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感染、化膿、潰瘍→壊疽、足切断

総 論
知る:知っておくべきこと

 足の潰瘍(かいよう)は、足の皮膚が欠損した状態ですが、潰瘍(かいよう)の周囲が赤く、膿(うみ)が出て化膿(かのう)している場合は感染を合併しています。また高血糖状態にあると、細菌と戦う力が弱まるため、傷が膿みやすく、感染しやすくなります。

 また糖尿病の方の足の潰瘍はなかなか治りません。血液には、傷を治すために必要な成分を届けますが、糖尿病の患者さんは膝から下の血管が詰まりやすく、足への血の流れが悪くなりやすいことが知られています。そのような患者さんでは、足に傷ができても、その傷を治すために必要な血液が足りず、傷が治らないばかりか、傷の周りの健康な皮膚までもが死んでしまう壊疽(えそ)状態になることがあります。広範囲の壊疽(えそ)や重症の感染を合併した足の潰瘍は、切断が必要となります。

調べる:必要な検査・チェック

血流障害の評価

足関節上腕血圧比の測定

皮膚還流圧(skin perfusion pressure;SPP)検査
下肢動脈超音波検査
超音波検査器で腹部〜足の動脈の狭窄を調べます。
下肢血管造影検査
造影剤を血管に注入し、造影剤の流れを撮影することで、細かい血管まで見える検査です。
下肢CT血管造影検査
血液の流れを調べる検査です。

感染の状態の評価

血液検査
炎症マーカーの上昇がないか確認します。
足の単純レントゲン写真
骨髄炎の有無を評価します。
足のMRI
骨髄炎の有無を確認します。
行動する:何をすべきか
 傷を治すためには、傷の安静が欠かせません。しかし、足という場所柄、日常生活を送るために立ったり歩いたりという動作が必要となり、他の身体の部分に比べて安静にさせにくいことが知られています。でもまず安静にしてください。そして早急に足病専門医のいる医療機関を受診してください。
症例File

(2014年06月)

Act Against Amputation
-なくそう、下肢切断-

Director
Faculty Member/Clinical Reporter
Advisory Member

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