糖尿病Q&A1000

Q.212 視力が低下し始めてから治療を受けたのでは間に合いませんか?

 網膜症による視覚障害は、徐々に視力が低下したり徐々に視野が狭くなって最終的に失明に至る、というように進むのでありません。眼球内に出血が起きたり網膜剥離が起きるまで症状はなく、それらが発生したときに突然、症状が現れることが多いものです。症状に現れないので患者さん本人は、ことの重大さをなかなか自覚できず、あるとき突然、失明に至るような事態を招くという点が、網膜症の怖さです。ですから、視力低下などの自覚症状がなくても、検査を受ける必要があるわけです。
2006年04月24日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

Copyright ©1996-2024 soshinsha. 掲載記事・図表の無断転用を禁じます。
治療や療養についてかかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。

03-1 眼に起きる合併症のQ&A

このページの
TOPへ ▲