資料室

facebook
メールマガジン
糖尿病3分間ラーニング
閉経時期が早い女性は2型糖尿病を発症しやすい?
2017年07月27日
カテゴリー: ヘルスデー 

閉経時期が早いほど2型糖尿病になりやすい?
 女性は閉経が早いほど2型糖尿病になりやすい可能性のあることが、「Diabetologia」7月18日オンライン版に掲載されたオランダの研究論文で報告された。約4,000人の女性を9年間追跡したところ、40歳以前に閉経を迎えた女性では、56歳以降に閉経した女性と比べて2型糖尿病の発症リスクが約4倍に上ることが分かった。なお、米国人女性の閉経の平均年齢は51歳とされる。

 研究を主導したエラスムス大学医療センターのTaulant Muka氏は「閉経後女性において、自然閉経を早く迎えたことは2型糖尿病の独立したマーカーとなる可能性がある」と述べている。

 この研究は、オランダの45歳以上の閉経後女性3,639人を対象に、中央値で9.2年間、前向きに追跡したもの。対象女性の自然閉経の時期を医療記録と質問票への回答から特定し、閉経時期で(1)40歳未満の早発閉経、(2)40〜44歳の早期閉経、(3)45〜55歳の一般的な閉経、(4)56歳以降の遅発閉経の4群に分けて2型糖尿病の発症リスクとの関連を調べた。

 追跡期間中に348人が2型糖尿病を発症した。解析の結果、2型糖尿病の発症リスクは、56歳以降に閉経した女性と比べて40歳未満の女性では3.7倍、40〜44歳の女性では2.4倍、45〜55歳の女性では1.60倍であることが分かった。全体では、閉経年齢が1年遅くなるごとに糖尿病の発症リスクは4%低下した。

 これまでの研究でMuka氏らは、早期に閉経した女性では心疾患や死亡のリスクが増加した一方で、50〜54歳の間に閉経した女性ではこれらのリスクは低減したことを報告している。

 同氏らは、この研究はこれらの因果関係を示すものではないとしながらも、「今後、こうした関連の背景にあるメカニズムを明らかにし、自然閉経の時期を考慮することで糖尿病の発症リスクを予測し、発症予防にもつながる可能性を検討する必要がある」と述べている。

Early Menopause May Be Tied to Type 2 Diabetes

[2017年7月19日/HealthDayNews] Copyright© 2017 HealthDay. All rights reserved.
HealthDay
[ Terahata ]
カテゴリー :  ヘルスデー  

■最新ニュース

ニュース一覧へ ▶

※2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で
表わされるようになりました。過去の記事はこの変更に未対応の部分があります。
Copyright ©1996-2017 Soshinsha. 掲載記事・図表の無断転用を禁じます。
治療や療養についてかかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。
更新情報配信中!