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米国では若年糖尿病患者の多くが眼科検診を未受診
2017年03月
 米国では、若年の糖尿病患者の多くが糖尿病と診断されてから6年以内に糖尿病網膜症の眼科検診を受けていないことが、新しい研究でわかった。

 糖尿病網膜症は、糖尿病による三大合併症の1つで、眼の中の血管が障害されて出血を起こし、最悪な場合には失明に至る。症状が現れにくく、早期発見には眼科医による眼科検診がきわめて重要な役割を果たすとされている。

 米国眼科学会(AAO)によると、小児から思春期の患者では、2型糖尿病と診断されたらできるだけ早く、1型糖尿病では診断後5年以内に糖尿病網膜症スクリーニングを開始することが推奨されている。

 米ミシガン大学のJoshua Stein氏らは、2001〜2014年に、21歳以下で新たに1型糖尿病と診断された若年患者5,453人(診断時の年齢中央値は11歳)と2型糖尿病と診断された若年患者7,233人(同19歳)を対象に後ろ向きコホート研究を行い、眼科検診の受診率と受診率に影響を及ぼす因子を調べた。

 その結果、糖尿病の診断後6年以内に眼科検診を受けた患者の割合は、1型糖尿病患者では64.9%、2型糖尿病患者では42.2%に過ぎないことがわかった。同氏らによると、この結果は若年の2型糖尿病患者では半数以上が、1型糖尿病患者では3分の1以上が、推奨される眼科検診を受けていないことを示しているという。

 また、検診の受診率は白人に比べて黒人やラテン系の若者で低く、家庭の経済状況がよいほど高まることもわかった。

 同氏らは、「人種的にマイノリティな人々や家庭の経済状況に恵まれていない若年の患者も含めて、糖尿病患者全体の眼科検診の受診率を向上させることができれば、糖尿病網膜症の早期診断・早期治療につながり、失明に至る患者を救える可能性がある」と述べている。

 なお、この研究は「JAMA Ophthalmology」オンライン版に3月23日掲載された。

Many Kids With Diabetes Missing Out on Eye Exams, Study Finds

[2017年3月23日/HealthDayNews] Copyright© 2017 HealthDay. All rights reserved.

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