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患者・家族対象 - 薬物療法について
 こんなによくなる!糖尿病 驚きの「インクレチン」新薬効果

鈴木吉彦(HDCアトラスクリニック院長、日本医科大学客員教授)

 糖尿病治療を大きく前進させるのではないかと期待を集め登場したインクレチン関連薬。発売から1年が過ぎ、確かな評価が定まりつつある。著者が院長を務めるクリニックでは、インクレチン関連薬を内服している患者さんの半数が HbA1c5%台になったという。従来の治療法では低血糖が危惧される厳格なコントロール状態だが、それもほとんど起きていない。発売前の期待に見事に応えたと言えるインクレチン関連薬について、本書ではその開発の経緯から特徴、なぜ革新的なのか、他の糖尿病治療薬の位置づけはどのように変わっていくのかをまとめている。糖尿病治療の歴史が大きく転換しつつあるこの状況を独自の視点で解析していて、患者さんだけでなく医療関係者が読んでも役立つだろう。「本格的な栄養指導は HbA1cが6%台に下がってから始める。それまでは薬の力で下げる」とする著者の私見も、画期的新薬の相次ぐ開発とともに、多くの人が首肯することになるのかもしれない。インクレチン関連薬による ED 改善効果などのこぼれ話にも興味をひかれる。
以下、目次より抜粋。序章 新薬が糖尿病の常識をくつがえす 第1章 出会いは「9.11」と「トカゲ」から 第2章 「高血糖のメモリー」消去へ。前人未踏の挑戦 第3章 患者さんが教えてくれた「前人未踏への登り方」/おにぎり1個がフルコースに 第4章 変わる、薬の使い方/メトフォルミンの活用でGLP-1の効果を引き出す、SU薬は切れ味を期待する、α-グルコシダーゼ阻害薬は水素ガス発生作用、インスリン治療は単なる補完療法になるかもしれない 第5章 「糖尿病完治の時代」の未来像/不治の病ではないことを知らなかっただけ、血糖値の効果目標を自分で選択する時代へ 第6章 「治る」時代が目前に迫ってきた! 第7章 地球温暖化を前に夏には冷水の準備を など。
●A5・144ページ 本体\1,200円+税 2010年発行 朝日新聞出版(03-5540-7793)
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 糖尿病に克つ新薬最前線

鈴木吉彦(日本医科大学客員教授、HDCアトラスクリニック院長)

 血糖値を下げるだけでなく、低血糖になりにくく肥満を防ぐうえに、インスリンを作る膵臓の細胞の増殖さえ期待できるという画期的な新薬が今、次々登場している。糖尿病特別ドックを開設したり新薬開発に臨床でかかわってきた糖尿病専門医の著者が、がらりと様変わりしつつある現在の糖尿病治療の最新情報を、一般の人向けに解説した新書。ただし内容はややハイレベルで、医療従事者が読んでも役立つ情報は少なくないだろう。
以下、目次より。第1章 日本人の糖尿病の特徴と病因/日本人の糖尿病は欧米ほど肥満していない、2型糖尿病の主原因は「食後高血糖」 第2章 きめ細かい糖尿病医療が合併症を防ぐ/糖尿病の重度の合併症は頻度が減っている、日本人にとっての危険因子 第3章 従来の糖尿病治療法/基本は食事療法、低血糖になったときは 第4章 従来療法の限界/HbA1Cは「下げれば下げるほどよい」と考える「段階療法」、治療無効期(二次無効性)が出てきてしまう 第5章 欠点を解決した「インクレチン」 第6章 GLP-1の膵臓に対する作用/2型糖尿病ではインクレチン効果が減弱している、GLP-1の膵内作用、GLP-1の膵外作用 第7章 DPP4阻害薬はGLPを長もちさせる 第8章 DPP4阻害薬に期待される臨床的特徴/「コントロール」する時代から「治るかもしれない」時代へ、GLP-1を増加させるそのほかの薬剤 第9章 GLP-1注射製剤は欧米ですでに発売 日本でも!/GLP-1誘導体と他の治療薬との併用効果 第10章 「糖尿病よ、さようなら」か?/DPP4阻害薬・GLP-1誘導体に関するQ&A 第11章 GLP-1を超えるかもしれない新薬が登場/SGLT2阻害薬、抗肥満薬 など。
●新書・234ページ 本体\740円+税 2010年発行 朝日新聞出版(03-5540-7793)
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 目で見てわかる糖尿病(5) もしも100人の糖尿病村があったら ―あなたの知らない薬の世界―

坂根直樹(国立京都病院臨床研究センター 予防医学研究室)

 糖尿病の患者さんだけが暮らす100人の村を舞台に、ユーモラスかつ実践的な治療・自己管理の解説を繰り広げる「目で見てわかる糖尿病」シリーズの第5冊。薬の種類と使い方、糖尿病用薬の効き方、飲み忘れを防ぐには、ジェネリック薬品とは、など、糖尿病薬物療法に必要な正しい知識を平易な文章とイラストで解説する。なお、シリーズ (1) は「はじめの一歩が大切」、(2) は「自信がもてる食事療法のコツ」、(3) は「あなたが変わる運動のコツ」、(4) は「あなたもできる減量作戦」、(5) は「あなたの知らない薬の世界」、(6) は「合併症を防ぐ7つの鍵」、(7) は「村人からの素朴な疑問」(2004年6月現在 (6)まで既刊)。
●B5・111ページ \990 2004年発行 診断と治療社(03-3580-2770)
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 一緒に始めよう!やさしいインスリン治療の自己管理(改訂版)

監修:松澤佑次(大阪大学大学院医学系研究科分子制御内科学教授)
 編集:花房俊昭(大阪医科大学第一内科教授)、難波光義(兵庫医科大学総合内科糖尿病部門助教授)、宮川潤一郎(大阪大学大学院医学系研究科分子制御内科学講師)

 インスリン治療が必要なのに「自覚症状はないからまだ大丈夫」などの理由をつけて経口剤治療を続けたがる2型糖尿病の患者さんを対象に、インスリン療法とはそれほど難しいことではなく、治療によるメリットが少なくないことを、イラストを多く用いて解説している。若年者や子ども、あるいは高齢者のインスリン療法については、保護者やご家族の方への注意事項がまとめられている。
●A4・52ページ \950 2002年発行 医薬ジャーナル社(06-6202-7280)
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 糖尿病の薬 正しい使い方

中條やえ子(東京都立大久保病院内分泌代謝科医長)

 糖尿病の飲み薬は近年急に種類が増え、またインスリンも簡単に注射できるようになり、糖尿病の状態にあわせて最適な薬を使用できるようになってきた。しかし患者さんが、糖尿病はどういう病気で薬はどんなときに必要なのか、薬がなぜ効くのかを理解し、正しく服用・注射しないと効果は得られない。本書は、糖尿病の薬の解説を中心に、糖尿病の基礎知識、最新知識をおりまぜて解説している。
●A5・166ページ \1,300 2001年発行 主婦と生活社(03-3563-5121)
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