糖尿病ネットワーク
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靴ずれ、けが、やけどなどの外傷アリ!

総 論
知る:知っておくべきこと

 糖尿病の足潰瘍(あしかいよう)の原因は、靴ずれやケガなど些細なものが多く、水虫が原因のこともあります。また糖尿病患者では、神経障害が進行すると皮膚の痛みや温度に対する感覚が鈍くなります。

 そのため靴ずれやけがに対する処置が遅れてしまい小さなキズから細菌が入って炎症がひどくなり、腫れて血流を障害して足先が腐っていくこともあります。また暖房器具を高めに設定して低温やけどを起こしやすくとなります。特に足潰瘍(かいよう)の重症の方では足首からだめになっていることもあります。

 こうなると切断以外には治療はありません。また糖尿病の方では、切った傷の治りも悪い場合もあります。たかが靴擦れ、水虫と考えないでください。何とかなると高をくくらないでください。足を毎日観察して、清潔に保って、足に合う靴を履いてください。

調べる:必要な検査・チェック

糖尿病神経障害の検査

アキレス腱反射
打鍵機を使って、アキレス腱反射が起こるか調べる検査です。神経障害が進行すると反射はなくなってしまいます。
振動覚検査
音叉(おんさ)という器具を使って、震えが感じられるかを調べる検査です。
振動覚検査
モノフィラメント検査
足の裏を、柔らかくて細いナイロンの糸で触り、足の裏の感覚がどの程度あるか調べる検査です。
モノフィラメント検査

血流の検査

足関節上腕血圧比(ABI)の測定
両腕と両足首の血圧を同時に測り、足への血流の流れを調べます。
下肢動脈超音波検査
超音波検査で腹部〜足の動脈の流れを調べます。

感染の状態の検査

血液検査
炎症マーカーの上昇がないか確認します。
行動する:何をすべきか

 靴ずれ、けが、やけどなどができた場合は、すぐに糖尿病内科、皮膚科や形成外科を受診して相談してください。また靴ずれや胼胝(べんち/タコ)ができやすい履き物であれば、靴や中敷きを専門業者に相談して作成する必要があります。

症例File

(2014年06月)

Act Against Amputation
-なくそう、下肢切断-

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Faculty Member/Clinical Reporter
Advisory Member

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