糖尿病Q&A1000

Q.81 なぜ、朝食を食べたほうがよいのですか?

 1日2食しかとらないと、1食あたりの食事量(カロリー)が増えます。たとえ1日に摂取するカロリーの合計が3食に分けて食べた場合と同じでも、糖尿病の患者さんにとっては、これは意外なほど大きな問題です。
 血糖値はおもに食事をとることで高くなりますが、食事の量が多いほど血糖値は高くなり、その状態が長引きます。3回に分けて食べれば高血糖の程度や、高血糖の持続時間がそれほどではないとしても、同じ量を昼と夜の2回で食べると、食後の血糖値はより高くなり、高血糖の時間が長く続いてしまいます。つまり、血糖コントロールが悪くなるということです。
 最近、朝食を食べずに昼と夜の2食で済ます人が増えていますが、午前中の労働効率を高めるためにも、朝食は大切です。
2006年04月17日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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02-2 だれでもできる食事療法のQ&A

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