糖尿病Q&A1000

Q.388 高脂血症は動脈硬化のQ&Aで、「動脈硬化の危険因子」との話がありましたが、糖尿病の合併症としても起きる病気なのですか?

 インスリンは糖代謝に重要な働きをするホルモンですが、脂質細胞や肝臓に働いて脂質代謝を円滑にする働きも担っています。インスリンの作用が低下すると糖代謝機能が低下して血糖値が上がり糖尿病にると同時に、血清脂質値が上昇して高脂血症も招きやすくなります。また、高脂血症の多くは肥満や運動不足などの、糖尿病の誘引となる生活習慣によって引き起こされる生活習慣病なので、糖尿病と高脂血症は併発しやすいという面もあります。
2006年04月27日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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03-5 そのほかの合併症のQ&A

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