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「足病変と闘う現場から」 新コラム2本追加!

2017年08月16日

足病変とフットケアの情報ファイルの「足病変と闘う現場から」コーナーに、 新コラム2本が追加されました。執筆者は、今年度よりFaculty Memberに参画された寺部雄太先生(東京西徳洲会病院形成外科)です。

東京西徳洲会病院と訪問診療所との連携で救命・救肢

 当院は本コーナーにもご執筆されている木下幹雄先生が勤務していた病院ですが、先生は現状の足病変の治療を変革させたいと、2017年4月よりTOWN訪問診療所を開設しました。訪問診療により早期発見および在宅での創傷治療を行い、当院を含め多くの病院と連携をとることで、足の切断を防ぐ新たな救肢活動に挑戦されているのです。
 今回、当院とTOWN訪問診療所との連携で救命および救肢できたAcute on chronic arterial thrombus(慢性動脈閉塞が急に閉塞した病態)の一例を紹介します。

救肢の先にある歩行獲得のために

 足病変の治療を行っているある日、私はふと「下肢救済はできているけど、廃用してしまい自宅退院ができない患者さんが多いな」と思いました。これでは足を切断した場合と変わらず、患者さんに対しての下肢救済にはなりません。安静を強いられる比較的長期入院となる足病変の治療には、筋力の維持や歩行の練習といったことが必要だったのです。そこで、下肢救済の上に積極的に歩行を維持できるようリハビリテーションを行ってみることを決意しました。