
記事を読む ▶
血糖や、間質間液中のグルコース濃度を継続して測定し、その変動を「線」で捉えることを“血糖トレンド”といいます。國枝先生は「都度の測定値に一喜一憂せず、血糖トレンドから今後の動きを予測したり、解決すべき課題を明確にすることが大切です」と、ご自身の測定結果をもとに、血糖トレンドの活用方法を教えてくださいました。
また「糖質」は血糖トレンドにもっとも影響を与えるものですが、大切なのは、1日全体の食事内容と血糖変動、場合によっては前日の体調や活動量も考慮して考えることだと強調。毎日の食事に関わる、血糖を上昇させたり、抑制させたりする要因について、具体的に解説してくださいました。
- 食事療法に必要な視点
- 血糖トレンド予測のポイント
- 血糖トレンドに影響をあたえる食事の要因を掴む
−上昇要因 −抑制要因 −具体的なシーン別対策 −食事以外での工夫

國枝 加誉(くにえだ かよ) 先生
ホームページ ▶
とくだ内科クリニック 管理栄養士・健康食育シニアマスター・一汁一菜研究家
大阪市出身、同志社女子大学卒業。自身が17歳でやせの2型糖尿病を発症、食健康の重要性を体感し管理栄養士の道へ。「生活習慣病の発症と重症化」双方の予防に重点を起き、医療機関での栄養相談、講演・セミナー、執筆、栄養士の教育などに従事。一汁一菜を軸とした日々楽しく美味しく実践できる『食健康の知恵』を伝え、ひとりひとりの健康の実現を目指して活動中。2018年11月よりとくだ内科クリニックにて栄養相談・療養相談を担当している。

「血糖トレンドの情報ファイル」では、さまざまな要因に影響を受けて常に変動している血糖値をどのように捉え、そこから見える傾向(トレンド)をいかに治療に役立てるかについて情報発信を行っていきます。
- 「血糖トレンドを活用した食事療法の可能性」糖尿病リソースガイド
- 心のそこにあるモチベーション 連載「インスリンとの歩き方」
- 糖尿病ネットワークがベトナムに進出 アジアの糖尿病医療を底上げ
- 「FreeStyleリブレの情報を活かした、糖尿病患者の療養指導」糖尿病リソースガイド
- 【セミナーレポート】「血糖トレンド」の把握が、妊娠中の強い味方に
- コンタクトレンズを装着するだけで血糖値を持続的にモニタリング
- 1型糖尿病のポテンシャル 連載「インスリンとの歩き方」
- 「10月8日は、糖をはかる日」講演会 「これからの糖尿病コントロール」【講演会レポート】
- 動画でよくわかる「ISFグルコース値と血糖値のタイムラグ」
- 糖尿病患者さんに向けて「血糖トレンド」啓発キャンペーンを始動
■最新ニュース
◆血糖自己測定器 関連情報
◆血糖自己測定器 製品情報