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   <title>日本糖尿病・妊娠学会-糖尿病と妊娠に関するQ&amp;A</title>
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   <title>Q2. 妊娠時に診断された明らかな糖尿病(overt diabetes in pregnancy)とは？</title>
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   <published>2010-06-25T06:16:09Z</published>
   <updated>2011-03-03T00:49:23Z</updated>
   
   <summary>　妊娠時には妊娠初期と中期に妊娠糖尿病のスクリーニングをしますが、その結果が妊娠...</summary>
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      <category term="Q02" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://211.16.227.160/jsdp/qa/">
      <![CDATA[　妊娠時には妊娠初期と中期に妊娠糖尿病のスクリーニングをしますが、その結果が妊娠糖尿病の基準よりやや高いものが“妊娠時に診断された明らかな糖尿病　overt diabetes in pregnancy”と診断されます。妊娠中・産後を通じて妊娠糖尿病の人より厳重な管理とフォローアップが必要となります。
<br />
 <br />
　妊娠時に診断された明らかな糖尿病(overt diabetes in pregnancy)は、次のような検査値の場合に診断されます。<br />
<ol>
<li> 空腹時血糖値≧126mg/dl
<li>HbA1c≧6.5％（HbA1c(JDS)≧6.1%）註１
<li> 確実な糖尿病網膜症が存在する場合
<li> 随時血糖値≧200mg/dlあるいは75gOGTTで2時間値≧200 mg/dlの場合は空腹時血糖かHbA1cで確認し1、2の基準を満たした場合
</li>
<BLOCKQUOTE>
註１．国際標準化を重視する立場から、新しいHbA1c値（％）は、従来わが国で使用していたJapan Diabetes Society (JDS)値に0.4%を加えたNational Glycohemoglobin Standardization Program(NGSP)値を使用することになりました。
</BLOCKQUOTE>
<br />
<div class="moji_dr">（岡山大学　平松祐司）</div>
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   <title>Q3.  糖尿病があって妊娠したら自分自身にどんな合併症が起こりますか？</title>
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   <published>2007-11-15T08:47:19Z</published>
   <updated>2011-04-08T08:38:13Z</updated>
   
   <summary>　血糖のコントロールが悪いと、妊婦さん自身に、また赤ちゃんに色々な合併症が出現し...</summary>
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      <category term="Q03" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://211.16.227.160/jsdp/qa/">
      <![CDATA[　血糖のコントロールが悪いと、妊婦さん自身に、また赤ちゃんに色々な合併症が出現します。妊婦さん自身に起きる合併症としては、非妊娠時の合併症と同様に、 1）網膜症、2）腎症、3）神経障害、4）低血糖などが起こり、そのほかに妊娠特有の合併症として、5）妊娠高血圧症候群、6）早期産、7）羊水過多症などが起こります。また、分娩のときに巨大児になっていれば、1）肩甲難産、2）腕神経麻痺、3）骨折、4）産道裂傷、5）帝王切開率の上昇などが起こります。<br>
　妊娠高血圧症候群は糖尿合併妊婦の9.9〜27.0％に合併します。妊娠糖尿病でも少し頻度は下がりますが好発します。<br>
　早期産は、糖尿病合併妊娠の19〜38％に認め明らかにに高頻度でありますが、妊娠糖尿病では6.2〜10.0％の頻度であり、正常妊娠と差を認めないという報告も多く見られます。<br>
　肩甲難産は児頭が娩出されたあと、赤ちゃんの肩が母体の恥骨結合に引っかかり娩出されにくくなる状態です。正常妊娠でも0.5％の頻度で起こりますが、糖尿病合併妊娠では胎児の皮下脂肪が多く6.2％に起きるという報告があります。肩甲難産が起きると、赤ちゃんの腕神経麻痺、骨折、あるいはお母さんの産道裂傷などが起こります。<br>
　これらを予防するためには、血糖調節をきちんと行い、巨大児を<nobr>予防</nobr>することが大切です。<br>
<div class="moji_dr">（岡山大学　平松祐司）</div>
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   <title>Q4.  妊娠中の血糖値はどれくらいがいいのですか？</title>
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   <published>2007-11-15T08:46:33Z</published>
   <updated>2011-04-08T08:40:24Z</updated>
   
   <summary>　妊娠中の血糖値が高いと、赤ちゃん（胎児）が大きくなりすぎたり、新生児期にいろい...</summary>
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      <category term="Q04" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://211.16.227.160/jsdp/qa/">
      <![CDATA[　妊娠中の血糖値が高いと、赤ちゃん（胎児）が大きくなりすぎたり、新生児期にいろいろな合併症（低血糖、高ビリルビン血症、多血症、低カルシウム血症、呼吸障害）が起きやすくなります。また、お母さん自身にもいろいろな産科的合併症（早産、妊娠高血圧症候群、羊水過多症、尿路感染症）が起きやすくなります。<br>
　赤ちゃんやお母さん自身の合併症を防ぐためには、妊娠中の血糖コントロールをよい状態にすることが必要です。できるだけ健常の妊婦さんと同じ血糖値を目標に治療を行ないますが、妊娠中の血糖値に関する報告はたくさんはありません。血糖自己測定で、空腹時平均血糖値69mg/dL、食後1時間平均血糖値108mg/dLという報告もあります。<br>
　現在、世界的に推奨されている血糖コントロール許容値は食前血糖値100mg/dL未満、食後1時間血糖値140mg/dL未満、食後2時間血糖値120mg/dL未満です。この目標値を達成するためには外来で血糖値を測定するのみでは不十分であり、血糖自己測定により日常生活での血糖値の変動を把握して、治療をすすめることが大切です。<br>
　上述の血糖コントロールの達成により、長期の血糖コントロール指標として用いられているHbA1c（JDS値）は5％台になることは可能です。HbA1c（JDS値）6％以上では大きな赤ちゃんが生まれたり、新生児期に低血糖になりやすく、少なくともHbA1c（JDS値）6％未満を目指しましょう。<br>
<div class="moji_dr">（東京女子医科大学　佐中眞由実）</div>
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   <title>Q5. 食事療法について教えてください。</title>
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   <published>2007-11-15T08:46:03Z</published>
   <updated>2007-11-15T08:58:38Z</updated>
   
   <summary>　食事療法は、妊娠中でも血糖コントロールの基本です。妊娠中の理想ダイエットは、1...</summary>
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      <category term="Q05" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
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      <![CDATA[　食事療法は、妊娠中でも血糖コントロールの基本です。妊娠中の理想ダイエットは、1）お母さん（母体）と胎児がともに健全に妊娠を維持するのに必要なエネルギーを供給し、2）食後の高血糖を起こさず、かつ3）空腹時のケトン体産生を亢進させない、という三条件を満たす必要があります。妊娠中は胎児の発育、お母さんの子宮や乳房の発達のために必要なエネルギー量が増加します。また、妊娠中は妊娠前に比べると食後に高血糖になりやすいというのが特徴です。一方、空腹時はお母さん（母体）の血糖（ぶどう糖）は胎児のエネルギー源として優先的に使われ、お母さん自身は脂肪をエネルギー源として利用するためケトン体の産生が増加します。過剰のケトン体は糖尿病性ケトアシドーシスの誘因となり、妊娠中は妊娠前に比べてその傾向が強くなります。<br>
　糖尿病ケトアシドーシスは、胎児と母体の生命にかかわる重症な合併症です。過剰なエネルギー制限は、同様に過剰なケトン体をつくりだし母体と胎児の両方に悪影響をおよぼします。肥満妊婦さんはとくにその傾向が強くなります。<br>
　糖尿病や妊娠糖尿病の妊婦さんの標準的ダイエットは、正常妊婦さんの必要エネルギー量の概ね30%カット程度のエネルギー制限食で、それ以上の過剰なエネルギー制限は避けなければなりません。<br>
　また、1日当たりのエネルギー量設定が同じでも、おやつや夜食に分割することで高血糖を防ぐことができます（分割食ダイエット）。<br>
　標準的ダイエットで血糖コントロールが不十分な場合はインスリン治療が必要です。<br>
<div class="moji_dr">（長崎医療センター　安日一郎）</div>
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   <title>Q6.  妊娠中の体重増加はどの程度がよいのか教えてください。</title>
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   <published>2007-11-15T08:44:54Z</published>
   <updated>2008-01-24T09:50:01Z</updated>
   
   <summary>　正常妊娠の妊娠中の体重増加目標は、妊娠前の肥満の程度によって異なります。肥満度...</summary>
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      <category term="Q06" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://211.16.227.160/jsdp/qa/">
      <![CDATA[　正常妊娠の妊娠中の体重増加目標は、妊娠前の肥満の程度によって異なります。肥満度が標準的な人（BMI<sup>＊</sup>18.5〜25）は7〜12kg、やせの人（同18.5未満）は9〜12kgの体重増加が勧められています。この程度の体重増加が、お母さんの体の異常が最も少なく、胎児の正常な発育と最も関連していることがわかっています。一方、妊娠前に肥満であった人（同25以上）は、血圧や血糖値の異常などと関連が深く個別に対応することになっていますが、概ね4〜6kgの体重増加が目標とされます。こうした妊娠前の肥満度に応じた正常妊婦の体重増加目標は、糖尿病や妊娠糖尿病の妊婦さんの場合にも用いられます。<br>
　お母さん（母体）の体重増加が少なすぎると、赤ちゃん（胎児）の発育が不十分であったり、早産の原因となります。最近、出生時の体重が軽い赤ちゃん（低出生体重児）が将来のメタボリックシンドロームの原因となることが明らかとなり、胎児期の正常な発育の重要性がクローズアップされています。<br>
　以前は、妊娠中の体重増加をできるだけ抑えることが、妊娠高血圧症候群を予防したり、安産になると考えられていました。しかし、そのような効果はなく、むしろ早産や低出生体重児の原因となることから、最近では適切な体重増加をきちんと得るようにと指導されます。<br>
　もちろん、糖尿病や妊娠糖尿病妊婦さんの場合、とくに肥満のある場合は、過剰な体重増加は母体や胎児・新生児のさまざまな合併症の原因となるので個別な対応が必要です。<br>
<br>
<font size="-1">＊BMI（body mass index）肥満度の指標<br>
　実際の体重（kg）／[身長（m）]<sup>2</sup>
<div class="moji_dr">（長崎医療センター　安日一郎）</div>
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      <![CDATA[<IMG src="/jsdp/qa/images/ci_6.gif" WIDTH=105 HEIGHT=260 align="right" vspace="10" hspace="0">]]>
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   <title>Q7.  インスリン治療について教えてください。</title>
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   <published>2007-11-15T08:44:03Z</published>
   <updated>2008-01-28T05:29:31Z</updated>
   
   <summary>　妊娠中の厳格な血糖コントロールを達成することが食事療法のみで不可能なときにはイ...</summary>
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      <category term="Q07" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://211.16.227.160/jsdp/qa/">
      <![CDATA[　妊娠中の厳格な血糖コントロールを達成することが食事療法のみで不可能なときにはインスリンで治療を行います。経口血糖降下薬は原則として妊娠中には用いません。お母さん（母体）の血糖コントロールのために使ったインスリンは、胎盤を通過して胎児に移行しないため、妊娠中の治療に用いられるのです。ですから、経口血糖降下薬で治療をしていて妊娠を希望される場合には、妊娠前にインスリン療法に変更します。<br>
　インスリンの種類にも注意を払う必要があります。速効型インスリンのRや中間型インスリンのN、超速効型インスリンのインスリンリスプロ（ヒューマログ）やインスリンアスパルト（ノボラピッド）は妊娠中の使用に関して安全性が確認されていますが、持効型インスリンのインスリングラルギン（ランタス）は妊娠中の使用に関して現在のところ安全性が確認されていないため、一般的に妊娠中には用いません。妊娠を希望されるときには、妊娠前にランタスをNに変更して血糖コントロールを安定させます。<br>
　妊娠中は妊娠時期によってインスリンの効き方が異なります。妊娠初期にはインスリンは効きやすくなり（インスリン感受性）、妊娠中期以降にはインスリンは効きにくくなり（インスリン抵抗性）、血糖値が上昇しやすくなります。よい血糖コントロールを達成するために、食事療法のみで治療をしていた妊婦さんでも妊娠中期以降にインスリンを開始し、妊娠前からインスリン療法を行っていた妊婦さんではインスリン使用量を増やします。インスリン使用量の調節は血糖自己測定の結果を参考に行います。<br>
<div class="moji_dr">（東京女子医科大学　佐中眞由実）</div>
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      <![CDATA[<IMG src="/jsdp/qa/images/ci_7.gif" WIDTH=192 HEIGHT=218 align="right" vspace="0" hspace="0">]]>
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   <title>Q8.  妊娠高血圧症候群（旧 妊娠中毒症）といわれたのですが大丈夫ですか？</title>
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   <published>2007-11-15T08:43:22Z</published>
   <updated>2008-01-24T09:52:41Z</updated>
   
   <summary>　妊娠高血圧症候群（旧 妊娠中毒症）は妊娠20週以降から分娩後12週までに新たに...</summary>
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      <category term="Q08" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://211.16.227.160/jsdp/qa/">
      <![CDATA[　妊娠高血圧症候群（旧 妊娠中毒症）は妊娠20週以降から分娩後12週までに新たに高血圧もしくは高血圧と蛋白尿を伴った場合や、もともと蛋白尿や高血圧を持っていて妊娠20週以降に増悪した場合をいいます。<br>
　原因は胎盤の形成不全により母体血中に放出される種々の因子によって引き起こされてくる血管内皮障害を中心とした母体全身炎症と考えられつつありますが、詳しいことは未だ不明です。<br>
　妊娠高血圧症候群は初産婦、高齢、肥満、糖尿病をはじめとする耐糖能異常で発症頻度が高くなるとされています。そのため、リスクの高い人は妊娠中は食事療法と体重管理や<nobr>耐糖能異常</nobr>の検査をうける必要があります。<br>
　妊娠高血圧症候群（軽症）では治療もほとんど必要なく、予後も良好ですが、重症では降圧剤投与による血圧管理が必要となり、早産、帝王切開率も高くなります。<br>
　また最近では妊娠高血圧症候群の中でも、早期に発症する早発症（妊娠32週未満）や重症型で早産を経験している場合、将来心血管系の病気による死亡率が高くなること、一方、乳癌の発症率は低下することが報告されています。<br>
<div class="moji_dr">（日本大学　三宅良明）</div>
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   <title>Q9.  糖尿病性ケトアシドーシスとはどんな病気ですか？</title>
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   <published>2007-11-15T08:42:51Z</published>
   <updated>2011-03-03T00:30:57Z</updated>
   
   <summary>　糖尿病性ケトアシドーシス（DKA）は糖尿病昏睡の一種であり、糖尿病妊婦さんに起...</summary>
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      <name>DM-NET</name>
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      <category term="Q09" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://211.16.227.160/jsdp/qa/">
      <![CDATA[　糖尿病性ケトアシドーシス（DKA）は糖尿病昏睡の一種であり、糖尿病妊婦さんに起きる最も重篤な合併症です。DKAは糖尿病合併妊娠の1.2％に発症すると報告されています。<br>
　早期診断され早期に適切な治療が施されないと、現在でも死亡率が約10％におよび、妊婦さんに発症すると胎児死亡は以前の報告では30〜90％、最近の報告でも22〜35％の頻度で起きるため注意が必要です。<br>
　誘因として切迫流早産治療薬のβ刺激剤（30％）、妊娠悪阻（27％）、不十分な内科管理（13％）、患者さんの不十分な協力（11％）、見逃されていた糖尿病（8％）、感染（5％）、インスリンポンプ不良（3％）などがあります。<br>
　これは種々の症状で発症するため診断が遅れることがあります。特徴的な症状としては多飲、多尿、脱水にともなう頻脈、血圧低下、皮膚の乾燥・緊張低下、体重減少、Kussmaul大呼吸などがありますが、急性腹症と間違う激しい腹痛や、イレウス症状、児心音悪化、意識障害などで発症することもあります。　検査としては動脈血ガス分析、血糖、尿ケトン体測定が重要です。診断がつき次第、生理食塩水の輸液やインスリン投与が行われます。<br>
<div class="moji_dr">（岡山大学　平松祐司）</div>
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   <title>Q10.  劇症1型糖尿病という怖い病気があると聞いたのですが。</title>
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   <published>2007-11-15T08:41:28Z</published>
   <updated>2011-04-08T08:41:16Z</updated>
   
   <summary>　劇症1型糖尿病は、その名のとおり急速に重症化し、未治療で放置しておくと死にいた...</summary>
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      <name>DM-NET</name>
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      <category term="Q10" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://211.16.227.160/jsdp/qa/">
      <![CDATA[　劇症1型糖尿病は、その名のとおり急速に重症化し、未治療で放置しておくと死にいたる糖尿病です。特徴は数日間で全身倦怠感、意識障害を伴って発症し、検査では発症時のHbA1cは正常もしくは軽度上昇、早期よりインスリン分泌が著しく低下しています。<br>
　頻度はわが国における急性発症1型糖尿病のおよそ20％を占め、地域差は認めず、大半が成人後の発症です。さらに大きな特徴は、女性は妊娠に関連して発症することが多いことです。<br>
　原因は不明ですが、かぜをひいた後に発症することが多く、ウイルス感染が原因の1つとして考えられています。また、特定のクラス?UHLAといわれる免疫に関係する遺伝子タイプが発症に関連することもわかっています。<br>
　妊娠中は尿糖排泄閾値が低下するため、尿糖の陽性は認められやすくなります。また尿中ケトンも出現しやすいため、この病気を見逃すことがあります。しかし尿糖、尿ケトン体がともに陽性であれば血糖値を測定すべきであり、糖尿病（妊娠糖尿病を含む）の既往のない妊婦さんが随時血糖300mg/dL以上のときはこの病気の疑いがあります。<br>
　近年の研究では、劇症1型糖尿病発症後5年目ですでに糖尿病合併症が発症し、その比率は通常の1型糖尿病より高頻度であることもわかっており、通常の糖尿病よりさらに厳格な血糖コントロールを行う必要があります。<br>
<div class="moji_dr">（心臓病センター榊原病院　清水一紀）</div>
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   <title>Q11.  糖尿病合併妊娠のときは何か特別な胎児管理が必要ですか？</title>
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   <published>2007-11-15T08:40:54Z</published>
   <updated>2007-11-15T08:57:10Z</updated>
   
   <summary>　胎児の健康状態診断は胎児心拍数のモニタリングや胎動数の多い少ないで判定すること...</summary>
   <author>
      <name>DM-NET</name>
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      <category term="Q11" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://211.16.227.160/jsdp/qa/">
      <![CDATA[　胎児の健康状態診断は胎児心拍数のモニタリングや胎動数の多い少ないで判定することが一般的ですが、糖尿病合併妊娠などお母さん（母体）に合併症を伴う場合には超音波検査によるさらに詳しい胎児検査が必要となります。すなわち、胎児心拍数のみならず胎児呼吸様運動、胎児粗大運動、胎児筋緊張や羊水量などを観察し、総合的に評価するBiophysical profile score（BPS）があり10点満点で評価します。<br>
<div class="moji_dr">（日本大学　三宅良明）</div>
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   <title>Q1.  お産は経腟分娩できますか？</title>
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   <published>2007-11-15T08:39:37Z</published>
   <updated>2008-01-24T09:58:38Z</updated>
   
   <summary>　糖尿病の妊婦であっても、分娩方法は原則として経腟分娩です。帝王切開は産科的な適...</summary>
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      <![CDATA[　糖尿病の妊婦であっても、分娩方法は原則として経腟分娩です。帝王切開は産科的な適応がある場合に限られます。<br>
　帝王切開は通常、赤ちゃん（胎児）の状態やお母さん（母体）の状態が悪化したために急速遂娩（緊急の出産）が必要な場合、胎児が大きく経腟分娩が困難と予測される場合、あるいは網膜症や腎症などの糖尿病合併症が経腟分娩によって悪化する危険性が高い場合に行なわれています。<br>
　ただ、糖尿病を持っている妊婦さんでは、帝王切開率が一般妊婦の約2〜4倍高いことも事実です。たとえば、糖尿病妊婦では、妊娠末期になって赤ちゃん（胎児）の状態が突然悪くなることがあります。妊娠末期に胎児心拍数モニタリング検査を行ない、もし異常所見があれば帝王切開になる可能性が高くなります。<br>
　また、血糖管理が不十分な場合には4?s以上の巨大児を出産することもあり、経腟分娩は困難です。4?s未満であっても、胎児の肩に筋肉や脂肪が蓄積するために、児頭娩出後に肩が娩出困難となる場合もあり、そのために重症仮死や腕神経叢損傷を起こす危険性があります。このような肩甲難産が予測される場合にも帝王切開が選択されます。<br>
　血糖管理が不十分な場合、お母さん（母体）では、妊娠高血圧症候群の合併頻度が数倍高くなります。症状が重症化した場合、分娩の進行状況によっては帝王切開となります。<br>
　糖尿病合併症では腎症と網膜症によく遭遇しますが、合併症の重症度によって帝王切開を考慮する場合があり、それぞれの専門家との話し合いが必要となります。<br>
<div class="moji_dr">（宮崎大学　鮫島　浩）</div>
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   <title>Q2.  糖尿病があったら陣痛が始まる前にお産をするのですか？</title>
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   <published>2007-11-15T08:39:13Z</published>
   <updated>2011-03-03T00:32:22Z</updated>
   
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      <![CDATA[　糖尿病であっても自然の陣痛が始まるまで待てる場合がたくさんあります。実際、お母さん（母体）の血糖値が食事療法で良好に保たれ、母体に合併症がなく、赤ちゃん（胎児）の健康状態も発育も正常であれば、多くの場合に自然陣痛を待ってお産をすることができます。<br>
　陣痛が始まる前にお産をする必要があるのは、自然陣痛が起きてくるのを待つ間に、お母さんや赤ちゃん（胎児）の状態が悪化する危険性があると判断される場合です。以下に、陣痛が始まる前にお産する具体例をいくつか紹介します。<br>
　たとえば妊娠高血圧症候群を合併した場合、糖尿病の有無にかかわらず、お産が始まる前に人工的に陣痛誘発したり帝王切開したりします。<br>
　妊娠中は胎児心拍数モニタリングで赤ちゃん（胎児）の健康状態を検査します。この検査で異常所見が認められた場合には、妊娠週数などを考慮したうえで、陣痛が始まる前にお産をする方がよいと考えられます。<br>
　また、予定日を過ぎても陣痛が来ない場合は、糖尿病のリスクに、さらに<nobr>予定</nobr>日超過のリスクを重ねる危険性があるため、妊娠39週に入ったら子宮口の開大をはかり、陣痛誘発を行なう場合があります。<br>
　お母さん（母体）の血糖管理が非常に困難で、高血糖と低血糖を頻繁に起こす場合もあります。さまざまな検査で赤ちゃん（胎児）の成熟度が確認され、出生しても十分に生存<nobr>可能</nobr>であると判断された場合には、異常な高血糖や低血糖にお母さんと赤ちゃん（胎児）を長時間さらす危険よりも、今お産する利点が勝ると考えられるからです。<br>
<div class="moji_dr">（宮崎大学　鮫島　浩）</div>
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   <title>Q3.  お産のときにも合併症が起きるのですか？</title>
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   <published>2007-11-15T08:38:42Z</published>
   <updated>2007-11-16T02:55:25Z</updated>
   
   <summary>　お産のときには、お母さん（母体）の血糖を定期的に測定し正常範囲に維持することと...</summary>
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      <![CDATA[　お産のときには、お母さん（母体）の血糖を定期的に測定し正常範囲に維持することと、胎児心拍数モニタリングで赤ちゃん（胎児）の健康状態を連続して確認することが重要です。<br>
　経腟分娩中に最も高頻度に起きる異常は、胎児心拍数モニタリングの異常です。我々が行なった検討で、帝王切開の適応となる異常パターンの出現頻度を見ると、リスクの少ない一般妊婦さんでは約8％ですが糖尿病を持つ妊婦さんの場合には15〜20％に増加します。経腟分娩中であっても常に帝王切開に移行できる準備を整えておく必要があります。<br>
　糖尿病を持つ妊婦さんでは、赤ちゃん（胎児）の推定体重が正常範囲であっても、頭に比べて肩幅が大きく、児頭の娩出後に肩が引っかかって娩出困難となる場合もあります。<br>
　このような肩甲難産の頻度は低いものの、熟練した産科医の対処が不可欠であり、また赤ちゃんの娩出には母体に麻酔をかける必要が生じます。赤ちゃんも仮死状態で生まれる危険性があり、蘇生のための新生児専門医が必要となります。<br>
　肩甲難産の正確な予測は困難なため、在胎週数あたりの標準体重に比して大きな胎児の場合には、肩甲難産の危険性を念頭に置いた管理が必要となります。<br>
　帝王切開を視野にいれつつ禁食で経腟分娩を試みる場合には、十分な補液量と糖分の補充、血糖を正常に保つためのインスリン投与が必要です。糖分が不足するとお母さん（母体）はケトーシスに傾き、過剰で血糖が上昇すると赤ちゃん（出生児）がアシドーシスに傾くことが知られています。<br>
<div class="moji_dr">（宮崎大学　鮫島　浩）</div>
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   <title>Q4.  赤ちゃんが巨大児といわれたのですが大丈夫ですか？</title>
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   <published>2007-11-15T08:38:02Z</published>
   <updated>2007-11-15T09:02:44Z</updated>
   
   <summary>　出生時体重が4,000ｇ以上の赤ちゃんを巨大児といいます。巨大児の原因として妊...</summary>
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      <![CDATA[　出生時体重が4,000ｇ以上の赤ちゃんを巨大児といいます。巨大児の原因として妊娠中のお母さんの血糖コントロールがよくないことが挙げられます。巨大児では、1）お産が難産になりやすい、２）赤ちゃんに合併症が起きやすい、などの可能性がありますので気をつけましょう。<br>
　分娩前に巨大児が疑われたときは、血糖管理方法が適切なのかを再検討したり、高血糖に伴うお母さん（母体）の合併症の有無を確認します。分娩時には微弱陣痛や、分娩遷延、回旋異常、肩甲難産、産道裂傷などが多くなるため、帝王切開での出産を選択することも考慮に入れます。血糖コントロールが不良で巨大児になった場合は、生まれた赤ちゃんの低血糖や呼吸障害、多血症などに気をつけます。<br>
<div class="moji_dr">（愛育病院　竹田善治）</div>
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   <title>Q5.  生まれた赤ちゃんにはどのような合併症が起こるのですか？</title>
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   <published>2007-11-15T08:37:02Z</published>
   <updated>2008-01-24T10:00:54Z</updated>
   
   <summary>　血糖のコントロールが不良のまま妊娠した場合には、赤ちゃんに奇形を伴う確率が高く...</summary>
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      <![CDATA[　血糖のコントロールが不良のまま妊娠した場合には、赤ちゃんに奇形を伴う確率が高くなります。<br>
　妊娠中の血糖コントロールが不良の場合は、巨大児あるいは低出生体重児として産まれる可能性が高くなります。とくに赤ちゃんが大きい場合、経腟分娩の際に産道の抵抗が大きくなるため、頭血腫、頭蓋内出血、上腕神経麻痺、鎖骨骨折など分娩時の損傷を伴うことがあります。<br>
　また出生後は妊娠中の高インスリン血症の結果として赤ちゃんが低血糖、特発性呼吸促迫症候群、多血症となりやすいので十分な経過観察が必要です。<br>
<div class="moji_dr">（愛育病院　竹田善治）</div>
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