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「足病変と闘う現場から」 新コラム追加!

2017年08月23日

足病変とフットケアの情報ファイルの「足病変と闘う現場から」コーナーに、 新コラムが追加されました。執筆者は、足のクリニック表参道 院長の桑原 靖先生です。

日本の足を健康にするために、クリニックができること

「足病変」と聞くと一歩間違えば下肢切断となり得る手前の状態で、専門スタッフが揃った大きな医療機関での治療が必要と考えがちですが、決してそうではありません。足病変を「足に起こる様々なトラブル」と考えると、陥入爪や外反母趾、胼胝などから始まり、スポーツ障害や子供の成長過程で起こり得るさまざまなトラブルまで、とても多くの事象が対象となります。

しかしながら医療機関としては軽症な胼胝や陥入爪から重症な足潰瘍までを全て診るとなると、とても非効率で治療の質が低下してしまいます。患者さんとしても、ちょっとした足のトラブルの場合、病院規模ではどうしても受診の敷居が高くなりがちですが、クリニックであればその敷居は下がります。これらを背景に私たちのクリニックでは、足にトラブルを抱えた患者さんを軽症なときから診ることを目的として、2013年より足の専門診療を行っています。

開院当初から現在に至るまで、受診される患者さんの主訴のほとんどは「足の痛み」でした。痛みが主訴で足のクリニック表参道を受診した患者さん14,100人(男性3,500人、女性10,600人)を対象に調査したところ(平成25年4月〜28年9月)、男性は「足底腱膜炎」が最も多く22%、次いで「胼胝・鶏眼」が12%、「強剛母趾」が10%でした。一方、女性では「外反母趾」が20%、「胼胝・鶏眼」が12%、「足底腱膜炎」が11%でした。ここで重要なことは、これら全ての疾患が「足の骨格構造の崩れ」に起因しているということです。