
「下肢末梢動脈疾患指導管理加算」(下肢救済加算)の基礎知識と実践 ▶
平成28年度4月より、透析クリニックですべての人工透析患者さんの下肢をチェックし、重症度の高い虚血のある患者さんを専門病院に紹介する新たな指導管理加算が施行されました。この制度の運用について、まだ模索中の施設も多いのではと思います。今回、この制度の概略と実際のチェック方法や運用フローを、実践の中心となる看護師さんの役割を中心にまとめてみました。ぜひ、参考にしていただき、患者さんの救肢に貢献されることを願っております。
著:大浦 紀彦
杏林大学形成外科教授/一般社団法人 Act Against Amputation 代表理事
協力:月刊『ナース専科』
(発行/株式会社エス・エム・エス、発売/株式会社インプレス)
Part1. なぜ透析患者にフットケアが必要なの? 背景1. 重症下肢虚血患者の増加 背景2. 医療制度の変革
Part2. 重症下肢虚血の病態と治療について 足を「診る」こと
Part3. 下肢救済を行う病院へ「紹介」するとどんな治療が行われるのか 重症下肢虚血の治療 重症下肢虚血治療のゴール設定 血行再建術と創傷治療 歩行のために必要なこと
Part4. CLI・虚血の足と評価したその後は? 病院への紹介、具体的にどうすればよい? どういう流れで治療が進むのか? 看護師はどこに気を付ければよいのか?
(2016年05月)