資料室

facebook
メールマガジン
糖尿病3分間ラーニング
【2007年国民健康・栄養調査1】 糖尿病が強く疑われる人や「予備群」は2210万人
2008年12月26日

 糖尿病が強く疑われる人や可能性を否定できない「予備群」が、合わせて2210万人と推計されることが、厚生労働省の「2007年国民健康・栄養調査」で分かった。糖尿病が疑われる人は、10年前の1997年と比べ約1.3倍に増え、増加ペースが加速している。

 調査は2007年の国民生活基礎調査から無作為に抽出した全国の約1万8,000人を対象に行われ、約4,000人の血液検査結果などから全国民の健康を推計した。糖尿病が「強く疑われる人」は約890万人(2002年調査は約740万人)、「予備群」は約1320万人(同約880万人)になった。
(1)糖尿病が強く疑われる人 約890万人
(2)糖尿病の可能性が否定できない人 約1320万人
(1)と(2)との合計 約2210万人
厚生労働省「国民健康・栄養調査」
厚生労働省「2007年国民健康・栄養調査」
(1)「糖尿病が強く疑われる人」とは、HbA1cの値が6.1%以上、
または、質問票で「現在糖尿病の治療を受けている」と答えた人
(2)「糖尿病の可能性を否定できない人」とは、HbA1cの値が5.6%以上、6.1%未満
で、(1)以外の人
 糖尿病が強く疑われる人の治療状況について、40歳以上で「現在治療を受けている」と回答した人の割合は男性 56.9%で女性 54.1%で増加しているが、「ほとんど治療を受けたことがない」の割合も依然として高い。
厚生労働省「国民健康・栄養調査」
厚生労働省「2007年国民健康・栄養調査」

 糖尿病についての知識について、全体の約9割は「正しい食生活と運動が予防に効果がある」と回答した(男性92.9%、女性93.4%)。「糖尿病は失明の原因になる」も約8割(男性77.8%、女性82.7%)と高い正答率を示した。

 一方で、「糖尿病は腎臓障害の原因となる」の正答率は中程度。「糖尿病の人には、血圧の高い人が多い」「軽い糖尿病の人でも、心臓病、脳卒中になりやすい」の正答率は半数未満と低かった。

厚生労働省「国民健康・栄養調査」
厚生労働省「2007年国民健康・栄養調査」

 医師から糖尿病と言われた人での合併症の割合は、神経障害がもっとも多く11.8%、次いで腎症 11.1%、網膜症 10.6%、足壊疽 0.7%。合併症があり「現在治療を受けている」と答えた人は約7割だった。

 健診などで糖尿病の検査を受け、糖尿病と言われた人あるいは境界型の人のうち、検査後に「糖尿病教室を受けた」「糖尿病のパンフレットをもらった」「医療機関を受診するようにいわれた」のいずれかを行ったのは80.2%。うち「生活習慣を改めた」と回答した人は91.9%に上った。

平成19年国民健康・栄養調査報告(厚生労働省)

[ Terahata ]
カテゴリー :2008年    国民健康・栄養調査  糖尿病実態調査  

■最新ニュース

ニュース一覧へ ▶

※2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で
表わされるようになりました。過去の記事はこの変更に未対応の部分があります。
Copyright ©1996-2018 Soshinsha. 掲載記事・図表の無断転用を禁じます。
治療や療養についてかかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。
全国生活習慣病予防月間2018「少食」
いいね!記事ランキング
更新情報配信中!