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我が国では、慢性腎臓病患者が増加しており、2007年末には25万人を超えるに至っており、医学的のみならず社会的にも問題となっております。腎不全の原因となる病気の中で糖尿病性腎症が1998年以降、第一位を占めており、しかも年々増加し続けている事から、慢性腎不全増加の主因が糖尿病性腎症であるといえましょう。
従って、本症の予防・発症・進展防止及び改善を目指した総合対策が必要となります。本症に対しては、糖尿病と腎臓病の両専門家が共に協力して、基礎的及び臨床的研究を行ない、対策を協議する事が必要不可欠であります。かかる目的のため、1986年(平成元年)、まだ我が国では本症が余り問題となっていなかった頃、腎臓病と糖尿病の専門家わずか16名によって本研究会は発足しました。
以後、毎年、開催されており、現在では200名以上の参加者が集まる会に発展し、我が国における本症に関する最も充実した研究会となっております。
本症患者は我が国ばかりでなく、世界の多くの国々、とりわけアジア各国で急増している事から海外の研究者との交流も活発となり、すでに多くの著名な研究者が参加されており、本研究会は一層国際的になってまいりました。
当初、本研究会は最先端の研究者を対象としておりましたが、本症患者の増加に伴って、若い医師、看護師、栄養士、薬剤師等から本症を幅広く、そして、日常診療に直結した事についても学びたいという要望が強くなってまいりました。2009年(平成21年)からは教育講演やコメディカルスタッフの方々のためのプログラムを設けるように改革してまいります。
今後、本症の重要性は一層高まると予想されますので、本症で困っている多くの患者さんのために是非、1人でも多くの方々に本研究会にご参加いただきたいと願っております。
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