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2006年10月12日

高野山で糖尿病患者のヘルスツーリズム 国土交通省

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 国土交通省は、糖尿病患者を対象に健康増進や療養をテーマにした「ヘルスツーリズム」のモニター旅行を、和歌山県高野山で実施する。和歌山県立医科大学との共催で、11月7日から9日までの日程で実施する。

 糖尿病専門医らによる健康セミナーを実施するとともに、食事指導を行い、精進料理を体験してもらう。また、森林でのウォーキングを通じて日常の運動を含めた生活指導を行うことにより、糖尿病の改善を図る。

 それに先立ち11月2日に、東京・神田で「ヘルスツーリズム・シンポジウム」を開催する。ヘルスツーリズムの今後の発展の可能性や振興のあり方について検討し、各地の先進事例を紹介するほか、パネルディスカッションなども行う

 自然豊かな地域などを訪れ、そこにある自然や温泉、料理を楽しみ、健康を回復する新しい観光形態としてのヘルスツーリズムが注目されている。同省は、モニター旅行やシンポジウムを通じて、ヘルスツーリズムの健康への効果や影響を医学的・実証的に解明したいとしている。

「ヘルスツーリズム・シンポジウム」の開催概要
日 時
2006年11月2日(木)午後2時-5時
場 所
学士会館(千代田区神田錦町)
主な内容
挨拶
柴田耕介(国土交通省総合観光政策審議官)

第I部 癒しの時代〜新しい時代の潮流とヘルスツーリズムの今後の展望〜
基調講演「新しい時代の潮流とヘルスツーリズムの今後の展望」
講師:南條輝志男(和歌山県立医科大学学長)

第II部 ヘルスツーリズム振興に向けた先進的取組について
基調報告1「北海道におけるイムノリゾート構想の取組について」
基調報告2「最新のIT技術を活かした“健康の里”構想」
基調報告3「今後の我が国におけるヘルスツーリズムの重要性とそのための医療分野面での体制整備〜観光医学講座の開設〜」
講師:古川福実(和歌山県立医科大学皮膚科学教室教授)

第III部 ヘルスツーリズムの重要性とその振興のあり方
パネルディスカッション
コーディネーター:岡本伸之(立教大学観光学部教授)
パネリスト:
  南條輝志男(和歌山県立医科大学学長)
  竹中 貢(上士幌町長)
  斎藤兵治(斎藤ホテル取締役・相談役)
  古川彰洋(JTBヘルスツーリズム研究所所長)

連絡先
国土交通省総合政策局観光資源課
〒100-0013 千代田区霞が関2-1-3 中央合同庁舎3号館3階
Tel.03-5253-8111(内線27-615)
詳しくは国土交通省のサイトへ

関連情報
森林浴ができる認定ウォーキングロード

[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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