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糖尿病3分間ラーニング
糖尿病が強く疑われる人は全国で690万人
1998年03月18日
カテゴリー:糖尿病実態調査 

平成9年度 糖尿病実態調査

 厚生省は1998年3月18日、平成9年11月に実施した「糖尿病実態調査」の概要(速報分)を発表した。調査対象は、20歳以上の人5,883人で、男性2,335人、女性3,548人。

  1. 糖尿病の患者数
     糖尿病が強く疑われる人(HbA1Cが6.1%以上)は、全国で690万人と推計される。糖尿病の可能性を否定できない人(同5.6〜6.0%)を合わせると1,370万人と推計される。

  2. 肥満と糖尿病の関係
     糖尿病が強く疑われる人の28.0%、糖尿病の可能性を否定できない人の26.9%が、現在肥満(BMI 26.4以上)である。
     糖尿病が強く疑われる人の52.7%、糖尿病の可能性を否定できない人の37.3%が、過去に肥満だったことがある。

  3. 治療を受けているか否か
     糖尿病が強く疑われる人のうち、健診を受けたことのある人の半数以上(51.8%)は治療に結びついている(治療を受けている)が、健診を受けたことがない人の93.1%は治療を受けていない。なお、今回の調査で健診を受けたことのある人の割合は66.7%だった。

  4. 治療を受けていない理由
     糖尿病が強く疑われる人のうち、現在糖尿病の治療を受けている人は45.0%。残りの55.0%は治療を受けておらず、その状況は、「健診で異常値を指摘されたが医療機関を受診しなかった」が1.2%、「健診で異常値を指摘され医療機関を受診したが、医療機関からは異常を指摘されなかった」1.7%、「治療を中断」7.1%、「健診で異常値を指摘され、医療機関からも異常を指摘されたが治療を受けていない」9.1%、「健診を受けず」13.9%、「健診で異常なし」22.0%となっている。

  5. 合併症の発症率
     糖尿病で現在治療を受けている人(217人)のうち、合併症が発症している割合は、 神経障害が20.3%、網膜症16.1%、腎症14.3%、足の壊疽0.5%。
     今回の調査で異常値が示されているが、現在治療を受けていない人(140人)のうち、合併症が発症している割合は、 神経障害が5.0%、網膜症4.3%、腎症10.7%、足の壊疽0.7%。

  6. 大血管障害の罹患率
     糖尿病が強く疑われる人(482人)のうち、心臓病の罹患状況は12.4%、脳卒中は4.4%。糖尿病の可能性を否定できない人(468人)では、心臓病が10.7%、脳卒中が4.1%。なお、今回の調査では正常範囲だった人(40歳以上、4,452人)では、心臓病6.4%、脳卒中2.5%。
詳細は厚生労働省のサイトへ
[ Terahata ]
カテゴリー :糖尿病実態調査  

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