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2014年01月20日

糖尿病は負担の多い病気 だから保険で経済的に備えたい

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 1型・2型糖尿病、妊娠糖尿病の人が加入できる保険が注目されている。もしものときに保障を受けられる保険は、できる限り経済的な負担を少なくするために役立つ。
糖尿病のタイプを問わず加入できる保険
 糖尿病の人は、神経障害、網膜症、腎症といった合併症のほかに、心筋梗塞や脳梗塞など動脈硬化に関連の深い病気にかかる割合が、糖尿病でない人に比べ高い。しかし医療は進歩しており、糖尿病の病態に応じてさまざまな治療法が開発されている。糖尿病合併症の治療や予防も年々進歩している。

 現在は、糖尿病の人が天寿を全うすることは珍しいことではなくなった。その一方で「糖尿病の人が入れる保険が少ない」という声が多い。加入できる生命保険や医療保険があっても、保険の掛け金が高い場合が多い。特に小児期の発症が多い1型糖尿病に対する保障はまったくないのが現状だ。

 エクセルエイド少額短期保険は、糖尿病有病者向けに医療保険と定期保険を提供している。この保険は、満6歳から、糖尿病(合併症を含む)を発症している人が、3項目の告知(無診査)で加入を申し込むことができる。加入後は、加入前から発症している糖尿病(合併症を含む)だけでなく、糖尿病以外の病気やケガも保障し、特に合併症に対する保障は手厚いという。

 なぜそのような保険商品が可能になったのか、発売後7年を迎えるエクセルエイド少額短期保険の和田敏文社長に聞いた――
糖尿病の人を経済面からサポートしたい
和田 「糖尿病が強く疑われる人」は950万人、「糖尿病の可能性が否定できない人」は1,100万人、合計2,050万人が糖尿病かその予備群と発表されました。糖尿病患者さんの数は増えています。しかし、糖尿病のある方への保障は十分に提供されていないという実情があります。これまで保険業界で仕事をしてきて、糖尿病の方は家族を含め私の周辺にたくさんおられましたが、その多くが「加入できる保険がない」と困っておられました。

 従来の医療保険では糖尿病患者さんに対する加入条件が厳しく、糖尿病に特化した保険もありませんでした。私はこれはおかしいと思い、なんとかしたいと常々考えていました。これが国内で初めて糖尿病患者向けの医療保険と定期保険を始めたきっかけになりました。

 糖尿病は完治しない病気です。糖尿病の人がそうでない人と同じように元気に生活していくために、糖尿病の検査と治療を継続して行う必要があります。それと同じように、経済的なケアが必要となることも必ずあるはずです。さらには、患者さんの病態を考えた保障も考える必要があると思っています。

 エクセルエイド少額短期保険は、病気・ケガによる入院や手術を保障する医療保険「新だいあびーてぃーず80」と、糖尿病に加えて歯周病の治療通院も保障する医療保険「ぺりおDM80」を提供しています。それぞれ、「3カ月以内に医者から手術・入院を勧められたか」「2年以内に何らかの病気で手術・入院をしたか」などの3つの条件に該当しない場合に加入できます。死亡保障の定期保険「だいあびーてぃーず300」は100万円、200万円、300万円の3つのコースからお選びいただけます。

 1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病など、糖尿病のタイプを問わず、どんな方でも利用でき、インスリン療法を行っている患者さんもご加入いただけます。1型糖尿病の方に限り、告知の緩和措置を設けており、過去2年以内にインスリン投与またはインスリンポンプ装着による入院、手術をした場合でも、退院の翌日から3ヵ月以上経過していれば、ご加入いただけます。

 エクセルエイド少額短期保険は2006年8月に設立され、2007年6月に内閣総理大臣の登録を正式に受け、財務局の下で活動している。エクセルエイドの保険は、他の生命保険会社などが売っている生活習慣病向け保険と比べ、保険料がかなり安く加入しやすいという特徴がある。医療保険は0歳3ヵ月(定期保険は満6歳)から、いずれも満89歳までの人が加入することができる。

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[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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