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高インスリン血症
 血液中のインスリンが通常よりも多い状態。インスリン抵抗性(インスリンに対する感受性の低下)による高血糖を抑えるために、インスリンが多く分泌されている結果と考えられています。この状態では、インスリン抵抗性をインスリンの量でカバーしているため、血糖値はそれほど高くなく、糖尿病とは診断されないことも少なくありません。しかしそのような状態では、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病が進行しやすくなります。また、高インスリン血症が続いていると、インスリン抵抗性がさらに強まり、インスリンがたくさん分泌されても血糖値が下がらなくなって、糖尿病になります。やがてβ細胞が疲れきり機が低下すると、糖尿病は悪化します。

高LDL-コレステロール血症 脂質異常症

成人の血圧値の分類
降圧目標(単位:mmHg)
忍容性があれば(問題になる副作用がなければ)74歳以下と同じ目標値を目指す
〔日本高血圧学会『高血圧治療ガイドライン2014』より〕
高血圧
 血圧がふつうより高い状態。糖尿病の人は高血圧を併発していることが多いものですが、両者を併発すると合併症の進行が早まるので、より積極的な血圧管理が必要です。
 診察室で測ると正常なのに日常生活下では高血圧になっている「仮面高血圧」というタイプの高血圧もあり、これは診断が遅くなりがちなうえ、合併症も起こりやすいと報告されています。

高血糖
 血糖値が正常レベルより高い状態。高血糖が慢性的に続くのが糖尿病です。血糖値がかなり高いと喉の渇きや多尿などの症状が現れますが、多少の高血糖では自覚症状が少ないので、自分でそれに気づくことはあまりありません。しかし、その程度の高血糖でも合併症が発症・進行します。

高血糖高浸透圧症候群
 高血糖に伴い体内の水分が奪われ、そのためさらに血糖上昇と脱水が加速し、血液の浸透圧が高くなった状態。速やかな治療が必要な急性合併症の一つです。シックデイ(糖尿病の人が糖尿病以外の病気にかかったとき)に起きやすく、とくに高齢者に起こりがちです。
 ときには昏睡に至ることがあるため、以前は「非ケトン性高浸透圧昏睡」と呼ばれていました。しかしケトーシスを伴うことや昏睡に至らないことが多いので、高血糖高浸透圧症候群と呼ぶようになりました。

高コレステロール血症 脂質異常症

高脂血症 脂質異常症

高中性脂肪血症
 脂質異常症のタイプの一つで、血清脂質のうちの中性脂肪(トリグリセライド)が高い状態。糖尿病の人に多くみられます。高中性脂肪血症ではしばしば“善玉”コレステロールが少ない「低HDL-コレステロール血症」を伴います。また、血管障害の強力な危険因子であり“超悪玉”と呼ばれる「スモールデンス低比重リポ蛋白」が増えることが知られていて、近年その重要性が注目されています。

行動修正療法
 病気の治療上、好ましくない習慣を改めるための手段の一つ。肥満の人が減量するときなどに行われます。口にしたものを毎日記録して、食習慣のどこに問題があり、その背後にある原因を自分で把握して改善へのプランを立て、それを実行に移すといった方法がとられます。

高尿酸血症
 血液中の尿酸の濃度「尿酸値」が7.0mg/dLを上回る状態。糖尿病や糖尿病備群の人は高尿酸血症を併発していることが多く、両者を併発すると動脈硬化の進行が早まるともいわれ、より積極的な尿酸値管理が必要です。

 
 
高比重リポ蛋白
 血液中の脂肪成分であるリポ蛋白の一種。HDL。血管壁に沈着したコレステロールを肝臓に持ち帰る働きがあり、動脈硬化の進行を食い止めるため“善玉コレステロール”と呼ばれています。ただ、DNAの異常のためにHDLが高くなることもあり、その場合は必ずしも“善玉”ではないことがあります。

抗VEGF薬 眼球内注射薬

骨粗鬆〈しょう〉
 骨の中がスカスカになって骨の強度が弱まり、骨折の危険が高くなった状態。加齢によりだれでも骨量が減りますが、糖尿病ではそのスピードが早いことがあります。また、糖尿病に伴う網膜症や白内障による視機の低下や神経障害による立ちくらみ、足病変などにより、転びやすい状況にあることが多く、それが骨折の頻度を高めるという背景もあります。

コレステロール
 脂質の一種。脂肪に似ている物質で、脳や神経・血管壁の細胞膜を作ったり、ホルモンの材料となる成分です。血液中のコレステロールが多すぎると、動脈硬化の進行が速くなります。コレステロールはほとんどが体内で合成されるもので、食べ物から直接とり入れられる量はそれほど多くありません。

昏睡
 意識を失っていて、いくら揺り動かしても意識が戻らない状態。理由の如何にかかわらず、速やかな処置が必要です。糖尿病に伴う昏睡としては、高血糖時に起きるケトアシドーシス昏睡、高血糖高浸透圧症候群による昏睡のほか、低血糖昏睡、乳酸アシドーシス昏睡などがあります。

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