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世界で初めて「吸入インスリン」が欧米で認可
2006年01月27日
 米ファイザーは吸入インスリン「エクスベラ」(写真)の販売を米国食品医薬品局(FDA)が認可したと発表した。欧州委員会は今月26日に認可済み。

 エクスベラは、注射を必要とせずに経肺でインスリンを投与できるインスリン製剤で、同社とアベンティスが共同開発した。吸入インスリンはいくつかが開発されているが、認可を受けたのはエクスベラが世界初。米国で今年中に治療に使われるようになる見通しだという。

 吸入インスリンは、インスリン注射にともなう針を刺す痛みや、投与部位を消毒する煩雑さが必要ない。同社は「注射を恐れインスリン療法を始めるのが5年から10年遅れ、深刻な糖尿病合併症の危機に直面している患者が多い」と説明している。

 エクスベラは粉末状のインスリン製剤で、専用吸入器を使って口から吸い込む。1型糖尿病患者を対象にした試験では、速効型インスリンの皮下注射と比べ、吸入インスリンは効果の発現が早いと報告されている。基礎インスリン分泌を補うには適していないので、作用時間の長い中間型インスリンなどとの併用になる。

 吸入インスリンは喫煙者や喘息患者には適さない。また、吸入インスリンの生体利用率は皮下注射より大幅に少なく、必要なインスリンの量が多くなるので、治療コストが高くなるとみられる。

 治療効果と安全性について、同社は1型および2型糖尿病の成人患者2,500人以上について試験を行い確認したという。一方で、吸入インスリンの長期投与による肺機能への影響や、アレルギーの危険について指摘する専門家もいる

詳細はファイザーのサイトへ(ニュースリリース/英文)
詳細はFDAのニュースリリースへ(英文)

(mhlab)
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