開催報告

第39回 若い糖尿病患者さんとのグループミーティングのまとめ(1)

高知大学医学部附属病院 内分泌・糖尿病内科、青柳クリニック 院長
眦 浩史 先生
(運営メンバー/ファシリテーター)

「若い糖尿病患者さんとのグループミーティング」へ参加して

日常診療の中で多くの1型糖尿病患者さんと話しする機会が当然あるのですが、このミーティングに参加するたびに改めて多くのことを気付かされます。

病気の治療が患者さんの心理的な負担になるのは自明のことです。それは糖尿病でも同様で、その程度は病気になってからの期間や患者さんの性格によっても異なってきます。患者さんの生活のなかで糖尿病治療が占めている割合が大きく長期間になると燃え尽きてしまうこともあります。グループミーティングにて他の患者さんと話しをすることによって、自分の糖尿病との付き合い方を再確認することができるのではないかと思うようになりました。これは糖尿病治療で燃え尽きないためにも非常に有用なのではないかと考えるようになりました。

今回のグループミーティングでは、周りの人の糖尿病に対する理解に対して、ストレスを感じている人が多くおられました。周りの人とは、親であったり、パートナーであったり、友人など、様々です。それは周りの人にどれだけ自分の糖尿病について伝えているかにも関わってきます。

一方、糖尿病に限らず他者の気持ちを100%理解するのは難しいことです。

齋藤先生が言われた「人に理解してもらいたい気持ちはわかるが、自分が他者とは違うことを理解し、周りの反応ではなく、人とは違っていても、自分はこう生きていくという気持ち、違いを生きることが大切なのではないか」という言葉が心に残りました。

このミーティングに参加される多くの方が、患者さん同士での情報交換や患者さん同士だから分かる「気持ちの共有」が出来ることを喜んでおられます。今後もこのミーティングが多くの糖尿病患者さんの心の支えになればと思います。