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2013年12月13日

冬の運動はウォーミングアップから 寒さ対策と水分補給がポイント

キーワード
運動療法
空気が乾燥していると脱水状態になりやすい
  • 冬は乾燥しているので脱水状態になりやすい。運動の前後に水分補給を行うことが大切。
 水分補給というと、汗をかいた時だけのようなイメージがあるが、寒い冬の季節にも水分補給はとても大事だ。冬は空気が乾燥しているので、知らず知らずのうちに肌から水分が蒸発していく「不感蒸泄」が起こりやすい。

 寒くなり汗をかかなくなり、喉の乾きを自覚しにくくなったり、トイレに行く回数も増える冬場は水分摂取が少なくなる。水分摂取が少ないと、血液の粘度が上がり、いわゆる「ドロドロ」の状態となる。血管が詰まりやすくなり、結果として脳卒中や心筋梗塞を引き 起こす危険性が高くなる。

 それを防ぐために、喉が渇いていないと感じるときでも、運動の前後に水分を補給することが大切だ。積極的に水分を欲することの少ない冬だからこそ、意識的に摂取するよう心がけよう。

 風邪やインフルエンザの原因となるウイルスは、乾燥した状態で活発に活動する。反対に湿度50%以上になると活動が低下する。水分補給には、喉や鼻の粘膜をうるおし、ウイルスの侵入を防ぐと同時に、侵入したウイルスを痰や鼻水によって体外に排出する作用を助ける効果もある。

Exercise and cold weather: Tips to stay safe outdoors(メイヨークリニック)
Exercising in the Cold(米国運動協議会)

[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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