　本当にありがとうございます。早く体調が良くなって、最愛なご家族の元に戻れるといいですね。
]]></description>
         <link>http://www.dm-net.co.jp/asia_network/04/04.php</link>
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          <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">04</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 26 Oct 2007 17:19:07 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>ベトナムで増加する肥満・糖尿病</title>
         <description><![CDATA[　肥満は世界中で急激に増加しており、高血圧、糖尿病、心臓疾患などの最も重大なリスクファクターでもあります。肥満は、単に身体的な健康問題だけでなく、差別とか自信喪失などの心理的社会的問題さえも引き起こしています。<br>
<br>
　肥満（BMI 30以上）や過体重（BMI 25〜30未満）は、生活水準が高い先進国だけでなく、今やベトナムを含む発展途上国の問題でもあります。<br>
<br>
　ベトナムは世界的な経済に参画するなかで多くの経済的成果を挙げ、個人所得も増えて生活水準も向上しました。しかし、国の経済が発展する反面、深刻な健康問題がクローズアップされてきました。

<IMG src="/asia_network/2007ima/200711-1.jpg" border="0" align="right">

<div class="title3">肥満と糖尿病</div>

　なかでも肥満・糖尿病関連疾患の増加は目だっています。糖尿病の患者数は毎年が急激に増加し、肥満者の増加はそれを更に上回っています。<br>
<br>
　肥満と糖尿病には密接な関係性が見られ、多くの研究が肥満者の糖尿病発症リスクが健常な人に比べ 3〜5倍も高いとしています。<br>
<br>
　1995年に行われた大規模な疫学調査までは、ベトナムでは過体重は比較的少なく、肥満は稀れでした。しかし、1995年以後、過体重と肥満が、全国どこでも、すべての階層の人々に急激に拡がりました。特に生活水準が大幅に改善された大都市において顕著です。

<div class="title3">こどもにも過体重と肥満が</div>

<ul>
<li>国立栄養研究所が行った健康調査では、1995年以前のこどもの過体重（BMI 25〜30未満）は無視できる程度でしたが、1996年以降過こどもの体重率が上昇し始めています。ホーチミン市の5歳未満のこどもの過体重率の調査では、1996年は2％、2001年は3.3％でした。過体重や肥満の傾向は月齢49〜59か月目に現れ、年齢とともに増加します。男児の肥満率が女児を上回っています。
<li>1996年国立栄養研究所が行った調査では、年齢毎の平均体重の2SDを超える肥満のこどもの割合が0.5％でした。
<li>1997年から1998年にかけて、パストゥール研究所が行ったニャチャンでの調査では、3歳から10歳までのこども3,305名の肥満率(obesity rate)は3.5％でした。
<li>1997年にLe Thi Hai がハノイで行った調査では、過体重（overweight）のこどもが全体で4.1％、男子が5.8％、女子が2.2％という結果でした。
<li>1998年にホーチミン市で行われたTran Thi Hong Loanの調査では、過体重の比率（overweight rate）は全体で12.2％、男子が17.6％、女子が6.8％でした。
<li>1999年のNguyen Thinがニャチャン行った調査では、幼稚園にいく年齢のこどもの過体重率（overweight rate）は4.2％でした。
<li>2000年にLe Thi Bach Maiが行った全国調査では、6〜12歳までのこどもの全国平均過体重率（overweight rate）は2.2％で、都市部では6.6％、農村部では1.2％という結果でした。
<li>2001年ハイフォンで行われたNguyen Thu Hienの6〜11歳までのこどもの調査では、過体重率（overweight rate）が全体で10.4％ 、男子が13％と女子が 7.5％でした。肥満率（obesity rate）は全体で6.2％ （男子が7.3％、女子が 5.1％）でした。
<li>2001年ハノイ Dong Da地区で行われたVu Hung Hieu の調査では、6〜11歳のこどもの過体重率（overweight rate）は9.9％でした。
<li>2002年にハノイの都市部でTran Thi Phuc Nguyetの調査では、4〜6歳のこどもの過体重率（overweight rate）は4.9％（男児6.1％、女児3.8％）でした。肥満率（obesity rate）は3.1％でした。
<li>2002年Le Thi Haiがハノイ第7地区で行った調査では、7〜12歳のこどもの7.9％が過体重（overweight）でした。
</ul>

<div class="title3">成人の過体重と肥満</div>

<ul>
<li>国連食糧農業機関（FAO,1990年)によると、ベトナム都市部の肥満率（obesity rate）が1.54％で、1985年の0.4％の4倍に近い値でした。
<li>1994年の国立研究所の調査（1994）では、全国平均の肥満率（obesity rate）が1.5％で、都市部が5％でした。
<li>Tran Dinh Toanhが政府職員（45歳以上）を対象に行った調査では、1990年に4.4％だった過体重率（overweight rate）が1995年には6.97％まで増加しました。
<li>1997年のDo Thi Kim Lienが50〜59歳の人を対象に行った調査では、男性の15.5％、女性の19％が過体重（overweight）でした。
<li>1999年のNguyen Thi Kim Huongが15〜49歳の女性を対象にした調査では、10.7％が過体重（overweight）でした。
<li>2000年Le Thi Bach Mai が主導した全国栄養調査では、15〜49歳の女性の過体重全国平均値4.65％で、都市部が9.2％、農村部が3.0％という結果でした。
<li>2001年にDoan Tuong Viがハノイで行った調査では、過体重率（rate of overweight）は15％でした。
<li>2002〜2003年にホーチミン市でLe Khac Ducが行った調査では、過体重率（overweight rate）が11％、肥満率（obesity rate）が10.9％という結果でした。
<li>ベトナム統計局によると、ベトナムの16歳以上の栄養状態は変化しつつある。1992年と2002年で過体重率（overweight rate）を比べると、男性では3.2％から13.2％へ、女性では8.1％から13.2％へ増加しています。
</ul>
　これらは全国から広く収集された十分な統計ではなく、多くが1つの地域あるいは省からのものです。これらの数値で全国を代表させることはできませんが、ベトナムでの過体重と肥満が急激に増加していることをはっきり理解できます。そして、この数は膨大なものになるでしょ<nobr>う。</nobr>

<div class="title3">過体重と肥満増加の原因</div>

　ベトナムで急激に上昇した個人所得は、日常習慣や食文化がよりハイレベルに、より速く進展していく原動力といえます。しかし、実際の食事の変化では、高エネルギー化をもたらす脂質を多く含む食品や肉類の増加が目立ち、これらは栄養バランスの観点から見ると決してよい傾向ではありません。<br>
<br>
　食品加工や調理法も、脂質や砂糖の多く使用する高エネルギーの方法に変わりました。これは、身体的活動や運動をしなくなった現在のベトナムの人々にとって、健康のために好ましくありません。ベトナムは世界的な経済に参画し他国からの輸入品を使うスタイルが次第に定着し、特に西側諸国からのものが目立っています。なかでも圧倒的な広告を伴うファーストフードは、ベトナムの人々をますます強く惹きつけ、食生活の変化を引き起こしています。<br>
<br>
　ベトナムは伝統的な農業経済社会からから、近代的農業経済産業、貿易、サービス産業社会へ、一気にビッグジャンプしました。身体を使った物作りからオフィスでのデスクワークへ、近代的な機器の設置は身体的労働から多くの人々を解放しました。<br>
<br>
　そして、インターネットや電子的娯楽サービス、テレビの普及は人々の時間を大きく浸食しています。これらはあきらかに身体的活動や運動の減少を招くでしょう。<br>
<br>
　ベトナムでは、昔から妊婦にたくさん栄養を摂らせる習慣があり、妊娠による体重増加が15〜20kgというようなこともめずらしくありませんでした。この妊娠時の手厚い世話と、過剰ともいえる栄養供給がベトナムでの子供の肥満率増加に関わっているといわれています。今日では国の人口抑制策もあり一般家庭の子供の数は1〜2人がほとんどです。出産後も子どもたちは昔に比べて更に手厚く世話をされて育てられます。授乳期には、さまざまな種類のミルクや栄養補助食品が使われるようになりました。そして、こどもたちにもインターネットやゲームの影響も出始めていると考えられています。<br>
<br>
　これらのことに今後もしっかり注目していかなくてはならないでしょう。<br>
<br>
　次にベトナムでの過体重や肥満増加の原因をまとめました。
<ul>
<li>生活スタイルの変化
<li>都市化
<li>より高くなった平均寿命
<li>エネルギー消費の少ない仕事、機械化と自動化
<li>テレビを見る、その他活動的でない娯楽の普及
<li>食生活の変化、ファーストフードの普及
<li>脂質含有量の高い食品
<li>家庭以外の食事（外食）の増加
</ul>

<b>BMIと糖尿病</b><br>
　過体重、肥満と2型糖尿病に密接な関係があることは、既に世界中の多くの研究で明らかで、ベトナムも例外ではありません。<br>
　ベトナムでの研究はまだ多くありませんが、何人かの研究者がこれらの情報に関係するデータベースを科学的研究の一環として作っています。<br>
　これらの肥満等の分類基準はThe classification standards BMI based on he warning levels for the Asia-Pacific region by WHO-2000によっています。

<ul>
<li>Tran Duc Thoと共同研究者らは、ベトナムでの研究結果として、BMI 25以上の人の2型糖尿病発症リスクは正常な人の3.75 倍になると述べています。
<li>Thai Hong Quangの研究によると、糖尿病の発症頻度は、肥満度1（BMI 30〜35）で健常人の4倍、肥満度2（BMI35〜40)で30倍になるとしています。
<li>2001年に国立内分泌内科病院が4大都市で実施した調査では糖尿病とBMIに相関がみられました（<b>図1</b>）。<br>
<div class="moji3" align="center">
<table border="0" cellpadding="10"><tr><td align="left">
<b>図1　BMIと糖尿病および耐糖能異常（IGT）の有病率の関連</b><br>
<IMG src="/asia_network/2007ima/200711-1.gif" border="0" vspace="5">
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" cellpadding="10" align="right">
<tr><td valign="top" class="moji3" align="left">
<table border="0" cellpadding="0"><tr><td valign="top"><b>表1　</td><td valign="top"><b>ベトナムのこども（5歳以下）の<br>過体重、肥満の傾向</td></tr></table>
<table border="0" cellpadding="5" cellspacing="2">
<tr><td valign="top" bgcolor="f4b4a3">BMI</td><td valign="top" bgcolor="f4b4a3">糖尿病</td><td valign="top" bgcolor="f4b4a3">耐糖能異常（IGT）</td></tr>
<tr><td valign="top" align="center" bgcolor="ededed">≧23</td><td valign="top" align="center" bgcolor="ededed">7.0</td><td valign="top" align="center" bgcolor="ededed">13.8</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="ededed">＜23</td><td valign="top" align="center" bgcolor="ededed">2.6</td><td valign="top" align="center" bgcolor="ededed">6.1</td></tr>
</table></td></tr>
</table>
<li>2002年の国家調査として、同様の方法で全国の大規模な調査を行い、世界各地で行われた調査と同様の、BMIが高ければ糖尿病、IGTの割合も高いという結果を得ました（<b>表1</b>）。
<li>国立内分泌内科病院が2003年から2004年にかけて行った最新の調査によると、同院初診時の患者さんのBMI分布は<b>図2</b>の通りです。<br>
<br>
<div class="moji3" align="center">
<table border="0" cellpadding="10"><tr><td align="left">
<b>図2　初診時の糖尿病患者のBMI分布</b><br>
<IMG src="/asia_network/2007ima/200711-2.gif" border="0" vspace="5">
</td></tr></table>
</div>
</ul>

<b>ベトナムの糖尿病の特徴と今後の対策</b><br>
　糖尿病患者の多くの人が、正常範囲のBMI（18.5〜22.9）(23.0〜24.9）に分類され、過体重と肥満は33.8％でした（分類はThe classification criteria of BMI for Asia recommended by WHOによる）。このことから、糖尿病患者の肥満率が80〜90％である西欧諸国に比べ、ベトナムの糖尿病患者の肥満率がとても低く、ベトナムの糖尿病には何か異なったところがあるとされています。<br>
　ベトナムの糖尿病患者のBMI平均値は 21.7 ± 3.0 kg/m<sup><small>2</small></sup>で、この地域の他国、例えば中国が 24.8 ± 3.3 kg/m<sup><small>2</small></sup>、タイが　24.9 ± 4.1kg/m<sup><small>2</small></sup>、インドネシアが 23.8 ± 3.8kg/m<sup><small>2</small></sup>、マレーシアが 26.0 ± 4.3kg/m<sup><small>2</small></sup> など比べ低くなっています。<br>
　しかし、この数値も2002年の全国調査の値 BMI 18.9にくらべれば明らかに高くなっています。ベトナムでの近年このような増加傾向は、今後の数年間も同様のペースで進むと見られています。<br>
　次にベトナムでの生活環境の異なるの人々のBMI値を<b>表2</b>に示します。<br>
<br>

<table border="0" cellpadding="0">
<tr><td valign="top" class="moji3">
<b>表2　生活環境の異なるの人々のBMI値</b>
<table border="0" cellpadding="5" cellspacing="2">
<tr><td valign="top" bgcolor="f4b4a3" rowspan="2">研究者</td><td valign="top" bgcolor="f4b4a3" rowspan="2">調査年</td><td valign="top" bgcolor="f4b4a3" rowspan="2">調査対象</td><td valign="top" bgcolor="f4b4a3" rowspan="2">年齢</td><td valign="top" bgcolor="f4b4a3" colspan="2">BMI(kg/m<sup><small>2</small></sup>)</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="f4b4a3">男性</td><td valign="top" bgcolor="f4b4a3">女性</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="fcd7ce">Ha Huy Khoi, Le Bao Khanh</td><td valign="top" bgcolor="ededed">1991</td><td valign="top" bgcolor="ededed">Red River デルタ地帯<br>の農民</td><td valign="top" bgcolor="ededed">41〜60</td><td valign="top" bgcolor="ededed">19</td><td valign="top" bgcolor="ededed">18.6</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="fcd7ce">Tran Dinh Toan,Trinh Van Minh</td><td valign="top" bgcolor="ededed">1992</td><td valign="top" bgcolor="ededed">ハノイ郊外の農民</td><td valign="top" bgcolor="ededed">45〜59</td><td valign="top" bgcolor="ededed">18.9</td><td valign="top" bgcolor="ededed">19.2</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="fcd7ce">Tran Dinh Toan, Nguyan Mai Hoa</td><td valign="top" bgcolor="ededed">1993</td><td valign="top" bgcolor="ededed">大学生</td><td valign="top" bgcolor="ededed">19.6±2.6</td><td valign="top" bgcolor="ededed">18.7</td><td valign="top" bgcolor="ededed">18.4</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="fcd7ce">Ha Huy Khoi, Do Thi Kim Lien</td><td valign="top" bgcolor="ededed">1993</td><td valign="top" bgcolor="ededed">妊娠可能年齢の女性</td><td valign="top" bgcolor="ededed">32.7±8.4</td><td valign="top" bgcolor="ededed"></td><td valign="top" bgcolor="ededed">18.7</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="fcd7ce" rowspan="4">Tran Dinh Toan</td><td valign="top" bgcolor="ededed">1,990</td><td valign="top" bgcolor="ededed" rowspan="4">政府職員（ハノイ）</td><td valign="top" bgcolor="ededed" rowspan="4">45歳以上</td><td valign="top" bgcolor="ededed">19.07</td><td valign="top" bgcolor="ededed">20.02</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="ededed">1,991</td><td valign="top" bgcolor="ededed">20.01</td><td valign="top" bgcolor="ededed">20.43</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="ededed">1,993</td><td valign="top" bgcolor="ededed">20.55</td><td valign="top" bgcolor="ededed">20.75</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="ededed">2,001</td><td valign="top" bgcolor="ededed">23.21±2.85</td><td valign="top" bgcolor="ededed">22.92±2.77</td></tr>
<tr><td valign="top" bgcolor="fcd7ce">Le khac Duc</td><td valign="top" bgcolor="ededed">2002</td><td valign="top" bgcolor="ededed"></td><td valign="top" bgcolor="ededed">45歳以上</td><td valign="top" bgcolor="ededed"></td><td valign="top" bgcolor="ededed">23.0±2.2</td></tr>
</table></td></tr>
</table><br>

　上記の諸統計から、明らかにベトナムの過体重、肥満、糖尿病の増加傾向を見ることができま<nobr>す。</nobr><br>
<br>
　これらの問題に対処するために、2001年2月22日、「2001年から2010年までの国家栄養戦略」の提案が了承され、政府が実施することになりました。この国家戦略では栄養上の目標に加えて、ベトナムでのBMI目標値を20〜22としています。これは過体重、肥満の減少にとどまらず、糖尿病を含む多くの慢性疾患の減少も達成しようというものです。

<blockquote>
<div class="moji3"><font color="696969">
Reference<br>
1) Le Khac Duc : First assessment on overweight and obesity problem among air-force officers. The Vietnam Medical Journal.<br>
2) Le Thi Hai：Obesity study among students from 2 primary schools in Hanoi. The Journal of epidemic prevention , volume VII : 1997<br>
3) Le Thi Hai, Nguyen Thi Lam : Overweight and Obesity issues amongst children from 7-12 in 7 districts of Hanoi. The Vietnam Medical Journal : 2003<br>
4) Vu Hung Hieu : Overweight and obesity issues and risks among primary students in Dong Da District, Hanoi. The Journal of Practical Medicine : 2002<br>
5) Nguyen Thu Hien : Study on overweight and obesity among children of 6-11 in Hong Bang District, Hai Phong : City. Master of Medical Study Thesis : 2001<br>
6) Le Thi Khanh Hoa : Nutrition and Nutrition Related Factors Assessment on children of 3-6 in Ba Dinh District Hanoi. Master of Public Nutrition Thesis.<br>
7) Nguyen Thi Kim Hung : Overweight and obesity issues among people of different classes in HCM City 1996-2001. The Journal of Practical Medicine : 2002<br>
8) Ha Huy Khoi : Nutrition in Transitional Period. Nutrition of Chronic Diseases. Medicine Publish House.<br>
9) Do THi Kim Lien : Overweight and obesity trend among students in Hanoi 1995 - 2000. The Journal of Practical Medicine, Nutritional issues.<br>
10) Tran Thi Hong Loan：Overweight and Obesity Issues among children of 6-11 in Dristrict 1, HCMC. PhD Thesis on Public Nutrition : 1998<br>
11) Le Thi Bach Mai : Real diet changes and Nutritional Issues in Vietnam 1999-2000. Hanoi Scientific Seminar on Overweight and Obesity Impacts on Public Health.<br>
12) Hoang Tich Mich : First Access to Obesity among workers living inside Hanoi : 1962<br>
13) Tran Thi Phuc Nguyet : Assessment to overweight and obesity on children 4-6 in urban areas of Hanoi. Master of Medical Study Thesis : 2002<br>
14) Tran Dinh Toan, Body Mass Index (BMI) in government worker above 45 and its relations to some Health Care Targets. PhD Thesis.<br>
15) Tran Dinh Toan : Some nutritional athropometry targets of government officers (above > 45years)　through 3 surveys in 1990, 1993, 1996. The journal of epidemic prevention.<br>
16) Pham Duy Tuong, Tran Thi Loan : Overweight situation and some related issues among students of 12-15 in a district of Hanoi. Vietnam Medical Journal : 2003<br>
17) Doan Tuong Vi : Study on some Obesity risks among adults. The Journal of Practical Medicine.
18) National Nutrition Institute, MoH : Overweight and Obesity Impacts on Public Health. Guideline for Public Nutrition and Food Assessment : 1998, 2002<br>
19) National Nutrition Institute : Assessment and Intervention for some Nutritional Risks on Public Health. National Study Program : 2001<br>
</font></div>
</blockquote>]]></description>
         <link>http://www.dm-net.co.jp/asia_network/05/05.php</link>
         <guid>http://www.dm-net.co.jp/asia_network/05/05.php</guid>
        
          <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">05</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 21 Nov 2007 18:04:17 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>ダナン病院の2型糖尿病の患者さん</title>
         <description><![CDATA[<table border="0" cellpadding="20" align="right"><tr><td align="left" class="moji3" width="180">
患者さん達と会ったダナン病院（ダナン市内）
<table border="0" style="margin:0px 0px 10px 0px;">
<tr><td valign="top">
<IMG src="/asia_network/2007ima/200712-01.jpg" border="0">
</td></tr></table>
Aさんは1週間前に意識不明で入院しました
<table border="0" style="margin:0px 0px 10px 0px;">
<tr><td valign="top">
<IMG src="/asia_network/2007ima/200712-02.jpg" border="0">
</td></tr></table>
</td></tr></table>

　ダナン病院で、入院してインスリン治療をされている2型糖尿病の患者さんにお会いしお話をうかがうことができました。<br>
<br>
　ドクターのお話によると、そのとき入院治療していたのは2型糖尿病の患者さんだけで人数は少なく、こちらでは糖尿病患者さんのほとんどが在宅治療をしながら毎週火曜朝に定期検診に病院に来るという方法を選んでいるそうです。訪問したのが木曜日だったで、1型糖尿病患者を含めて在宅治療をしている患者さん達とお話する機会を逃してしまい、ちょっと残念でした。<br>
<br>
<b>Aさんは、ダナン省の公社で農業をしておられる52歳の女性です。</b><br>
　Aさんは、絶えまない疲れや頻尿などの症状が1年以上続いていました。Aさんは、1週間前に意識不明の急患としてこの病院に運ばれて、糖尿病と診断されました。お会いしたときは、3日間の意識不明から覚めて、まだ日にちがたっていない状態でした。
<dl><dt>
＜Aさんの話＞
<dd>
　1年以上、ずっと病気で苦しんでいましたが、田舎のことでいろいろ限りがあります。私は病気がそれほど深刻ではないだろうと思い、薬局でいくつかの薬を買って飲みましたが、何の薬だったかはよくわかりません。<br>
　2006年の旧正月（旧暦の正月、2006年は太陽暦で2月）のころ、もっと悪くなったと感じましたが、病院へは行きませんでした。視力がますます悪くなりましたが、医学的検査は受けず薬剤師さんから点眼薬を貰っただけでした。とても早く空腹を感じるようになり、具合が悪いとき以外はたくさん食べていました。また、いつも喉に渇きを感じ、尿も増えました。<br>
　具合が悪くなる前の私は、とても丈夫で畑仕事等とてもよく働いていました。私は糖尿病について何も知らなかったので、どうすればいいかも全くわかっていませんでした。<br>
　数か月前にあまりに具合が悪くなったので、近くの病院へ行き、胃痛と診断され治療を受けました。そして、1週間前に意識を失い、前回の病院からダナン病院に転送されて、この病院のドクターから糖尿病ですといわれました。私は3日前に意識が戻りましたが、まだひどく疲れている感じです。<br>
　私はどのタイプの糖尿病であるかわかりません。<br>
　ドクターは、甘いものを食べない方がよいといいます。<br>
　病院では私が使える食品を売っていませんので、夫と姉妹が外で買ってきてくれたものを貯えています。<br>
　私は医療保険をもっていますが、どれくらい支払うのか、また、いつごろ退院できるのかもわかりません。<br>
　自分の健康状態がどうなのか、治おるのか治らないのかわかりません。治療ができるのかできないのか、回復が可能なのかもわかりません。この病気は治らないといわれ、とても心配で<nobr>す。</nobr>
</dl>
<table border="0" cellpadding="20" align="right"><tr><td align="left" class="moji3" width="180">

Bさんはこどもさん達と一緒に暮らしています。
<table border="0" style="margin:0px 0px 10px 0px;">
<tr><td valign="top">
<IMG src="/asia_network/2007ima/200712-03.jpg" border="0">
</td></tr></table>
</td></tr></table>

<b>Bさんは59歳の男性で退職するまで政府職員でした。</b><br>
　Bさんは職場の定期検査で糖尿病を発見されました。当時、家族はBさんがそう長くは生きられないと思い、Bさんの老後の年金として与えられる退職金について尋ねました。Bさんは治療費の支払いのための保険に入っていなかったので、治療費はこども達が支払うことになります。
<dl><dt>
＜Bさんの話＞
<dd>
　この病気になってから、いつもとても疲れて、喉が渇き、尿が多くなりました。ダナンで住んでいる地区の病院で定期的なメディカルチェックを受け、食中毒といわれてダナン病院に送られました。<br>
　私の家には血糖測定器などありませんから、今血糖値がどの位かなんて知りませんでした。<br>
　私は心臓が苦しく、肺にも問題があり、腎臓も不完全な状態です。<br>
　ドクターはコーヒー、たばこ、お酒を飲まないで、よい食事を取るようにいいましたが、それは私にとっては難し過ぎます。私が最初に病気だと気付いたころ、好きなものは何でも食べていました。更にこの病気が悪化して少しがまんするようになりましたが、酒、たばこ、コーヒーをやめることはできず、ときどき飲みにもでかけました。<br>
　私の毎日の食事は子供たちが世話してくれます。私は何でも食べますし、家族の食べ物と同じものを食べます。私のための特別な食べ物はありません。私は糖尿病が回復しにくいことを知っています。特に歳を取っていると・・・。
</dl>
<table border="0" cellpadding="20" align="right"><tr><td align="left" class="moji3" width="180">
Cさんにいろいろご意見をいただきました
<table border="0" style="margin:0px 0px 10px 0px;">
<tr><td valign="top">
<IMG src="/asia_network/2007ima/200712-04.jpg" border="0">
</td></tr></table>
</td></tr></table>

<b>Cさん（54歳、男性）は国営企業の警備員しています。</b><br>
　Cさんはとてもはっきりアッピールされ、理解されるのも早い印象でした。この病院で4か月以上治療を受けていますが、いつ頃退院できるか、まだ聞かされていないそうです。
<dl><dt>
＜Cさんの話＞
<dd>
　数か月前から、ひどい不快感を感じるようになり、いつも空腹でたくさん食べるようになりました。そして、健康チェックに行き、自分が糖尿病であることがわかりました。これより前に、私はこのような病気について何も聞いたことがありませんでした。<br>
　地区の病院で治療していたときの血糖値は、だいたい360〜490mg/dLの範囲内でした。ダナン病院に転院してから、私の血糖値は200〜220mg/dLまで下がりました。<br>
　ここではとてもよい食事が食べられますからこの血糖値のレベルが維持できていると思います。しかし、家に帰った時にどうすれば良いかがわかりません。<br>
　そして、外での付き合いのことです。たばこを勧められたり、仕事の後に友人からお酒を飲みに行こうと誘われることを避けたり、断ったりすることはとても難しいです。<br>
　私は健康保険に入っていますが、経済的困難に直面しています。今私は1か月あたり数十万ドンの給料(参考：十万ドン＝約800円)の70％相当の支払いを受けていますが、病院での生活費と交通費はとても高いです。この4か月間の支払いは1千万ドン（約8万円）になっています。<br>
　ですから、現在の私の最大の関心事はお金が足らないのではないかということです。<br>
　その上、私の仕事の能力は恐らく50 ％くらい減少しているでしょう。この病気が見つかってから、4か月ちょっとの間に体重が15kg減り、55kgだった体重が今は40kgです。仕事の能力の低下、給料の減少と治療費のことがとても心配です。<br>
　また、糖尿病を治癒できるかどうかわからず、合併症で盲目になったり足を切断したりすることもあると聞いて、不安になります。<br>
　ドクターは食事療法を提案してくれますが、誰かにアシストを頼めるようなお金持ちの人たちだけに適しているように感じます。<br>
　私たちのような労働者には、ヤギ、羊肉、オムレツ、カレー、季節に合わせた麺、牛肉のソテーなどを毎日の食事にする余裕などありません。<br>
　このような食事療法には、毎日30万ドン(約2400円）くらい必要ではないかと思います。私たちが1日に稼げるのは数万ドンですから、とてもそんな余裕はありません。<br>
　ドクターが私たちにふさわしい食事療法を指示して下さることを望みます。私たちができるのはせいぜい1食あたり5〜6千ドン（約40〜50円）くらいでしょう。<br>
　インターネットのことはわかりません。私のこどもが多分知っているでしょう。私はインターネットを学ぶつもりはありませんから、インターネットの情報を使うこともないでしょう。
</dl>
<table border="0" cellpadding="20" align="right"><tr><td align="left" class="moji3" width="180">
Dさんは1人暮らしが寂しいといわれました

<table border="0" style="margin:0px 0px 10px 0px;">
<tr><td valign="top">
<IMG src="/asia_network/2007ima/200712-05.jpg" border="0">
</td></tr></table>
</td></tr></table>

<b>Dさんはダナン市に住んでおられる73歳の女性です。</b><br>
　Dさんはご主人が重い病気で、彼女の長い介護の果て、亡くなりました。その後、彼女は疲れを感じるようになり、水をたくさん飲み、排尿の回数が増え、体調が急速に悪化して甘いものがとても欲しくなりました。<br>
<br>
　彼女は、病院での長かったご主人の介護の後の疲れによる普通の症状だろうと考えていました。しかし、末の娘の夢の中に亡くなったご主人が現れ、彼女は病気だから早く治療が必要だといいました。<br>
<br>
　そこで、こども達は健康診断のために伝統的な医療をする病院に連れて行きました。そして、ドクターと別れようとした間際に、尿テストの結果で糖尿病が見つかりました。それは2000年のことでした。<br>
<br>
　彼女の家族にはだれも糖尿病はいません。<br>
<br>
　以来、血糖値はいつも高く250〜290mg/dL、まれに400mg/dLもあり、最も低い値が120mg/dLです。<br>
<br>
　彼女はインスリン注射の仕方を覚え、在宅で自己注射をしています。また、健康に関するテーマのTV番組等をチェックするようにしています。<br>
<br>
　しかし、近ごろ血糖値が高くて、脳循環障害の徴候があるので、ほとんど病院にいます。彼女はこども達の世話にはなれないと思っています。
<dl><dt>
＜Dさんの話＞
<dd>
　私には数人のこどもがいますが、こども達が素晴らしいとはいえません。このような病気の私に常に注意を払えるこどもはおりません。私は入院が長くなりました。こども達は1度か2度は訪ねてくれますが、続けて世話してくれるものはおりません。<br>
　私は食べ物を、まだ歩ける同室の人に病院の外から買ってきて貰います。それができないときはインスタント麺か、ミルクとパンにします。<br>
　家にいるときは、元気なときは自分で料理します。具合が悪いときに食べるものが無ければ、ただベッドで寝ています。もし、牛乳が届けばそれを飲みます。<br>
　視力はもう悪くなっており、ドクターは手術が必要ですといわれるのですが、私はためらっています。<br>
　体を清潔に保つようにして、食事療法もしていますから、合併症はでていません。そして、より多くの経済的困難を持たないよう健康保険と年金を持っています。<br>
　でも、こども達に世話をしてもらえないことが寂しいです。<br>
　私はいつ退院できるかわかりません。以前より、かなり疲れているように感じます。
</dl><br>
　今回2型糖尿病の患者さんとお会いして、皆さんが糖尿病といわれるまで糖尿病について何も知らなかったことに驚きました。ベトナムの食糧事情が食糧不足から栄養過多に急激に変化したことに関係するのではないでしょうか。糖尿病の啓蒙がとても必要であると感じます。<br>
<br>
　糖尿病は食事療法が欠かせませんが、Cさんが指摘されるように、ベトナムの日常的な料理法と廉価な食材でできる食事療法の普及が是非必要です。<br>
<br>
　患者さん達は一様に治療費の支払いについて心配されていました。治療費、食事療法の費用、関係者が支払う交通費など大きな出費になっています。医療保険などでカバーされている人もおられましたが十分ではないそうで<nobr>す。</nobr><br>
　そして、Dさんがこども達にあまり負担をかけたくないが、やはり1人は寂しいと言われたことが心に残りました。患者さんには家族など関係者に支えられて、共に生きていると感じられることが必要です。<br>
<br>
　患者さん達が、サポートされ、理解され、関係する人々の世話が受けられることを願わずにはいられません。]]></description>
         <link>http://www.dm-net.co.jp/asia_network/06/06.php</link>
         <guid>http://www.dm-net.co.jp/asia_network/06/06.php</guid>
        
          <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">06</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 19 Dec 2007 16:12:00 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>ベトナムのヘルスケアシステムと糖尿病</title>
         <description><![CDATA[<table border="0" align="right" style="margin:0px 5px 0px 10px;">
<tr><td valign="top" class="moji3" width="240">
<b>図1　国立中央内分泌病院の待合室</b><br>
<IMG src="/asia_network/2008ima/200802-1.jpg" border="0" vspace="2">
</td></tr></table>

<div class="title3">ベトナムのヘルスケアシステム</div>

　ベトナムのヘルスケアシステムは、国（中央）、省、地区、地域共同体（小規模な自治体で町内会、村なども）の4つの段階に分けられます。そして、地域共同体および地区レベルの施設が、健康上の問題を速やかに見出し最初の対応する、ヘルスケアサービスの要の役割を担っています。

<div class="title3">地域共同体のヘルスケアセンターの役割と現状</div>

　国のヘルスケアシステムの中で、地域共同体のヘルスケアセンターは精通した常用の薬剤や技術で対応するプライマリーの施設です。ここの属するヘルスケア従事者がエリアの村々を担当しヘルスケア・サービスをしています。<br>
<br>
　現在、1万732の地域共同体のうち1万339の共同体でヘルスケアセンターが利用可能です。しかし、このうち7,976の共同体のヘルスケアセンターがサービス改善のための資金を必要としており、なかでも、1,183のヘルスケアセンターは問題を抱えた状態です。その中で393の共同体はヘルスケア施設を持っておらず、あとの790の共同体は仮の施設でヘルスヘアサービスを行っています。
<div class="moji3">（from the Health care Report of first half 2007 - Ministry of Health（MoH) 16/08/2007による）</div>
<br>
　人的な面での問題は、不適切な人数が不適切に配置されていることであり、そのうえ地域共同体施設のヘルスケア従事者に対するトレーニングや再トレーニングが不足していることです。地域共同体施設のヘルスケア従事者の多くは卒業後、長年働いていますが再トレーニングは全く受けていません。学校時代に得た知識は忘れさられ、新しい知識も得られないままです。そのため地域共同体施設のヘルスケアサービスの質低下も見られます。<br>
<br>
　ベトナム厚生省の調査によると、行政の基準に適合する地域共同体のヘルスケア施設は全体の9.8％だけです。予算不足のため、使用<nobr>可能</nobr>な設備が整っているものは、全体の3分の2だけです。<br>
　また別のベトナムの生活水準に関する研究では、病気になったときに国のヘルスケア・サービスに行くのは総人口の15％のみであることがわかりました。　さらにベトナム厚生省によれば、基準適合の地域共同体施設であっても、疾病構造変化や人々の要求増加に対し、ヘルスケアサービスの対応は遅れていると言えます（ライフおよび健康タイムズ8/2007による）。

<div class="title3">地区ヘルスケアセンターの役割と現状</div>

<table border="0" align="right" style="margin:15px 5px 15px 15px;">
<tr><td valign="top" class="moji3" width="240">
<b>図2　Trung Tu 入院型ヘルスケアセンター、Dong Da地区（ハノイ）</b><br>
<IMG src="/asia_network/2008ima/200802-2.jpg" border="0" vspace="2">
</td></tr></table>

　地区ヘルスケアセンターは、患者に専門治療を行うプライマリーの施設で、地域共同体のヘルスケア施設を直接支援し、一方、研究に集中し高度な専門的なヘルスケア技術を開発する省・中央のヘルスケアセンターの負担を減らしています。<br>
<br>
　国家公務員対象の調査（30回目、1999年6月）が、全国の600の地区（地区、地方都市および州の都市）5万8,936人を対象として行われ、対象地区のすべて(100％）にヘルスケアセンターがあり、従事する医師は20％、薬剤師は1％以上が大卒でした（医療政策マガジンより）。これは、地区のヘルスケアセンターの医療従事者の約5分の1しか大卒者レベルの知識を持たないことを意味します。<br>
<br>
　このように地区で働くドクターや大卒薬剤師の数がまだ非常に少ないのは明らかです。彼らの資格は十分に生かされているとは言い難く、人員配置も適切とはいえません。このように現状のヘルスケア・サービスには限界もありま<nobr>す。</nobr>

<div class="title3">省、中央のヘルスケアサービスの役割と現状</div>

<div align="center">
<table border="0" style="margin:0px 0px 10px 0px;">
<tr><td align="left" class="moji3">
<b>図3　ベトナムの国立内分泌センター7施設の所在地</b><br>
<IMG src="/asia_network/2008ima/200802-3.jpg" border="0" vspace="2">
</td></tr></table>
</div>

<table border="0" align="right" style="margin:0px 5px 0px 10px;">
<tr><td valign="top" class="moji3" width="240">
<b>図4　Da Nang病院（省の基幹病院）</b><br>
<IMG src="/asia_network/2008ima/200802-4.jpg" border="0" vspace="2">
</td></tr></table>

　省の、特に中央の大病院には高い資格の持つ医療従事者が多くいます。糖尿病の予防と治療の面からみても、内分泌学の教授、準教授や研究員、糖尿病専門医も多くいます。<br>
<br>
　ベトナムの糖尿病治療および予防ネットワークは、通常大きな病院間で<nobr>構築</nobr>されています。例えば、中央内分泌病院、Bach Mai病院の内分泌糖尿病科、Thanh Hoa内分泌病院、Nghe An 内分泌センター、ダナン病院内分泌科、ホーチミンの内分泌センターなどです。<br>
　現在、内分泌糖尿病センターのネットワークはまだとてもに弱く、内分泌疾患の入院病棟は大都市の大病院のみで利用可能です。山岳地域の省にはまだ内分泌糖尿病の入院病棟はありません。<br>
<br>
　国立中央内分泌病院を除き、7つの国立内分泌センター（Lao Cai、Yen Bai、Son La、Hoa Binh、Thanh Hoa、Nghe An、Quang Ngai）があり、その他19 の内分泌病棟が予防医学センターにあり、17の内分泌入院病棟が省の病院にあります。

<div class="title3">糖尿病患者さんに見られる深刻な問題</div>

　まず、ベトナムでは初診のときに既に合併症で苦しんでいる糖尿病患者さんの割合が非常に高いことです。合併症のほとんどが最小血管症、末梢神経、足などに関係しています。患者が合併症を持つと治療コストはより高く、治療期間もより長くなり、その一方で回復能力は低下します。<br>
　ドクターは患者さんを速く回復させるための挑戦をしていますが、多くの患者さんは治療を通じて幾多の困難に直面します。なぜなら、糖尿病の治療は結局長期に亘るかあるいは人生のプロセスそのものになってしまい、中途で治療の余裕も失われるケースが多くあります。このことが理由かもしれませんが、
<ol>
<li>治療を受けない。
<li>実際に症状が悪化した場合だけ治療する。
<li>ちょっと良くなったと感じたら治療を途中で中断してしまう。
</ol>
　というような選択をする患者さんが多く見られます。<br>
<br>
　また、糖尿病に関する患者さんたちの意識があまり低く、もう最終段階というときにやっと医学的チェックを受けにくることも多いのです。<br>
　このように患者さん側の問題も、中央の大病院での糖尿病治療すらも困難にする大きな原因になっています。<br>
<br>
　内分泌学の専門医と専門の治療施設が少ないゆえの問題もあります。糖尿病治療の専門ヘルスケア・センターから遠い遠隔地の人々の多くは、高額な医療とサービスそして旅費や宿泊費に余裕がないので、なかなか乗り気になれません。<br>
　ベトナム厚生省の統計によると、遠隔地や山岳地方でヘルスケア・サービスを受けない病人の数は、平野部に比べ約4、5倍高いのです。重い病気を患い、より高いレベルの治療を受ける必要があっても、お金がないのでそれが可能な病院に行かないというケースが典型的な例で<nobr>す。</nobr>

<div class="title3">新人医師は都市での滞在を希望（地方医療の抱える問題）</div>

　推定ではありますが、何百人もの大学卒のドクターが都市部に残り、病院での医療補助、ボランティア、外資系の会社勤めなどをしているようです。<br>
　農村地域で働きたくない理由は、ファミリーからはるか遠く離れて生活したくないということや、都市から地方の町へ籍、住所を移動させたくないことが挙げられます。<br>
　彼らは、地方の施設の設備や医療などが十分でなく、大学で達成した知識と技術を生かせないことを恐れています。そして、自立した生活ができそうにない安い給料、研究を続けるチャンスがないことなども関係しているでしょう。<br>
<br>
　この事実に対処するために、行政の担当部門は、一方では、より熟練したドクターを地方のヘルスケア施設に引きつけ働いてもらうために、高給、年金、責任年金、社会保険などより多くの刺激的な政策を打ちだしています。また他方ではヘルスケア・サービスの質を改善するために地方の医療従事者の再トレーニングを推進しています。

<div class="title3">糖尿病および代謝異常の予防のための戦略研究所を設立</div>

　ベトナムは、まだ糖尿病治療だけでなく、糖尿病予防の国家戦略の推進、そして科学・技術の研究・応用などに多くの課題があります。このような状況に対処するために、ベトナム厚生省は「糖尿病および代謝異常<nobr>予防</nobr>の戦略研究所」を設立しました。<br>
<br>
　この研究所の最も重要で戦略的な役割は、医学校、単科大学、総合大学を組み合わせ、よいドクターと内分泌・糖尿病の専門家が地方の施設で働けるようにトレーニングすることです。

<div class="title3">中央内分泌病院の内分泌糖尿病教育プロジェクト</div>

　地方の隅々まで糖尿病治療のためのヘルスケア・ネットワークを広めるひとつの方法として、毎年、国立中央内分泌病院では、医師、専門技術者、地方の看護師のトレーニング・能力改善研修を受け入れます。<br>
<br>
　2001年には同病院が、ハノイ医学校の協力を得て、地方のドクター40人の参加者に一般内分泌学の3カ月のクラスを開きました。<br>
<br>
　2002年には同病院は、神経学の2つのクラス、内分泌学および上級内分泌学の2クラス、心臓病、そして同じ参加者のために甲状腺腫および糖尿病予防に関する20項目のトレーニングが、61カ所の地方からきたヘルスケア従事者の参加に対して行われました。<br>
<br>
　2003年には、同病院がアメリカ治療回復協会 American Treat and Convalesce Associationの協力のもとに、院内35名の看護婦の参加によって糖尿病患者の自覚を高めるクラスが開かれ、実技講習はアメリカの専門家によって行われました。
<div class="moji3">(the Endocrine and Metabolic Disorder - training news - The central Endocrine Hospitalによる）</div>

<div class="title3">ベトナム内分泌糖尿病協会の全国セミナー</div>

　また、ベトナム内分泌糖尿病協会により開催された全国セミナーでは、ベトナムのドクターと外国のドクターや専門家による、糖尿病の診断および治療のための知識と体験の交流会を行いました。このようなセミナーから、ベトナムのドクターおよび専門家は、他の国々の持つ糖尿病治療に関するより多くの情報、診断方法、新薬および新しい機器にアクセスすることができます。<br>
<br>
　ベトナムの政府はこのような現状を改善、好転させるために活動を続けており、世界保健機関（WHO）、国際糖尿病連合（IDF）、他の多くの国々の糖尿病に関する団体など、国際的な組織からの支援も受けています。

<div class="title3">国が力を入れる農村地域のヘルスケアサービス改善</div>

　ベトナムは67％以上が農村地域という農業国です。したがって、地域共同体のヘルスケアセンターやクリニックの利用者の多くは農民です。<br>
　今日では、貧しい人々にも彼らの支払い能力に見合った低廉なコストのシンプルなヘルスケア・サービスも受けられるようになりました。<br>
<br>
　農村地域の地域共同体のヘルスケアセンターやクリニック開発への投資は、貧しいエリアの貧しい人々のために投資を意味し、貧困の排除・ヘルスケア・サービスの平等性へ寄与し、そして社会安定化にも寄与するでしょう。<br>
　2010年までの計画として、厚生省は、クリニックがないあるいは酷く評判を落としてしまった地域共同体施設に対し、より多くの医療施設、設備を作り、医療従事者のためのトレーニングを行う予定です。<br>
<br>
　2006年末に、総人口のほぼ80％の人の身近にある地域共同体のクリニックに45,995ベッド、全国の地区クリニックおよび病院に96,700ベッドありました。<br>
　毎年、ヘルスケア・サービスの75〜80％は、国のヘルスケアシステムによって提供されています。予防接種、危険な病気の<nobr>予防</nobr>および他の多くの医療サービスは他の事業によって提供されています。<br>
　地方のヘルスケアシステムの発展にともない、糖尿病予防治療ネットワークも国の隅々まで広がり発展するでしょ<nobr>う。</nobr>
<div class="moji3">（the health care activity report for the first half of 2007 - MoH August, 16th 2007 - Seminar for implementation of Decision No. 950/QD-TTG on clinic investment phase 2008-2010より）</div>
<br>
　以上、ベトナム・ヘルスケア・サービスと糖尿病予防治療の一端を紹介しました。とても速い経済発展に伴う疾病<nobr>構造</nobr>変化の象徴でもある糖尿病の激しい増加に対して、国をはじめ様々な取り組みが始まっています。<br>
<br>
　人々の健康を改善するという目標を完結するために、世界の糖尿病団体の支援も十分に生かし、ベトナムのヘルスケア関係者はさらにより多くの努力を傾け、アドバンテージを掴まなければなりません。]]></description>
         <link>http://www.dm-net.co.jp/asia_network/07/07.php</link>
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          <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">07</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 25 Feb 2008 18:51:01 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>糖尿病患者さんをサポートする体制</title>
         <description><![CDATA[　糖尿病には網膜症、腎症、神経障害、動脈硬化性疾患など重大な合併症が多く、糖尿病の高度な治療管理が生涯にわたって必要になることも少なくありません。そのため、検査・診断、治療にかかる治療費の支払いは常に糖尿病患者の大きな関心事です。<br>
　ベトナムでは糖尿病患者の増加を受けて、糖尿病患者を救済する国の政策も動き出していますが、急激な経済成長にともない都市部ではもう既に糖尿病がごくありふれた病気になり、農村地域でも糖尿病の人が急速に増えている実情に対応できてはいません。<br>

<table border="0" align="right" cellpadding="20">
<tr><td valign="top" class="moji3">
<b>図1　ベトナムの糖尿病治療費支払いの実情</b><br>
<IMG src="/asia_network/2008ima/200803-1.gif" border="0" vspace="5"><br>
ベトナムでは多くの人が糖尿病の医療費を<br>支払うことができません。
</td></tr></table>

　そして、治療費の支払いに関する多くの問題が表面化しています。<br>
　特に農村地域では発見の遅れから糖尿病合併症による高額治療費が発生しやすく、そのうえ多くの場合、都市部にある高度治療病院に通院・入院のための宿泊費や交通費が加わります。そして、多くの人が治療代を支払えないという大きな問題が生じています。<br>
　ベトナムでは糖尿病の人が加入できる民間の保険は皆無といってよく、ほとんどの患者さんは医療費を補填する国の健康保険と特定医療についての医療費減額政策だけに支えられているのが実情です。

<div class="title3">国の健康保険</div>

　ベトナムの糖尿病患者さんは基本的に国の健康保険でサポートされており、財源は国家予算、病院の<nobr>予算</nobr>、健康保険の基金です。そして現在のところ、国家予算だけでは<nobr>十分</nobr>なヘルスケアサービスはできません。その結果、健康保険基金や病院予算にもくい込んでいます。<br>
　国の健康保険は保険料が1人あたり13万ドン（790円*）/年と低く設定されているにもかかわらず、実際には多くの糖尿病患者さんが健康保険に加入していません。<br>
　1993年には、健康保険証保持者は人口の約5.8％で、2002年には強制保険と任意保険を合わせて16％に達しました（国の医療調査2001-2002）。しかし、その後の増加は鈍化しています。<br>
　その理由として、人々に健康保険に加入するだけの経済的余裕がないこと、今健康だから健康保険は必要ないだろういう意識の人が多いことがまず考えられます。<br>
　また、入退出時の事務手続きなどにとても時間がかかることもあります。<br>
　ベトナムでは患者さんは治療を受けるときには、まず必要と予想される自己負担分（医療費の2割）の料金を会計口座に支払い、退院時に清算します。<br>
　利用料金がデポジット金額より少なければ、お釣りが戻ってきます。逆に多ければ、追加で支払うことになります。<br>
　それから、健康保険適用の場合、医療内容が基本レベルに限定されること、サービス低下が目立つことなども理由の一端と考えられます。
<div class="moji3">
* 1円＝164ドン（2008年3月現在）
</div>

<div class="title3">貧しい人々のためのヘルスケア基金制度</div>

　2002年10月15日の総理大臣令139号で、貧しい人々が無料で医療が受けられるためのヘルスケア基金制度が公布されました。貧しい人の治療費支払いをこのヘルスケア基金が肩代わりするものです。<br>
　この基金は省などの自治体毎に設置され、貧困層人口1人あたり7万ドン（427円）/年が自治体（省など）予算に組まれます。基準以下の貧しい人々は1人あたり5万ドン（305円）をこの基金に支払うことで1年間無料で医療を受けることができます。<br>
　この基金を充実させるためいろいろなメディアを通じて数多くのキャンペーンが行われています。<br>
<br>
　以上述べたように、糖尿病の患者さんの多くについて最初のサポートは健康保険などを通じ国が行っているのは紛れもない事実です。糖尿病は長期にわたる治療を必要とし、その他の生活面についても、国の健康保険は患者さんの治療費を減らすことに重要な役割を果たしています。<br>
　しかし、現実には糖尿病はじめ慢性疾患に罹ると長期の継続治療・管理が必要になること、その場合健康保険の役割が欠かせないことを多くの人が理解していません。

<div class="title3">国の医療費の無料・減額制度</div>

<ul>
<li>以下5つに該当する場合に医療が無料になります。
<ul>
<li>6歳未満の子ども
<li>精神障害者、精神病、ハンセン病、結核のひと
<li>特に危険とされる伝染病罹患者
<li>災害の罹災者
<li>深刻な身体障害で働けないひと、両親を亡くした子ども、子どものいない高齢者
</ul>
<br>
<li>以下2つに該当すると医療費の減額があります。
<ul>
<li>6歳から16歳までの子どもが、深刻な病気で高度医療を受け、家族が医療費の全額を支払えないとき
<li>深刻な病気を持つ人が高度医療を受け、貧しい人のためのヘルスケア基金からサポートを受けても、なお危機的な生活状態に十分でないとされた<nobr>とき</nobr>
</ul>
</ul>

<div align="center">
<table border="0" cellpadding="0" width="450">
<tr><td align="left" class="moji3">
<b>写真　中央内分泌病院で保険適用の薬配布を待つ被保険者の人々</b>
<table border="0" cellpadding="5">
<tr><td valign="top" class="moji3">
<IMG src="/asia_network/2008ima/200803-2.jpg" border="0" hspace="10">
</td><td valign="top" valign="left" class="moji3">
国が1998年に公布した健康保険の規定によると、治療費の80％が保険者によってカバーされ、残りの20％を患者が支払う（優遇政策や年金などの社会保障を受けている人を除く）。
</td></tr></table>
</td></tr></table>
</div>

<div class="title3">民間の様々な支援活動</div>

<b>国際組織や支援団体による活動</b><br>
　ベトナムの糖尿病患者は、多数の外国の支援団体による医療費や医薬品の支援を受けています。また、糖尿病に関する国際的な会議での外国専門家による講演は、最新情報が糖尿病治療などに生かされるだけでなく、ベトナムでの長期的な糖尿病の管理・予防戦略立案にも大いに役だっています。<br>
　たとえば、世界保健機関（WHO）は米国糖尿病協会（ADA）、世界糖尿病基金などとともに、国際的に糖尿病をコントロールするプログラムを2001 年に開始しました。これは、世界の各地域に於いて糖尿病への意識を高め、診断と治療のレベルを向上させようとするものです。ここでは、ベトナムについて、糖尿病患者増加の経済的な面ばかりでなく、糖尿病患者の生活の質を上げる目標においても懸念が表明されています。<br>
<br>
<b>糖尿病関連企業による活動</b><br>
　ベトナム企業による糖尿病患者の支援はまだ多いとはいえませんが、企業の戦略的事業キャンペーンの一環としてしばしば行われるようになりました。<br>
　昨今、ベトナムでは企業統合が進み、広告成果が企業活動に与える影響はとても大きく、企業活動としてPR活動は一般的なものになっています。<br>
　医薬品、医療関連食品、医療機器など糖尿病に係わる企業による糖尿病に支援活動も目立つようになっています。
　たとえば、糖尿病関係企業は入院型糖尿病病院、糖尿病関連の団体・研究会などと共同でしばしばセミナーを開催しています。<br>
　専門家セミナーには主役の講演者として専門家を招かれ、同時に患者さん自身や関係者がヘルスケアを習得するのを助ける書籍、小冊子、ガイドブックなどの特別セールやキャンペーンなどが行われます。<br>
<br>
<b>＜最近行われたいくつかの企業活動から＞</b>
<ul>
<li>ロシュ社（スイス）は、2007年11月14日の「世界糖尿病デイ」に、Cho Ray病院とGia Dinh人民病院と共同で糖尿病早期発見のキャンペーンを行い、無料の血糖測定と40歳以上の方を対象に無料健康相談を行いました。
<li>ベトナム栄養協会（VINUTAS,2005年6月設立）とDutch Lady社（オランダ）が、医療専門職、栄養士のための栄養と肥満にかんするセミナーを開催し、具体的で有益な情報の提供と参加者を交え栄養と肥満について患者がなにを知りたいかなどの討論が行われました。
<li>ベトナム内分泌・糖尿病協会とアボット社（米国）は2007年8月9日に「糖尿病治療に向けた新しい栄養学」と題する会議を開催しました。アボット社はベトナム代表事務所を設立して以来、栄養問題についての意識を高める数多くの会議を開催し、新しい正しい知識を普及することで社会全体のヘルスヘアを改善し、長期にわたりベトナムの発展に寄与したいとしていま<nobr>す。</nobr>
</ul>
　この他にも糖尿病関連の企業による多くのプログラムが展開されています。しかし、糖尿病に関する全国規模のものはまだなく、主にハノイやホーチミン市のような大都市で行われます。そして、これらの都市でも、これらの催しは一般の人やヘルスケアに従事する人たちに広く知られてはいません。<br>
<br>
<b>ベトナム糖尿病教育協会の活動</b><br>
　2007年5月6日に糖尿病教育協会が設立されましたが、これも糖尿病患者にとって喜ばしい出来事です。この協会は、糖尿病患者が必要な知識を糖尿病を自己管理できるように、糖尿病に関する最新情報を網羅し、一貫した治療・管理を行うためのマニュアルを作製中です。<br>
　また、この協会は、患者さんのニーズを理解し、最良のサポートを行うよう心がけながら、患者、病院、内分泌センター、ベトナム内分泌糖尿病協会、その他の関係団体間の橋渡しをする役割も果たしています。<br>
　同協会は今「糖尿病患者が人生で失ったものへの思い」という作文コンテストを行っていますが、糖尿病患者が直面する厳しさや喪失感を通じて、糖尿病が恐ろしい病気であることを一般の多くの人々に理解していただく上でとても有益だと思います。<br>
<br>
<b>インターネットによる糖尿病情報</b><br>
　昨今、患者さんやその他糖尿病に興味のある人たちは、インターネットを通じ糖尿病に関する豊富な情報にアクセスできます。代表的なサイ<nobr>トに</nobr>
<blockquote>
<A HREF="http://www.daithaoduong.vn" target="_blank">www.daithaoduong.vn</A>　（糖尿病　情報）<br>
<A HREF="http://www.benhthan.com" target="_blank">www.benhthan.com</A>　（腎臓病サイト）<br>
<A HREF="http://www.benhviennoitiet.org.vn" target="_blank">www.benhviennoitiet.org.vn</A>　（内分泌病院）<br>
<A HREF="http://www.daithaoduong.net.vn" target="_blank">www.daithaoduong.net.vn</A>　（糖尿病情報　GHP社）
</blockquote>
　などがあり、糖尿病のことや糖尿病がどうして怖い病気なのかなどを知ることができます、そして、この人達は糖尿病の患者さんのことを正しく理解し、自分は糖尿病にならない注意をするようになるでしょう。<br>
　現在、糖尿病の患者さんの多くはインターネットを利用していませんが、経済成長が更に進めば、より多くの人が利用するようになるでしょう。インターネットによって得られる情報は糖尿病の患者さんにとって特に利用価値が高いと思います。<br>
<br>
　2007年11月に国連決議による初の世界糖尿病デイが行われ、糖尿病への全世界的な取り組みが進められています。その中で発展途上国での糖尿病の発症増加がもっとも多いことが指摘され、ベトナムもそのグループの一員とされています。<br>
　ベトナムはこれまで多くの苦難を乗り越えてきたように、この糖尿病の問題に国際的な最新の見解なども取り入れながら、舵を取っていくでしょう。<br>
　ベトナムの糖尿病事情を改善するためには行うべきことはたくさんありますが、当面の患者さんの生活を支えるうえで、国際組織・団体による援助が重要な役割を果たしていることは見過ごせません。<br>
　ベトナムの国、各種機関・団体、企業などが行う糖尿病への計画と努力が、国際的にも理解されるようになり、国際組織などのより多くの理解と支援が寄せられることも願わずにはいられません。]]></description>
         <link>http://www.dm-net.co.jp/asia_network/08/08.php</link>
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          <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">08</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 28 Mar 2008 15:03:50 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>インスリンを使用する2型糖尿病の患者さん</title>
         <description><![CDATA[<IMG src="/asia_network/2008ima/200804-6.jpg" border="0" hspace="5" vspace="10" align="right">
　2008年3月15日と22日に国立内分泌病院内で、ベトナム糖尿病教育者協会（VADE）と同病院が患者さんに糖尿病に関する情報を普及させるセミナーを開催しました。多くの患者さんが集まったこの機会を利用してインスリン治療をしている2型糖尿病の患者さんにインタビューしました。<br>
　ハノイのBa　Dinnに住んでおられ、16年間糖尿病を患っている61歳の女性（Nさん）です。<br>
<br>
<div class="title2">1：自分が糖尿病であることをどのようにして気づかれましたか？</div>
<div style="text-indent:-2em; margin:0px 0px 0px 40px;">
Nさん：それは16年前のことです。私はひどい疲れと喉の渇きを感じ、尿がたくさんでました。そこで私は健康チェックのために国立内分泌病院へ行き、ドクターから2型糖尿病に罹っていると告げられました。
</div>
<br>
<div class="title2">2：この16年間どのような治療をしてこられましたか？</div>
<div style="text-indent:-2em; margin:0px 0px 0px 40px;">
Nさん：医師に糖尿病に罹っていると説明されるまで、糖尿病について何も聞いたことがありませんでした。<br>
　医師ははじめに使う薬の説明書と、インスリン治療になるまで変更していく薬のリストをくれました。私ははじめにメトフォルミンを使い、それからグリクラジドを使い、そしてインスリン注射になりました。
</div>
<br>

<div class="title2">3：いつごろからインスリンを使用していますか？インスリンはどのようなタイプを使っていますか？</div>
<div style="text-indent:-2em; margin:0px 0px 0px 40px;">
Nさん：この4年間インスリンを使用しています。私は何人かのドクターに、食事療法と運動療法をしないで薬物療法だけしていると、血糖値がだんだん高い状態になってしまうと言われました。<br>
　今はインスリンを1日2回注射しています。どんな種類のインスリンか正確にはわかりませんが、私のメディシンバックにありますよ。（30R混合製剤と脂質異常症の薬を見せてくれました）
</div>
<br>

<div class="title2">4：ご家庭でもご自分で注射しておられますね。在宅のインスリン注射には、どんな難しさがありますか？インスリン注射後血糖値が低くなりすぎたことはありますか？しばしばありましたか？</div>
<div style="text-indent:-2em; margin:0px 0px 0px 40px;">
Nさん：まったく問題なく自分で注射できます。夜に血糖値が少し下がったことがありますが、そのときはケーキを食べ過ぎたためだったと思います。<br>
　私にとって最も困難なことは、インスリンにお金がかかることです。一週間で1ボトル12万ドン（約750円）、1ヶ月で4ボトルですからとても高額になります。<br>
　私は1日2回、朝18単位午後に14単位注射しています。この4年間インスリンを使うことが大きな経済負担になっています。また残りの人生にインスリンを使い続けなければならないことをとても心配しています。
</div>
<br>

<div class="title2">5：治療費を払うためにどのようなやり繰りをしておられますか？保険に加入されるか、その他の支援源をお持ちですか？</div>
<div style="text-indent:-2em; margin:0px 0px 0px 40px;">
Nさん：子供たちが時々くれる心づけにも頼っていますが、もうみんな結婚していますから決して多いとはいえません。<br>
　私はナースをしていましたが、若いうちに健康上の理由から働くのをやめました。このことが年金も健康保険もないという問題につながりました。今この病院で健康保険を申請していますが、まだ認められてはいませ<nobr>ん。</nobr>治療代のほとんどは私が在宅の患者さんのところへ行き注射や輸液をする仕事で得ています。<br>
　しかし、私の治療代にはいつも十分ではありませんから、治療を続けるためにあらゆる資金をやりくりしなければなりません。でも、この16年間いつもドクターの指示を守ってきました。<br>
　私は血糖レベルのコントロールが悪いので通常の健康チェックに行かず、血糖値がとても高いときだけドクターのところへいきます。これもインスリンへの変更を余儀なくした原因でもあるでしょう。
</div>
<br>

<div class="title2">6：インスリン治療の他に、治療されているものはありますか？</div>
<div style="text-indent:-2em; margin:0px 0px 0px 40px;">
Nさん：ドクターから血糖値が高いだけでなく、血液中の脂質も多いと言われ、1日2錠の脂質異常症の薬を食後に飲んでいます。<br>
　私は血糖値のコントロールが保てないことはいかに危険なことかを理解しています。医師の指示に従って、よりよい食事療法を心がけています。砂糖、脂肪をとらないようにして、1日30分から60分のジョギングもしています。血糖測定器を買い自宅で血糖値をモニターし、毎週分析しています。<br>
　このごろはとてもいいと感じています。そして、血糖値はより安定し、とても高いということはなくなりました。
</div>
<br>

<div class="title2">7：今日のセミナーをどうやって知られましたか？　それから、Dr. Hoang Kim Uocの、糖尿病治療のモニタリングでは自己血糖測定による血糖値とHbA1c値が重要であるというお話からどんなことを学ばれましたか？</div>
<div style="text-indent:-2em; margin:0px 0px 0px 40px;">
Nさん：私は、ヘルスチェックのために国立内分泌病院に来て、このプログラムのリーフレットをみました。糖尿病についてもっと知りたかったし、私の問題をドクターに相談したいと思って出席することにしました。<br>
　Dr. uocのお話を通して、在宅での血糖コントロールの重要性を強調されたのはよくわかりました。ともかく、病院へ行かなければならないほど高い血糖値を知ることだと思いますが、私の治療においてどのように重要なのかはよくわかりません。このセミナーはとても有意義です、これからも患者のためにこのような活動を催してくださるよう希望します。
</div>
<br>

<div class="title2">8：このたびベトナム教育者協会（VADE）が結成した糖尿病クラブへの参加を考えておられますか？</div>
<div style="text-indent:-2em; margin:0px 0px 0px 40px;">
Nさん：もちろんそうします。このクラブがどのような活動をするか知りませんが、私も含めて糖尿病患者に役立つことしてくれると信じています。私は是非会員登録をするつもりです。<br>
　このようなクラブでともに活動していくことはわれわれのような患者に非常に役立つと思います。この活動からより多くの情報や知識を得ることができますし、病気と闘うための確信も強化されます。
</div>
<br>

<div class="title2">9：この国立内分泌病院で、次の土曜日に、自己血糖測定器のチェック、テスト、そしてドクターによるセミナーと相談が無償で行われますが、相談に来られますか？</div>
<div style="text-indent:-2em; margin:0px 0px 0px 40px;">
Nさん：それは素晴らしいです。私の問題についてぜひ相談してみます。<br>
　ただ、Dr. uocは、いろいろお答えになると思いますが、あまりにも多くの患者さんが居られるので時間の制限もあり、すべてに対応することはできないでしょう。<br>
　これからさらにこの集まりが催され多くの情報が得られるようになること、そして、私のような患者が出席できるセミナーがますます多く開催されることを希望します。
</div>
<br>

<div style="text-indent:-2em; margin:0px 0px 0px 40px;">
レポーター：このようなセミナーはこれから確実に増えると思います。それらにどんどん参加できるといいですね。どうぞより健康になられて、糖尿病を克服され幸せな人生を得られますように。
</div>
<br>
<div class="title3">インタビューを終えて</div>
　今回はセミナーに参加された100人以上の患者さんの中から、2型糖尿病の女性にインタビューしました。彼女はインスリン注射を必要とする糖尿病患者さんの中でたくましい闘病ぶりを象徴する例といえます。<br>
　糖尿病の患者さんには、糖尿病とそしてどうように対処すればいいという知識と情報が極端に不足しているということを改めて強く印象づけられました。それは血糖と合併症のコントロール、患者さんが利用できるサービスやサポート、健康保険、国や国際機関、特に様々な事情を持つひとびとの資金不足の支援などです。これらのなかには我々の以前のレポートで触れたものもあります。<br>
　ベトナムは糖尿病にその努力のすべてを傾け、多くの組織、国のプログラム、地域や政府機関などの多く事業などがフォーメイションを組んで進めれば、「糖尿病患者の生活環境の改善」と「地域での糖尿病の抑制」という目標は近い将来に現実のものとなると信じています。<br>
<br>
　以下の写真はセミナー会場で撮影したものです。<br>
<br>

<IMG src="/asia_network/2008ima/200804-1.jpg" border="0" vspace="5"><br>
<IMG src="/asia_network/2008ima/200804-2.jpg" border="0" vspace="5"><br>
<b>Dr. Hoang Kim Uocの話に聞き入る参加者</b><br>
<br>
<IMG src="/asia_network/2008ima/200804-3.jpg" border="0" vspace="5"><br>
<IMG src="/asia_network/2008ima/200804-4.jpg" border="0" vspace="5"><br>
<b>主要テーマであり注目を集めた家庭での自己血糖測定の行い方</b><br>
<br>
<IMG src="/asia_network/2008ima/200804-5.jpg" border="0" vspace="5"><br>
<b>参加した患者さんに配られた糖尿病に関する情報、グッズなど</b><br>
]]></description>
         <link>http://www.dm-net.co.jp/asia_network/09/09.php</link>
         <guid>http://www.dm-net.co.jp/asia_network/09/09.php</guid>
        
          <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">09</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 30 Apr 2008 13:18:45 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>ベトナムの糖尿病、この1年を振り返る</title>
         <description><![CDATA[<div class="title3">1. 経済の情勢</div>

　我々がこの糖尿病レポートをはじめからほぼ1年の間に、ベトナムの社会・経済情勢には大きな変動が生じています。<br>

　2006年11月にベトナムは世界貿易機関（WTO）の正式メンバーになり、ベトナム経済は世界市場により開放され急速な成長をみせていましたが、2007年後半の世界的な経済混乱によってベトナム経済も大きな影響を受け、2桁台のインフレに見舞われました。今はベトナム経済にとってとても難しい時期で、いままでにないインフレと貿易不均衡が続いています。株式市場と不動産市場はすべて下落し、金融市場は安定を欠き、生産と人々の生活は深刻な困難に直面しています（vietnamnetによる）。

<div class="title3">2. 国家予算の動向</div>

<div class="img">
ベトナムではどこでもバイクが活躍しています<br>
<IMG src="/asia_network/2008ima/200807-01.jpg" border="0" vspace="5">
</div>

　この長引くインフレは経済目標に負の影響をもたらす懸念があります。まず、ヘルスケアへの国家予算からみてみましょう。2008年は2兆4423億ドン（国家予算の6.1％、日本円換算152.7億円）がヘルスケア関連予算として配分されると<nobr>予想</nobr>されています。2002年の予算では6336億ドン（国家予算の4.4％、日本円換算39.6億円）、2007年は2兆710億ドン（国家予算の5.6％、日本円換算129.5億円）でした（Vietnamnetによる）。<br>
<br>
　社会問題委員会の委員長であるTruong Thi Mai氏によると、厚生省は2010年には国家予算の10％を獲得することを目標にしています。これはベトナムのヘルスケア領域にとってとても重要なことです。この目標に目下の経済変動が障害とならないことが望みます。

<div class="title3">3. 糖尿病に関する情報源の増加</div>

<ul>
<li>糖尿病や内分泌疾患が増加しているという市町村からの報告に踏まえ、厚生省、関係機関、社会団体などが積極的な対策を実施し、教育・啓蒙活動を通じて糖尿病関連情報の社会への普及を図っています。
<li>新聞や雑誌の糖尿病関連の記事が1年ほど前から大幅に増えています。
<li>糖尿病に関係する多くのウェブサイトが誕生しましたが、多くは最近の数カ月間に立ち上げられたもので、一番早かったものでも2年足らずです。<br>
<br>
<table border="0" cellpadding="2" cellspacing="5">
<tr><td valign="top" bgcolor="dddddd">
<A HREF="http://www.daithaoduong.net.vn" target="_blank">www.daithaoduong.net.vn</A><br>
<A HREF="http://www.daithaoduong.vn" target="_blank">www.daithaoduong.vn</A>
</td><td valign="top" bgcolor="ededed">
糖尿病に関するサイトの主なものです。
</td></tr><tr><td valign="top" bgcolor="dddddd">
<A HREF="http://www.ykhoa.net" target="_blank">www.ykhoa.net</A><br>
<A HREF="http://www.benhthan.vn" target="_blank">www.benhthan.vn</A>
</td><td valign="top" bgcolor="ededed">
糖尿病の記事をよく載せています。
</td></tr><tr><td valign="top" bgcolor="dddddd">
<A HREF="http://www.beophi.net" target="_blank">www.beophi.net</A>
</td><td valign="top" bgcolor="ededed">
肥満に関するサイトです。
</td></tr><tr><td valign="top" bgcolor="dddddd">
<A HREF="http://www.yhoccotruyen.htmedsoft.com" target="_blank">www.yhoccotruyen.htmedsoft.com</A>
</td><td valign="top" bgcolor="ededed">
伝統的な医療とケアを紹介しています。
</td></tr>
</table><br>

<li>この1年に糖尿病に関する出版物も増えました。<A HREF="http://www.vinabook.com" target="_blank">新しいオンライン書店</A>では、医学領域のなかにいくつか糖尿病に関する出版物が収載されています。
</ul>

<div class="title3">4. ヘルスケア製品の開発と多様化</div>

　この1年、多くの新しい糖尿病医薬品だけでなく、栄養滋養食品、機能性食品やハーブティーなど糖尿病患者に良いとされるものが、日本、タイ、中国などから輸入販売されるようになりまし<nobr>た。</nobr>

<div class="title3">5. 新しい組織（団体）の誕生とその成果</div>

　2007年の5月から6月にかけて、糖尿病内分泌疾患予防戦略研究所（Institute for diabetes and endocrine disorder prevention strategy）、ベトナム糖尿病教育協会（VADE：Vietnam Association of Diabetes Educators）がともに第1回ワークショップを開催しました。<br>
<br>

<div class="img">
病院で行われた糖尿病のワークショップ<br>
<IMG src="/asia_network/2008ima/200807-03.jpg" border="0" vspace="5">
</div>

　同研究所は現在組織づくりの段階であり、糖尿病内分泌領域で仕事に従事する人々の訓練に活動の焦点を当てています。これらの活動のすべては同研究所と国立内分泌病院（National Hospital of endocrinology）が連携して行なっていますが、詳細なレポートはまだ公表されていません。<br>
<br>
　一方、VADEは2008年3月から数回の糖尿病のグループカウンセリングセミナーを行っています。また、糖尿病クラブの設立を応援しています。そして、ハノイとホーチミン市で糖尿病クラブが結成され、ホーチミンでは糖尿病患者クラブへのホーチミン市の栄養補給が改善されるという速やかな初期的成果を上げることができました。<br>
<br>
　国立内分泌病院、糖尿病内分泌疾患予防戦略研究所のディレクターであるDr. Ta Van Binh教授の秘書によると、国の糖尿病調査が現在行われており2008年末終了するそうです。6年前（2002年）に行われたいわゆるベトナム初の本格的糖尿病調査以来といえるこの調査から、ベトナムの糖尿病に関する多くの重要データがもたらされるでしょう。

<div class="title3">6. 患者や社会の糖尿病に対する認識</div>

　この1年、糖尿病の情報普及と様々な組織（団体）による糖尿病に関する教育・啓蒙活動がきわめてアクティブに行われました。そして、社会全体での糖尿病への認識は高まり、特に糖尿病患者さんにより強くアッピールされました。<br>
<br>
　しかし一般的には糖尿病の理解はまだ十分とはいえません。ひとつの例として、今では笑い話ですが、“糖尿病”と“路上でオシッコする”の区別がつかず、しばしば混乱や誤解が生じることがありました。これはたまたま、ベトナム語の“砂糖”と“道路”は、日本で言う”箸”と”橋”のように同じ発音で<nobr>表す</nobr>ためです。それくらい糖尿病の知名度が低かったのです。そしてだいぶ改善されたものの、患者さんやよく教育を受けている非患者の方と、それ以外の方では、糖尿病治療に対する理解と姿勢に未だに大きなギャップがあり、こんなことからも認識の食い違いがおこり、意思疎通がうまくいかないこともあるのです。<br>
<br>
　私たちは彼らが糖尿病について多くの人に共通する点と大きく異なる点を明らかにするために患者さんや健康な人たちとスモールトーキングを行いました。<br>
<br>
　その中から2つの例を示します。

<ul>
<li>最初のケースは、インスリン治療をしている2型糖尿病患者の方です。既に引退している男性で、以前のインタビューをさせていただいた方です。インタビューの数カ月後に行いました。
　この方は、VADEのトレーニングセミナーを受けた後、クラブ推進委員会の設立を討議する会合に出席され、その会の議長に就任することになったそうです。
<blockquote>
　「私の健康状態が改善され、健康の自己管理のためにより多くの情報や技術が得られるトレーニングセッションへの出席してみたいと思いました。そして、新聞やテレビ番組にもいくつかに案内を見つけました。そしてそれらのトレーニングセッションは私のような患者にとても興味深いもので、実行することも簡単にできそうでした。そこで、そのドクターに会い直接指導を受けてみました」<br>
<br>
「私が知る限りでは、ますます多くの人が糖尿病になり、そのほとんどの人が私のように糖尿病の知識がないということが問題です」<br>
<br>
「この頃は、糖尿病について調べ、しばしば命を脅かす恐ろしい合併症について読むこともできます。私の血糖値を良好に保つために日々の生活習慣を見直し変更するという非常に難しい挑戦をしています」
</blockquote>
と話して下さいました。<br>
<br>
<li>2番目の例は、自営業の45歳の男性の方です。
<blockquote>
「私はこの種の病気ついて何も知らず、この1年というものいつも疲れていて、たくさん水を飲み、尿が非常に多くなりました。働くとひどく疲れました。家計の状態はあまりよくなく、この病気について何も知らなかったので、長い間まったく医者に診てもらうことがありませんでした。そして、医者に行ったら糖尿病ですといわれました」<br>
<br>
「医者に指示された治療法はまだ達成できていません。食事療法により注意を払うことができず、身体エクササイズもできませんでした。毎日働かなければなりません。仕事を終えて寝床に行きたいと思うときに身体エクササイズのサウンドはむしろイライラの元です」<br>
<br>
「この病気は私の残りの人生の最後まで付き合うものでしょう、ですからとても心配です。これからの長い期間、医療費がカバーできるかどうかも心配しています」
</blockquote>
</ul>
　このように、糖尿病が大変な病気であるという体験や認識は共通認識に向かうものの、実際の治療に関わる事情や姿勢はひとりひとり異なっていることが強く印象に残りました。

<div class="title3">7. 患者を支援するリソースと戦略</div>

　一般的に、患者をサポートするリソースは、以前の我々のレポートでも言及したように、ベトナムではまだ依然として量と質ともに非常に限られています。<br>
<br>
　国内外のNGOの活動は、ビジネスとしては持続不可能であるような状態のなかでもとても実効的な活動を行えるのですが、まだそのようなグループを結集させる力が見られていません。<br>
<br>
　しかしともかく、糖尿病内分泌疾患予防戦略研究所のような確実な成果が見込まれる中核組織（団体）には企業の事業部門の寄付が見られるようになりました。また、計画的な活動を展開しているVADEでも、たとえば2008年3月のカウンセリングセミナーはgalaxosmithkline社が後援しました。そして、このプログラムは患者さんによい印象を残し、活発な活動をする組織（団体）として多くの患者さんから期待が寄せられています。

<div class="title3">8.　まとめ</div>

　我々はこの1年あまり、ベトナムでの糖尿病との様々な戦いの現場に足を運び、つぶさに見てきました。ベトナムの糖尿病に関する情勢は、
<ul>
<li>糖尿病の患者数が日々増加する
<li>ほとんど人は自分が背負い込んだ健康上のリスクについて何も知らない。また、自分の体のなかでどこかが壊れるまで気づかない
<li>子供達の肥満や糖尿病にはより重大な危険がある
</ul>
など、解き明かし解決しなければならない問題が山積しています。<br>
<br>

<div class="img">
子供達はインターネットが大好きです<br>
<IMG src="/asia_network/2008ima/200807-02.jpg" border="0" vspace="5">
</div>

　肥満や糖尿病に直面する子供達の数は、統計的に把握できている状態ではありませんが、国中で日々このような子供達が増えています。このことは経済が急成長したことにも関係しています。<br>
<br>
　また、この病気によって多くの人々が経済困難に陥るのをみることになりました。多くの人が治療費をカバーするためにはあまりにも少ない収入であり、費用の高い治療は中断してしまいがちです。<br>
<br>
　糖尿病専門病院ではドクターは1日8時間で100人以上の患者さんを診ています、その一方病院のそこここに疲れ切って希望を見いだせないような風情で診察を待つ患者さんをたくさん見受けました。<br>
<br>
　しかしともかく、ベトナムの糖尿病との戦いの現場で、中核的な組織（団体）が立ち上がっていくのを目の当たりにできたことは我々の大きな喜びでした。<br>
<br>
　これらの組織（団体）は、より効果的かつ持続的に活動を広げていく“オーケストラの指揮者”のような役割を演じてくれるでしょう。これらの組織が達成したいくつかの初期的成功がこのことを裏付けてくれます。<br>
<br>

<div class="img">
外来診療を待つ患者さんたち<br>
<IMG src="/asia_network/2008ima/200807-04.jpg" border="0" vspace="5">
</div>

　まず、ベトナム政府が、国民が糖尿病に至らしめるような生活習慣を自覚し、より多くの人々がどうすれば糖尿病を回避でき、よりよい生活習慣を持てるかという意識向上に努力を傾けたことに感謝しなければなりません。この1年間に行われた活動は成果を挙げるうえでとても有効だったと思います。<br>
<br>
　近い将来、ベトナムの糖尿病患者さんは、どのように自分の健康を自己管理すれば、糖尿病やその他の生活習慣病から身を守れるかということについて、十分な情報にアクセスできるようになるでしょう。糖尿病との戦いにおいて国際的な協力関係に参加できるベトナム社会が立ち上がることを熱望しています。このレポートを書いた我々も大いに頑張りたいと思います。<br>
<br>
　この連載を通じていろいろな糖尿病に関する情報や理解に触れることができたのは素晴らしい体験でした。またの機会にこの続きをお届けしたいと思います。<br>
<br>
　この連載に関心を寄せていただいたことに感謝します。
<div align="right">（2008年7月、Dang Thi Kim Anh、Nguyan Lam Hong）</div>]]></description>
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         <pubDate>Tue, 01 Jul 2008 19:11:58 +0900</pubDate>
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