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2017年07月14日
集中治療における急性腎障害バイオマーカー〜L-FABPの可能性〜
クレアチニン・尿量とバイオマーカーを併用してAKIの病態を細分化する
まとめとして、従来の指標である血清クレアチニンや尿量と新規バイオマーカーの違いを考えると、前者が腎機能障害の有無や重症度を判定するものとすれば、後者は器質的な障害を判定するものと言える(図5)。両者を掛け合わせAKIを四象限に分類すると、病態の理解が深まるのではないだろうか。
図5 バイオマーカーによるAKIの新しい病型分類
参考文献
1) J Am Soc Nephrol 16:3365-3370,2005
2) Crit Care Med 39:2464-2469,2011
3) Cric J 76:213-220,2012
4) Heart Vessels 30:703-711,2015
5) Am J Kidney Dis 47:439-444,2006
初 出
第44回 日本集中治療医学会 学術集会
教育セミナー 19 第9会場(ホテルさっぽろ芸文館3F 黎明の間)
演題:集中治療における急性腎障害バイオマーカー 〜L-FABPの可能性〜
座長:石倉 宏恭 先生(福岡大学医学部救命救急医学講座教授)
演者:升田 好樹 先生(札幌医科大学 集中治療医学教授)
共催:シミックホールディングス株式会社、積水メディカル株式会社
[ DM-NET ]
日本医療・健康情報研究所
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