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喫煙に加え受動喫煙も糖尿病の発症リスクを増す
2006年04月07日
 喫煙が糖尿病の発症リスクを増すことが知られているが、喫煙習慣のない人でも受動喫煙にさらされるとリスクが高くなるという研究が発表された。

 この研究は、米国の4,500人以上の男女を対象にしたコホート研究であるCARDIA(Coronary artery risk development in young adults)によるもので、医学誌「British Medical Journal(電子版)」に発表された。

 受動喫煙が心臓病などに悪影響を及ぼすことは以前から指摘されていたが、糖尿病にも悪いことを指摘したのはこの研究がはじめて。

 研究者らは1985年から86年にかけて喫煙習慣の調査と健診を行い、15年後に追跡調査した。経口ブドウ糖負荷試験を行ったところ、喫煙者の22%は血糖値が高く、多飲、多尿などの糖尿病の症状が出ていた。

 興味深いことに、喫煙習慣のない場合でも受動喫煙に常にさらされている人では、血糖値の異常がみつかる比率が高くなっていた。受動喫煙の危険がまったくない人は12%未満だったが、受動喫煙にさらされている人では17%に増加した。

 研究では、たばこの煙が耐糖能とインスリン分泌能に影響し、喫煙は糖尿病と同じように冠動脈疾患に関連しており、また糖尿病と冠動脈疾患は高血圧や肥満、高脂血症などの危険因子を共有していることを指摘している。

BMJ, doi: 10.1136/bmj.38779.584028.55, (Published 7 April 2006)

(寺畑)
カテゴリー :糖尿病の予防 2006年 
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