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UKPDS
 イギリスで2型糖尿病の人を対象に行われた調査研究。糖尿病と診断された時点で最初から薬物療法により血糖コントロールする「強化療法群」と、食事療法のみから始めてコントロールが不良になった時点で薬物療法を始める「従来療法群」に分けて、合併症の起きやすさや死亡率の差を調べたものです。結果は、強化療法群のほうがヘモグロビンA1cが低くなり、細小血管障害による合併症が抑えられていました。これにより、DCCTで明らかになっていた1型糖尿病における厳格な血糖コントロールの重要性は、2型糖尿病にもあてはまることがわかりました。またUKPDSでは血圧の差による分析も行われ、糖尿病の合併症の抑制には血糖だけでなく血圧のコントロールも大切であることが明らかになりました。
 なお、UKPDSは研究終了後も患者さんの追跡調査が続けられています。UKPDS終了10年後の報告によると、研究期間終了とともに強化療法群と従来療法群の間に生じていた血糖コントロール状態の差はなくなりましたが、合併症の起きやすさは10年後においても旧強化療法群で抑制されていました。また、研究期間終了時点では差がなかった大血管障害(動脈硬化性疾患)も、旧強化療法群のほうが少なくなっていました。これはDCCT/EDICで示された結果と同じです。UKPDSの研究者はこのことを「遺産効果(legacy effect)」と名付けています。両研究から、糖尿病の治療は「より厳格な血糖コントロール」を「より早期に」始めることが重要であることが示されました。

有酸素運動
 時間をかけて酸素を分にとり入れながら行う運動。糖尿病の運動療法に適しています。早足歩きやジョギング、水泳、サイクリングなどが該当します。

遊離脂肪酸
 中性脂肪が分解されることで作られ、血液中に存在する脂肪酸。筋肉などでエネルギー源として利用されますが、遊離脂肪酸が過剰な状態では、肝臓での糖新生やコレステロール合成が促されたりインスリン抵抗性が生じ、高血糖、脂質異常を招きます。

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