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糖尿病の脅威は途上国にも拡大 国際糖尿病連合
2010年01月19日

 国際糖尿病連合(IDF)の最新の発表によると、世界の糖尿病有病数は2億8500万人で、そのうち5人に4人は途上国に集中している。

 糖尿病の急増は、これまで米国や欧州、日本などの先進国で深刻化しているとみられていたが、現在では低・中所得の途上国でも拡大している。IDFは、糖尿病の経済的な負担は世界全体で2010年に3760億米ドル(約34兆円)に達し、さらに数千億ドルの負担が生じると予想している。

 世界保健機関(WHO)は、インドと中国では糖尿病と心疾患により2005年から2015年にかけて9000億米ドル(約81兆円)の国民所得を失うと予測している。

糖尿病-私たちはともにいる
IDFが公開しているビデオ(YouTube)

(クリックすると再生します)
 「糖尿病の治療や医療技術は進歩しており、糖尿病とともに生きる患者は病気を管理することができる。しかし所得の低い途上国の数百人の患者にとっては、そうした治療や医療技術を受けるのは困難だ」とIDF理事長のJean Claude Mbanya・ヤウンデ大学(カメルーン)教授は話す。「一家は家計の担い手を失い、親は子供を失い、子供は母親を失う。このような悲劇的な生命の喪失は、多くが予防できるものだ」。

 Mbanya教授は、途上国での糖尿病の負担をとりあげたBBC制作のドキュメンタリー番組に出演した。「Bittersweet―世界的に拡大する糖尿病」と題された30分の番組は、BBCワールドニュースの「命をつなぐ―現代医療最前線」シリーズのひとつとして放映された。

 番組ではナイロビ、ケニア、インドのプネを取材し、南アジア亜大陸での2型糖尿病の急増を報告している。アフリカ諸国で1型糖尿病患者にインスリンを届けるために、国際的に活動する協力団体がいかに努力しているかを紹介している。

 Mbanya教授は「IDFは糖尿病の治療に必要な薬剤への出資を増やすことを呼びかけている。糖尿病を各国の医療保険制度での優先課題にして対策することが望まれる」と述べている。

International Diabetes Federation Reports Diabetes Burden Shifting to Developing Countries(国際糖尿病連合)

関連情報
国際糖尿病支援基金
糖尿病アジアネットワーク

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[ Terahata ]

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