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患者・家族対象 - 合併症他・特定の事柄
 目の不自由な人の“こころのケア”―本当のこころの杖となるために―

新潟県視聴覚障害者のリハビリテーションを推進する会
NPO 法人障害者自立支援センター オアシス
著者:山田幸男(新潟県保健衛生センター・信楽園病院 内科)、大石正夫(白根健生病院 眼科)、
小島紀代子(推進する会 事務局長)

糖尿病の合併症等で視力を失った方の不安や孤独を受けとめ、彼らが自立し、日常生活を取り戻すことを目的としたハンドブック。(出版社HPより)
糖尿病合併症で視力を失う患者さんは少なくない。患者さんの失明による孤独・不安・絶望に対してどのように向き合っていくか、こころのケアについて理論と実践がまとまった一冊。
以下、目次より抜粋。はじめに/序章 視覚障害リハビリテーション外来開設までの経緯/第1章 視覚障害と自殺/第2章 死ぬほどつらくても/第3章 自殺の予防/第4章 人生の半ばで視覚を失った人のこころの軌跡/第5章 視覚障害の発症時期や原因疾患で異なるこころのケア/第6章 白杖、障害者手帳、点字のなかで、障害者であることを最も意識するもの/第7章 すいみん障害/第8章 うつ病、うつ状態/第9章 その他のこころに関連した病気―不安障害、パニック障害、過換気症候群―/第10章 援助する側が気づけること/第11章 傾聴、共感、受容/第12章 障害者の能力・意欲を引き出す―「やってやる」から「見守る」に/第13章 医療関係者に望まれること/第14章 障害者を抱えた家族の方へ/第15章 ストレスの解消法/第16章 視覚障害リハビリテーション/第17章 入院中や外来で試みてほしいこと/第18章 私たちの行っている“視覚障害リハビリテーション”―リハビリテーション外来とパソコン教室を軸にして―/終章 希望 など。
●B5・116ページ \1,800+税 2012年改訂 考古堂
 出版社ホームページ→購入


 見にくい世界 ―みえるとみえないの狭間を歩く―

清水美知子(歩行訓練士)、西川みどり(メディカルワーカー・看護師)、井上朱実(糖尿病専門医)

 糖尿病網膜症の治療が進歩し、光を全く失ってしまうケースは徐々に減ってきている。しかし糖尿病網膜症はいまだ成人後の失明原因の弟二位であり、また黄斑症では失明には到らないまでも、視力が大きく低下する。本書は、糖尿病療養指導士の資格更新単位を取得可能とするために企画されたセミナーに端を発する。10回開催されたあと、更新単位取得可能な研修会が数多く開催されるようになったことから、そのセミナーは役割を終え終了した。しかし糖尿病による視覚障害、ロービジョンに関する社会的な理解はその後もあまり広がらず、著者らは視覚障害者を招いての講演などを行っていたかつてのセミナーの記録をまとめ、加筆し上梓することを思い立ったという。よって本書は約10年前に発表された内容を含むわけだが、多くの読者は、全く新鮮な情報にあふれていることに一読のもと気付くのではないだろうか。ロービジョンの人が日常なにに困るのか、インスリン注射や血糖測定を支援するにはどんなことに配慮すべきなのかといった、患者さん本人だけでなく、ご家族、医療・介護スタッフにとっても大変役に立つ記述が充実している。また本書は単なるテクニック集ではなく、著者らの日常生活の叙述もあり、視覚障害者とそうでない者がともに見えていない部分に光を当てるやさしさを行間に感じる一冊。
以下、目次より抜粋。1.見えにくい人の生活を考える/視機能が低下する患者の看護を考える、糖尿病患者の見えにくさ、道の左側、視機能と体性感覚が低下した患者の生活 2.私の視覚障害体験/私がフットケアに力を入れたわけ、平田先生との出会い、‘見えにくい’糖尿病患者ケアの実際、自分で作つくる介護マニュアル、元気で歩き続ける足を守るために、アイメートとの暮らし 3.糖尿病による視覚障害者のケア/内科チームの役割、糖尿病から眼が見えにくくなる理由、見えない人を増やさないために、癌と向き合う、バリアフリーを考える、白杖の旅 4.糖尿病スタッフのために/江南施設でのリハビリ訓練、インスリン注射や血糖測定をどう考える など。
●A5・237ージ \1,400(本体\1,333円+税) 2011年発行 シイーム出版(06-6707-3833)




 糖尿病診断アクセス革命

矢作直也(東京大学大学院医学系研究科分子エネルギー代謝学講座特任准教授)

 糖尿病発症前の予備群の段階から、もしくは発症後であっても合併症が起きる前にその状態に早く気づき、予防・治療を開始することが、生涯にわたる健康の維持に大切。本書は、こういった糖尿病や予備群を簡便な検査により早期に発見し、医療機関で治療を受けるように促していくという切り口でまとめられている。後半の内容は、町中の薬局で指先からの微量採血よりHbA1c(血糖値のように食事の影響を受けないために、いつ採血してもてもよい糖尿病診断のための検査)をその場で測定し治療につなげていくという、本書のタイトルどおりの「糖尿病診断アクセス革命」を起こしつつある著者らの活動の紹介。糖尿病の合併症で苦しむ人の多くは、治療をしていなかった人たちから生じてくる現状から、そのような糖尿病放置群を減らすことが急務となっているが、「糖尿病診断アクセス革命」は一つの解決策となる可能性をもっている。なお、巻末の「逆引きイメージ索引」は、本文の内容に関連する図表のみを羅列し、その図表の意味を解説しているページを示している索引であり、斬新で便利。
以下、目次より抜粋。第1章 急増している糖尿病〜糖尿病は忍び寄る〜/「国民病」としての糖尿病(どうしてここまで増えたのか?、26ショック)、2型糖尿病になっていくしくみ(インスリンとは?、発症に到る自然歴)、糖尿病合併症(動脈硬化は予備群の時期から進行、網膜症、腎症、糖尿病患者の生命予後)、未治療人口はこんなに多い(3/4は未治療で放置という恐ろしい現実、まだまだ低い健診受診率) 第2章 あなたはどのタイプ?フトレンダーさんとフトレーヌさん/肥満余力・肥満限界、「太っていなければ大丈夫」は大間違い 第3章 糖尿病発症予防のエビデンス/DPP、STOP-NIDDM、VICTORY、ACT NOW 第4章 糖尿病を減らしていくために/HbA1cとは、新糖尿病診断基準、HbA1cは日本発の発見! 第5章 微量血液測定というイノベーション〜指先採血によるHbA1c測定〜/わずか1μLの微量血液でHbA1cを測定可能な画期的装置、指先採血で検体を採取できるということの持つ大きな意味 第6章 薬局店頭でのHbA1c測定の試み 逆引きイメージ索引。
●A5・134ページ 本体\1,400円+税 2010年発行 SCICUS(サイカス。03-5303-0300)
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 健康づくりへのアプローチ

著:石川兵衞(奈良県立医科大学名誉教授)

著者が「はじめに」の中で述べている本書のコンセプトは、「読むというより見てわかる本」「明るく親しみやすい本」「どこから読んでもよい本」。そのコンセプトどおり、親しみやすいイラストと図表による見開き完結のレイアウトで、どこからでも読み始められ、通読・実践すれば健康づくりへの生活習慣が自然と身につけられる構成になっている。1996年に、生活習慣の改善により健康づくりを目指すために必要な知識を、健康づくりの基本である栄養・運動・休養を3本柱とする「健康日本21」に則って発行されて以来、最新情報を取込ながら改訂を重ねていている。本書はその第4版で、食事バランスガイド、エクササイズガイド、メタボリックシンドロームの解説が加えられた。
以下、目次より抜粋。初版序、はじめに、I 現代人の生活習慣と健康状態(A 現代の生活環境と健康危機、B 健康とは、C 日本人の寿命と死因、D これからの健康管理、E 生活習慣病、F 21世紀の国民健康づくり運動)、II 栄養・食生活─食べすぎない,脂肪を控える(A 効果的な食事のとりかた、B 健康食品・栄養補助食品、C 禁煙と節酒)、III 身体活動・運動─どのような運動がよいか(A 身体活動・運動の基礎知識、B 運動の区分、C 健康づくりの運動、D 運動は老化を遅らせる、E 運動エネルギーの話)、IV 休養─こころの健康づくり(A 効果的な休養、B 気分の切り替え、C アウトドアと太陽紫外線)、V 生活習慣病の予防(A メタボリックシンドローム、B がんを防ぐための12ヵ条、C 高齢者の寝たきり予防、D 生活の中の活性酸素、E 口腔ケア)、おわりに、索引など。
●B5・232ページ (本体\2,600+税) 2010年発行 文光堂
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 腎臓病食品交換 治療食の基準(第8版)

監修:黒川 清(政策研究大学院大学教授・東京大学名誉教授) 編集:中尾俊之(東京医科大学教授)・他

 腎臓病治療に必要な蛋白制限食を進めるため、蛋白質3gを1単位として食品を交換する方式の食事療法のテキスト
昭和46年の初版発行以来改訂を重ね、今回の改訂では、慢性腎臓病(CKD)の概念が確立されたことに対応し解説を追加・変更するとともに、近年、富みに充実してきた治療用特殊食品を整理し直して掲載。また、血管石灰化防止の観点からリン摂取制限が従来に増して重要視されつつあり、蛋白質含量の多い食品はリン含量も多いため、その過剰摂取を抑える目的から、健常者に対する蛋白摂取推奨量を越える「蛋白質70g」の項目が削除された。
●B5・166ページ 本体\1,300+税 2008年 医歯薬出版(03-5395-7616 )
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