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睡眠障害や肥満に関連するゲノム領域を特定
2016年12月
 睡眠障害が、肥満やむずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)、統合失調症などと遺伝的に関連することが報告された。

 「これらの疾患の生物学的な基盤を理解することは、臨床研究を進めていくうえで重要なステップとなる。睡眠障害とこれらの疾患との関連は疫学的には長く観察されてきたが、今回の研究により、生物学的な関連性が分子レベルで初めて確認された」と、研究著者の1人である英マンチェスター大学のMartin Rutter氏は述べている。

 同大学および米マサチューセッツ総合病院(ボストン)の研究者らは、自己申告した睡眠習慣と遺伝子との関連を調べるため、11万2,000人強の遺伝子マップを調べた。その結果、不眠症や日中の過度な眠気などの睡眠障害と、むずむず脚症候群、統合失調症、肥満に関連づけられるゲノム領域が特定された。

 共著者の同病院助教授のRicha Saxena氏によると、「睡眠に影響を及ぼす疾患の標的分子は今のところ見いだされておらず、われわれが使える手段は鎮痛薬だけであることを認識することが重要だ。今回の知見により、これらの疾患に対して、より根本的な新しい介入法が開発されることが期待される」と述べている。

 また、同氏は、さらなる研究の必要性を指摘しつつも、「この知見は、ヒトの健康や習慣的な行動への影響が大きい睡眠の生物学的な背景を理解するうえで重要な鍵となるもので、今後の研究の進歩に寄与するだろう」と期待を述べている。

 この研究は、「Nature Genetics」オンライン版に12月19日掲載された。

Study Finds Genetic Link Between Sleep Problems and Obesity

[2016年12月19日/HealthDayNews] Copyright© 2016 HealthDay. All rights reserved.

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