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易感染状態
 さまざまな感染症にかかりやすくなっている状態。糖尿病で血糖コントロールがよくないと、白血球の殺菌力が低下し免疫機も低下するので、体内に入り込んだ細菌が繁殖し、感染症にかかりやすくなります。また、血流障害の影響で、治癒にも時間がかかります。

1型糖尿病
 自己免疫疾患(免疫機が自分のからだに対して働いてしまう病気)などで、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞が破壊されて発病するタイプの糖尿病。日本人に多い2型糖尿病と異なり、生活習慣と関係なく発病します。体外からインスリンを補わないと生命を維持できない「インスリン依存状態」 になります。小児・若年期に発病することのほうが多いものですが、高齢者にも起こります。

1,5-アンヒドログルシトール
 血糖コントロールの指標の一つ。検査時点から過去数日間の血糖状態を反映します。尿糖の排泄とともに数値が低下するので、検査結果は高いほどよく、基準値は14.0μg/mL以上です。軽度の高血糖にも敏感に反応します。

一次
 健康な人あるいは備群(境界型)の人が、糖尿病(2型糖尿病)の発病を未然に防ぐための防。肥満者の減量などが該当します。

インクレチン
 食食事を摂取したときに十二指腸や小腸から分泌されるい くつかのホルモンの総称で、代表的なものに GLP- 1 と GIP があります。いずれも高血糖時のみインスリン分泌を促し、GLP- 1 は高血糖時のグルカゴン分泌を抑える作用ももっています。2型糖尿病では膵臓のβ細胞が機能しているのにインスリン分泌が低下していることがあり、それにはインクレチンの分泌量が少ないことが関係している場合があります。

インクレチン関連薬
 インクレチンは体内で DPP-4 という酵素によって分解され、その半減期は数分とごく短いため、薬として投与してもすぐに効果がなくなってしまいます。そこで、DPP- 4 の働きを妨げてインクレチンの作用を助ける「DPP-4 阻害薬」という薬が開発されました。また、インクレチンのうち糖尿病の治療により適している GLP-1 のアミノ酸配列をやや変更することなどにより、DPP- 4 に分解されにくくしたアナログ製剤「GLP-1 受容体作動薬」も、ほぼ同時に登場し使われています。前者は経口薬、後者は注射薬です。

 
 
インスリン
 膵臓のβ細胞で作られているホルモンで、血液中のブドウ糖を細胞内に取り入れエネルギーとして利用する際に必要です。糖尿病は、このインスリンの分泌量が減少したり、細胞のインスリンに対する感受性が低下することから、ブドウ糖が利用されずに血液中にあふれる病気です。

インスリンアレルギー
 治療に用いるインスリン製剤に対して起こるアレルギー反応のこと。ブタやウシのインスリンを使用している場合に起こりやすく、ヒト型インスリンの場合はほとんど起こりません。

インスリン依存状態
 膵臓からのインスリン分泌がほぼゼロとなり、インスリンが絶対的に不足するため、インスリン療法を行い体外からインスリンを補給しなければ、生命を維持できない状態です。

インスリン拮抗ホルモン
 インスリンの作用と相反する作用をもち、血糖値を上昇させるホルモンです。グルカゴンや副腎皮質ホルモン、成長ホルモン、アドレナリン、ノルアドレナリンなどがあります。

インスリン自己抗体 自己抗体

インスリン持続皮下注入療法
 インスリン療法の一つの方法で、専用の器具(インスリンポンプ)を用いてインスリン製剤を持続的に注入する治療法。血糖自己測定をしながらインスリンの量を加減して注入できるので、より厳格な血糖コントロールに役立ちます。インスリンポンプは小型なので、身に付けたまま生活できます。

インスリン受容体
 細胞膜にあるインスリンと結合する部分のことで、1個の細胞に数個から多いものでは20万個もあります。インスリン受容体にインスリンが結合することで、血液中のブドウ糖がその細胞に取り込まれます。なお、インスリン受容体に DNA 配列異常があり、インスリンが作用できずに糖尿病になることもあります。

  
インスリン製剤の種類と作用時間
 
インスリン製剤
 インスリン療法に用いる薬。以前はブタやウシの膵臓から抽出したインスリンが使用されていましたが、現在は遺伝子工学によって作られたヒト型インスリンとその類似製剤(アナログ製剤)がほとんどです。血糖降下作用の効果発現までの時間・作用の持続時間によって、超速効型、速効型、中間型、持続型(持効型溶解)の4種類に大別でき、また、それらを混ぜ合わせた混合製剤があります。

インスリン抵抗性
 インスリンの作用を受ける細胞の感受性が悪くなること。インスリン抵抗性は2型糖尿病の原因となるほか、高血圧や動脈硬化の進行とも関わりがあると考えられています。なお、シックデイ(糖尿病の人が糖尿病以外の病気にかかったとき)には、一時的にインスリン抵抗性が強まります。

インスリン抵抗性改善薬 チアゾリジン薬ビグアナイド薬

インスリン抵抗性指数
 インスリン抵抗性の程度を正確に調べるための検査は、大掛りな機器が必要になったり長時間かかったりするので、大勢の患者さんに行うにはあまり適していません。そこで、空腹時の血糖値(mg/dL)と血中インスリン濃度(μU/mL)を掛けて405で割った値「インスリン抵抗性指数」から、およそのインスリン抵抗性を把握するという簡便な方法が、インスリンの自己分泌が比較的保たれている患者さんに対する検査法として行われます。この指数が1.6以下の場合は正常、2.5以上の場合にはインスリン抵抗性があるとされ、数値が大きいほどインスリン抵抗性が強いと考えられます。またこの指標とは別に、早朝空腹時の血中インスリン濃度が15μU/mL以上の場合にも、インスリン抵抗性の存在が強く疑われます。

インスリン抵抗性症候群
 肥満や2型糖尿病でインスリン抵抗性のある状態では、高インスリン血症、血清脂質高値、高血圧などを併発することが多く、それらが互いに悪影響を及ぼしあって動脈硬化を加速度的に進行させ、虚血性心疾患などを起こすという、かつて提唱された考え方。現在のメタボリックシンドロームの概念の一つ。

インスリン非依存状態
 インスリン分泌の低下やインスリン抵抗性から、相対的なインスリン作用不足にある高血糖状態です。インスリン療法を行わなくても、ほかの治療法(食事療法や運動療法、経口薬療法)で生命を維持できます。ただし、血糖コントロールのためにインスリン療法が必要なケースもあります。

インスリン分泌
 膵臓でインスリンが作り出され、それが血液中に放出されること。インスリン分泌には二つのパターンがあります。24時間少しずつ持続して分泌される「基礎分泌」と、食後の血糖値上昇に反応して分泌される「追加分泌」の二つです。2型糖尿病では通常、追加分泌は不足するものの基礎分泌はある程度保たれていますが、1型糖尿病では基礎分泌もほとんどなくなります。

インスリン分泌指数
 インスリンの自己分泌がどの程度残っているかを調べる方法はいくつかありますが、糖尿病を診断するときに行う経口ブドウ糖負荷試験と同じ方法でも調べることができます。早朝空腹時と、75gのブドウ糖を溶かした水を飲んでから30分後の血中インスリン濃度(μU/mL)の差を、同じ時間内で生じた血糖値(mg/dL)の差で割った値「インスリン分泌指数」が小さいほど、インスリンの自己分泌力が低いと考えられます。健康であればインスリン分泌指数は0.4以上、糖尿病ではふつう0.4未満になります。また、糖尿病備群(境界型)でこの数値が0.4未満の場合は、糖尿病へ移行する率が高いことがわかっています。

インスリンポンプ
 インスリン持続皮下注入療法を行うための器具。

インスリン療法
 インスリン製剤を注射して血糖コントロールする治療法。1型糖尿病では必須で、2型でも他の治療法で血糖値が治療目標まで下がらない場合や、妊娠希望時・妊娠中などに行われます。1日の注射回数から、2回法、3回法などのパターンがあって、患者さんのインスリン分泌状態にあわせて選択されます。

インポテンツ 勃起障害


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五十音目次:
01 あ い う え お
02 か き く け こ
03 さ し す せ そ
04 た ち つ て と
05 な に ぬ ね の
06 は ひ ふ へ ほ
07 ま み む め も
08 や ゆ よ
09 ら り れ
10 欧文略語