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米国の8人に1人が2型糖尿病―ヘルスデー調査から
「糖尿病について熟知している」は21%のみ
2013年02月
 米ハリス・インタラクティブ(Harris Interactive) 社とヘルスデーニュースの調査で、米国の8人に1人が2型糖尿病と診断されており、全体の3分の1以上が、本人あるいは親、兄弟、配偶者、子どもが糖尿病と診断されていることがわかった。この調査は2月4〜6日、米国内でオンラインにより実施されたもので、18歳以上の2,090人が回答した。

 ハリス・インタラクティブ社のHumphrey Tayloy氏は、「2型糖尿病は(米国で)最も罹患率が高く、患者数増加が最速の疾患の1つ。今回の調査で、成人の8人に1人、米国で2,900万人相当が糖尿病と診断されたと報告した」と述べている。

 米マウント・サイナイ糖尿病センター(ニューヨーク)の Ronald Tamler氏は、「糖尿病は知らない間に進行し、合併症を発症するか、排尿障害や口渇などがコントロールできなくなるまで気付かない。今回の調査で、糖尿病への認識が驚くほど低いことが判明した。21%しか糖尿病について熟知していると回答しておらず、79%はリスクのあることや、『サイレントキラー』と呼ばれるこの疾患にすでに罹患していることに気づいていないことを意味する」と述べている。

 糖尿病と診断された人は健康リスクについての認識がはるかに高く、3分の2以上が糖尿病について「極めて」あるいは「非常に」熟知していると回答。しかし、患者の35%が疾患を「何とかコントロールできている」と回答、5%は「まったくコントロールできていないと回答しており、Taylor氏は、「糖尿病治療は患者の行動および自己管理によるので、きわめて憂慮すべき知見」と述べている。なお、調査対象の多くが2型糖尿病に寄与する因子を理解しており、肥満については79%、食生活については74%、運動不足については62%が糖尿病のリスクファクター(危険因子)と認識し、糖尿病と診断された人ではこの数字はさらに大きかった。また、60%が糖尿病は遺伝が関与することを知っていた。

 回答者の多くは糖尿病罹患の有無に関わらず四肢切断や失明、腎疾患、心疾患などの長期的合併症について知っていたが、糖尿病で脳卒中が起きることは全体の39%、2型糖尿病患者の56%しか知らなかった。

 また、回答者の20%が「糖尿病は本人や家族へ非常に負担」、43%が「やや負担である」と答えた。患者の20%が糖尿病のせいで仕事が続けられなくなったと答えている。しかしTamler氏は、「ライフスタイルと遺伝的因子への認識があれば、幸福な人生を送ることができ、糖尿病と付き合って生きていくことができる」と、述べている。

 なお、今回の調査による2型糖尿病の有病率は、米国疾病管理予防センター(CDC)による報告よりも高いが、CDCデータはより基準が厳格であるという。

原文 http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=673579

[2013年2月20日/HealthDayNews] Copyright© 2013 HealthDay. All rights reserved.

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