糖尿病ネットワーク
エキスパート足外来
足に関係する領域は、形成外科、整形外科、循環器内科、糖尿病内科、血管外科、皮膚科、腎臓科などたくさんあります。足病変は適切な診断と治療が求められますが、実は、足を専門に診てくれる外来は限られており、その情報はほとんど公開されていません。ここでは、足病変治療のエキスパートがいる医療機関をご紹介していきます。
足病変とフットケアの情報ファイル
【東京】 杏林大学医学部附属病院 形成外科 〒181-8611 東京都三鷹市新川6-20-2
 当院の形成外科;下肢救済フットケア外来(毎週木曜日)では、専門知識を備えた形成外科医師が常に4名外来を行い、さらに皮膚排泄ケア認定看護師、糖尿病看護認定看護師、リンパ浮腫看護師、リエゾン精神看護専門看護師など熟練した看護技術と知識を有する看護師が常駐し、各患者さんそれぞれの足病変のリスクを評価、予防から治療までの創傷、血流、栄養、リハビリテーションなどのトータルケアを提供しています。

 たとえば、リスクのある方のキズの予防として、医師やWOCナースが鶏眼・胼胝の処置や爪切りを行うとともに、フェルトや医療用サンダルを使った自宅での足のケアの方法についてもお伝えしています。さらに、靴擦れによるキズを防ぐために専任の装具士(国家資格)が足の採型を行い、一人一人に合った靴型装具や靴を作成しています。

 重症下肢虚血と言われる血流が乏しい患者さんに対しては、ABI、SPP、StO2、レーザー血流計、等を使った血流評価を行い、創傷と血流の状態からbypassがいいか血管内治療(カテーテル治療)がいいか判断をし、専門診療科へ紹介いたします。また、静脈性潰瘍の患者さんに対しては、リンパ浮腫看護師とWOCナースが創傷と弾性包帯の圧迫治療について指導をします。

 足潰瘍のある方には、創傷治癒を目的とした高圧酸素療法や陰圧閉鎖療法といった補助的治療や高度な手術をも行い、心臓血管外科・循環器内科・腎臓内科・皮膚科・糖尿病内科などの関係診療科と連携した集学的治療を行います。また、血行評価の結果、虚血肢に対してはカテーテル治療やバイパス術、LDLアフェレーシスといった病態に合わせた血行再建ができるよう他院とも連携を行っています。(連携施設は総合高津中央病院、済生会横浜市東部病院、横浜南共済病院、東大和病院、江戸川病院、吉川内科小児科、東京西徳州会病院、吉祥寺あさひ病院、下落合クリニックなど多数)

 近年、糖尿病患者や人工透析患者の増加につれて足病変を発症している方が増えています。合併症である神経障害や血流障害が進むと、キズができても痛みを感じにくく見つけにくく治りにくいことから、足の些細なキズが難治性潰瘍や壊疽といった状態に陥りやすく、ひどくなると下肢切断を余儀なくされます。また、下肢切断や壊疽の既往歴のある方の生命予後は低いといわれています。このような事態を防ぐためには、足病変の早期診断・早期治療が必要となりますが、足を専門に診て予防や総合的に治療を行うことができる施設は全国的にも、まだ多くありません。糖尿病や腎不全を罹患し、足に不安をお抱えの患者さんは、足の健康を守るフットケア外来を是非一度お気軽に受診しご相談ください。

施設の概要
エキスパート スタッフ 大浦 紀彦
フットケア外来 有り。担当:形成外科
足専門(傷・血流)外来 有り。担当:形成外科
SPP設置 有り。StO2、TcPO2、レーザー血流計 有り
足専門装具 有り。装具外来併設
日本下肢救済・足病学会登録医 有り
フットケア技術のある
コメディカル
常勤者有り
得意とする疾患・治療 重症下肢虚血、ガス壊疽、創傷治療、足の再建、踵の再建、リハビリテーション、高気圧酸素療法
その他の特徴 循環器内科、血管外科、整形外科、透析病院との連携の中核病院として機能している。年2回下肢関連の研究会を主催
アクセス・お問い合わせ
住所 〒181-8611 東京都三鷹市新川6-20-2
電話番号 0422-47-5511
ホームページURL http://www.kyorin-u.ac.jp/hospital/

(2015年03月)

Act Against Amputation
-なくそう、下肢切断-

Director Member
Faculty Member/Clinical Reporter
Advisory Member

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