ニュース
2013年03月12日
脈拍測定をしながら有酸素運動 メタボ対策に最適
- キーワード
- 運動療法
体重を減らし、お腹周りの脂肪を落とすための運動は、ウォーキングなどの有酸素運動が有利という研究が発表された。脈拍測定を行いながら有酸素運動を続けると、より効果を高められる。
米ノースカロライナ州のデューク大学の研究チームは、肥満対策や内臓脂肪を減らすために、どんな運動が効果的であるかを調査した。その結果、一定の期間であれば、余分についた脂肪を燃やすための運動は、有酸素運動が有利であることを突き止めた。
有酸素運動が脂肪を燃やし体重を減らす
有酸素運動(エアロビクス)は、酸素を使い体の糖質や脂質をエネルギー源とする、筋肉への負荷が比較的軽い運動だ。悪玉のLDLコレステロールや中性脂肪、体脂肪の減少を期待でき、冠動脈疾患や高血圧などにも効果がある。インスリンの効きの悪くなるインスリン抵抗性の改善にもつながる。
有酸素運動は、ウォーキングやランニング、サイクリング、室内でのエアロビクスやエアロバイク、プールでの水泳や水中ウォーキングなどがある。
これに対し、ウエイトマシンなどを利用した筋力トレーニングは、短時間に強い負荷がかかる運動で、筋肉を動かすエネルギー源として酸素はあまり使われない。
運動を効果的に行うためには、どんな種類の運動を、どれくらいの強さで行うばよいのか。下記ページで解説している。
脈拍測定の方法について、下記ページで詳しく解説している。
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
運動療法の関連記事
- 座ったままの時間が長いと糖尿病や死亡のリスクが上昇 ウォーキングなどの運動はいつ行うと良い?
- 気候変動による気温上昇が糖尿病リスクを高める エアコンを効果的に使い高温によるリスクを減少
- 子供の頃から肥満対策が必要 学校で座りっぱなしの時間が減ると子供の肥満は改善 糖尿病を予防
- 糖尿病にきく運動 ウォーキングと筋トレを組み合わせると効果的 メンタルヘルス改善にも役立つ
- 糖尿病とともに生きる人の寿命は延びている 自分らしく長生き いますぐ取り組むべき「8つの生活スタイル」
- 糖尿病の人にはストレス対処法が必要 「マインドフルネス」がストレスや燃え尽き症候群から守る
- 健康的な食事が老化を遅らせ認知症リスクを低下 運動も効果的 糖尿病の人は認知症リスクが高い
- 「温泉」が腸内細菌に良い影響 九州大学が泉質によって異なる健康効果を発見 糖尿病の人にも温泉療法は良い
- 「歩数計・活動量計」を持ち歩いて糖尿病を改善 簡単な方法で身体活動を高められる 高齢者の介護予防にも有用
- 運動でメンタルヘルスを改善 すべての運動にうつ病を軽減する効果が ウォーキング・ヨガ・ダンス・筋トレを調査