患者さんのほんね、医療者のホンネ

2013年06月04日

Q. 糖尿病になって特に「不満」に感じることと、その理由

A. 患者さんのホンネ

  • 医療費の負担、治療内容、保険の加入
    糖尿病がために、治療費などの負担費用は年間15万円を下らない。(1型糖尿病)
  • 医療費の負担、糖尿病患者さんのための国や自治体の制度・対応、治療薬や治療法など
    ジェネリック医薬品の選択肢が少ない。(2型糖尿病)
  • 医療費の負担、治療内容、治療薬や治療法など
    注射でない薬があればすごくいいと思う、行動範囲が広がる。(1型糖尿病)
  • 医療費の負担
    お金がかかること。(2型糖尿病)
  • 医療費の負担
    血糖値を測るものも高いので、負担が大きいです。(1型糖尿病)
  • 医療費の負担、保険の加入、遺伝因子の伝達(遺伝にあるのを知らなかった)
    現在は働いているので、医療費負担は仕方ないが、年金生活になれば、負担だろうという予想。終身年金(私的)が掛けられなくなった。原因が遺伝にあるのを若いうちから教えてほしかった。なってから知っても、なんともならない。(2型糖尿病)
  • 医療費の負担、糖尿病患者さんのための国や自治体の制度・対応
    1型は難病の特定疾患指定を受けても良いと思う。(1型糖尿病)
  • 治療内容、医療機関、主治医や医療スタッフ、糖尿病患者さんのための国や自治体の制度・対応、保険の加入、治療薬や治療法など
    <保険の加入>今更保険に入れないこと。仕事にも無理が利かないので、残業代をアテにすることが出来ず、治療費もかかるし入れる保険があったとしても保険料も高いしじゃ、出費ばっかり嵩んで、生活出来ない。そんな時、死んでやろうかと思うけど、死んでも微々たる保険金じゃ死んでも誰も喜ばねえなと思うと、生きてんのも嫌になる。(1型糖尿病)
  • 医療費の負担、治療内容、就職、就学
    治療費が安いとはとても言えない。失業時の治療費・健康保険費などはかなり堪えた。就職活動時に糖尿病であることを隠さずに答えたら不採用となったことは今でも忘れられない。(1型糖尿病)
  • 自由な時間が減った
    運動療法をするため車でドライブする時間が減った。(2型糖尿病)
  • 医療費の負担、糖尿病患者さんのための国や自治体の制度・対応、治療薬や治療法など
    定期的な通院の医療費、及び、新薬の処方期間の制限。2週間に1回通院しなければならなくて医療費がかさむ。(2型糖尿病)
  • 医療費の負担、糖尿病患者さんのための国や自治体の制度・対応、就職、就学
    1型糖尿病と2型糖尿病の違いを、どう説明すればいいか困ることがある。(1型糖尿病)
  • 医療費の負担、医療機関、主治医や医療スタッフ
    主治医が変わった為意思疎通ができていない。(1型糖尿病)
  • 保険の加入、治療薬や治療法など
    団体保険などはまず断られる。患者のニーズにあった治療方法が出てこない。血糖測定の無侵襲タイプの機材など、より患者の負担を減らすための方法が、技術的に難しいとはいえ、いまだに流通していない。(1型糖尿病)
  • 医療費の負担、治療内容、買い物
    治療内容というが、検査の結果とインスリン、血糖測定備品の入手ができるだけで治療などという認識が無い。毎回、医療費が高すぎて、通院をやめてしまいたいと思う。医療費を削減する方法はないものか?(1型糖尿病)
  • 医療費の負担、糖尿病患者さんのための国や自治体の制度・対応、保険の加入
    医療費の患者負担は当然で仕方ないが、一生涯、高額な医療費が必要なことは非常に厳しい。特に1型の場合、治療を継続しなければ命にかかわる慢性病ということで、3割負担の軽減が望まれる。また、保険の加入ができない、また保険料が非常に高くなるといのは、保険の相互扶助の考え方からはずれているのではないか。保険会社はボランティアではできないが、保険は健康な人のみ対象というのもおかしいと思う。(1型糖尿病)
  • 医療費の負担、保険の加入
    入院の不安(2型糖尿病)
  • 医療費の負担、糖尿病患者さんのための国や自治体の制度・対応、治療薬や治療法など
    医療費が高い(2型糖尿病)
  • 医療費の負担、治療薬や治療法など
    高いです、医療費。(1型糖尿病)
  • 医療費の負担、糖尿病患者さんのための国や自治体の制度・対応、対人関係
    友人との会食の機会があっても、食事内容の枷があり、一方、友人も積極的には誘いにくい様子。(2型糖尿病)
  • 医療費の負担、治療内容、治療薬や治療法など
    医療費が高額。これだけ患者がいるにもかかわらず、自己負担額は下がっていない。(1型糖尿病)
  • 医療費の負担、治療内容、治療薬や治療法など
    食前に薬を飲むことが面倒です。インスリンも同じ。(2型糖尿病)
  • 医療費の負担、糖尿病患者さんのための国や自治体の制度・対応、保険の加入
    糖尿病は、長期管理が必要な疾病なので、3割の医療費負担は重すぎる。「うつ病」なども寛解までに継続的な通院と服薬が要求される疾病だが、現在「自立支援」の名の下に、2割分がさらに公費により負担される制度が整っていて、本人負担は1割のはずである。少なくとも、一定の年収を下回る世帯の患者については、何らかの形の医療費補助が必要である。景気低迷により収入が低下しているにもかかわらず、治療費の負担は高止まりしていて、患者は病気それ自体と共に苦しい思いをしている。(2型糖尿病)
  • 医療費の負担、糖尿病患者さんのための国や自治体の制度・対応、保険の加入
    医療費が高い。保険に入れない。18歳で公費負担がなくなる意味がわからない。(1型糖尿病)
  • 仕事、生活に制限される。
    海外出張などができない(1型糖尿病)
  • 治療内容、医療機関、主治医や医療スタッフ、糖尿病患者さんのための国や自治体の制度・対応、就職、就学、保険の加入、治療薬や治療法など
    薬の副作用があっても効くからと言って、3年間使い続けられた薬がある。新薬も副作用が辛い。別疾患で動けないのに、運動療法を強要された。主治医は、自分の言い分を、全て「教科書に書いてない」と言ってちっとも聞いてくれない。まだ話しているのに、診察室から無理矢理追い出す。血糖測定用の穿刺針とチップが実費なので高くて困っている。糖尿病ではないが、持病持ちと言う事で、就職が一切出来なかった。糖尿病になる前に入った保険はあるが、その後入った保険は、病気での入院特約が一切つけられなかった。(2型糖尿病)
  • 医療機関、主治医や医療スタッフ、治療薬や治療法など
    近くで専門医がなかなか見当たらない。診療科は内科中心で患者の心境がよく分かっていない。(2型糖尿病)

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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