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Q&Aコーナー
| Q | 発症年齢が高ければ、若年期に発病するよりも視力を失う確率は低いのでしょうか? |
A網膜色素変性症は、非常にゆっくりとではありますが、病状は進行し止まりません。罹病〈りびょう〉期間が長ければ、確率的には重度の視覚障害に至りやすいといえます。ですから発症年齢が高ければ、相対的にその確率は低くなります。ただ、進行スピード自体にも個人差があると考えられるので、高齢発症だから大丈夫、若年発症だから視力を失うとは、いちがいに言い切れません。
| Q | いつごろまで視力を保つことができるのか、今の病状から推測することはできますか? |
A発病後すぐにはわかりません。しかし、数年経過した時点で静的視野計による検査の結果から、病気の進行スピードを判断することは可能です。それにより、ある程度の予測は立てられます。
| Q | 近い将来、新しい治療法ができる可能性はありませんか? |
A現在、網膜移植による治療の研究や人工網膜の開発が進められています。また、生命に関わる重い病気では、遺伝子治療の試みが始まっていることはご存じのとおりで、眼科疾患への応用も期待されます。
いずれも今後10年ぐらいの間には、なんらかのかたちで実際の治療に用いられるのではないかと思われます。
| Q | 親が網膜色素変性症なら、子どもも必ず発病するのでしょうか? |
Aこの病気の遺伝形式には、常染色体優性、常染色体劣性、X染色体劣性などいくつかあり、その形式によって遺伝子が引き継がれる確率、発病する確率は異なります。また、遺伝子が引き継がれることと発病することは、同じではありません。
いずれにしても、この質問の答えを得るには、専門家に家系的な調査をしてもらう必要があります。主治医に相談してください。
子どもをもうけるか否か、結局はご夫婦の考え方次第ですが、間違いなく言えることは、この病気は致死性の病気ではないということです。たとえ子どもが将来光を失ったとしても、生を受けなかった場合と比べれば、それほど不幸なこととはいえないのではないでしょうか。 |