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糖尿病の死亡への寄与度は予測を上回る――米調査
2017年01月
 米国では、これまで考えられていたよりも糖尿病で死亡する人が多いことが、新しい研究で示された。米連邦政府による報告に基づいた研究で、米国人の死因の12%が糖尿病であることが判明した。糖尿病は心疾患、がんに次いで死因の第3位に位置づけられるという。

 今回の研究を実施した米ペンシルベニア大学社会学教授のSamuel Preston氏は、「別の言い方をすれば、糖尿病が撲滅されれば死亡者数は12%減少することを意味している」と述べている。

 同氏によると、過去に行われた同様の研究は1980年代から1990年代初期のデータに基づいた1研究しかなく、このときには糖尿病は全死因の約4%にすぎなかった。

 今回の研究は、国民健康インタビュー調査(NHIS)および国民健康栄養調査(NHANES)のデータを用いたもの。解析の結果、米国では、糖尿病をもたない人に比べて、糖尿病患者では死亡率が90%高いこともわかった。

 同氏によると、死亡証明書には死因は1つしか記載されず、糖尿病はリストに載らないことが多いため、「原死因」としての糖尿病は、米国では著しく過小に報告されている可能性を指摘している。

 また、研究共著者である米ボストン大学の人口統計学者であるAndrew Stokes氏は、「米国人の健康状態や死亡統計をみる際には、薬物中毒やアルコール中毒、自殺といったものが目立つが、糖尿病はそうではない」と指摘している。

 この知見は、「PLOS ONE」オンライン版に1月25日掲載された。

 米疾病管理予防センター(CDC)の報告によると、米国の糖尿病患者は1980年の550万人から2014年には2200万人と、300%近い増加を示している。Preston氏は「この10年間、米国人の平均余命の延びは緩徐で、2015年にはわずかだが減少がみられている。統計的にはまだ確認されていないが、余命の延長が減速した要因として肥満と糖尿病が挙げられており、今回の研究は、これらの因子の役割をより正確に捉えるうえで役立つだろう」と述べている。

 Stokes氏は、「今回の知見で、集団レベルでの肥満と糖尿病対策が重要であることが示された。これらの対策は公衆衛生上きわめて重要で、国全体の問題として取り組むべきだ」と述べている。

Diabetes Kills More Americans Than Had Been Thought

[2017年1月25日/HealthDayNews] Copyright© 2017 HealthDay. All rights reserved.

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