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Q4. 妊娠中の血糖値はどれくらいがいいのですか?
2007年11月
妊娠中の血糖値が高いと、赤ちゃん(胎児)が大きくなりすぎたり、新生児期にいろいろな合併症(低血糖、高ビリルビン血症、多血症、低カルシウム血症、呼吸障害)が起きやすくなります。また、お母さん自身にもいろいろな産科的合併症(早産、妊娠高血圧症候群、羊水過多症、尿路感染症)が起きやすくなります。赤ちゃんやお母さん自身の合併症を防ぐためには、妊娠中の血糖コントロールをよい状態にすることが必要です。できるだけ健常の妊婦さんと同じ血糖値を目標に治療を行ないますが、妊娠中の血糖値に関する報告はたくさんはありません。血糖自己測定で、空腹時平均血糖値69mg/dL、食後1時間平均血糖値108mg/dLという報告もあります。
現在、世界的に推奨されている血糖コントロール許容値は食前血糖値100mg/dL未満、食後1時間血糖値140mg/dL未満、食後2時間血糖値120mg/dL未満です。この目標値を達成するためには外来で血糖値を測定するのみでは不十分であり、血糖自己測定により日常生活での血糖値の変動を把握して、治療をすすめることが大切です。
上述の血糖コントロールの達成により、長期の血糖コントロール指標として用いられているHbA1cは5%台になることは可能です。HbA1C 6%以上では大きな赤ちゃんが生まれたり、新生児期に低血糖になりやすく、少なくともHbA1C 6%未満を目指しましょう。
(東京女子医科大学 佐中眞由実)
©2007 日本糖尿病・妊娠学会
2007 All copylight by The Japanese Society of Dibetes and Pregnancy
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