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02小児糖尿病には1型も2型も
内潟安子  東京女子医科大学 糖尿病センター教授
2005年11月
 小児糖尿病=1型糖尿病ではけっしてありません。学校検尿で尿糖陽性を指摘されて、はじめて高血糖状態が見つかるというのが、最近の2型糖尿病の発見の経緯です。これは会社検診などで発見される大人の2型糖尿病と全くおなじです。

 もちろん、以前から日本人には若年発症の2型糖尿病という病型はありました(これまでの糖尿病センターの調査結果を1990年に報告)。しかし、小児1型糖尿病との違いがうまく伝わらないこと、2型糖尿病は肥満や食べ過ぎによって発症してくるという固定観念から、小児1型糖尿病以上になかなか認識されませんでした。平成14年度も平成15年度も小児慢性特定疾患治療研究事業で収集した18歳未満発症患者数でみると、1型が約70%、2型が約20%ですが、本学糖尿病センターの20歳未満発症の糖尿病患者数をみてみますと、1型と2型はほぼ1:1となります。

 糖尿病自体が国民病のように認識されるようになった今日、小児期においても、1型糖尿病のことを知ることもさることながら2型糖尿病についても勉強することが重要になってきたと思われます。お互いの病気の成り立ちの違い、発症形式の違い、治療方法の違い、などを勉強することによって、各々の病型をさらに深く識ることができるのではないでしょうか。
©2005 内潟安子


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