糖尿病Q&A1000

Q.680 食事療法にはそれほど力を入れなくてもよいということでしょうか?

 2型糖尿病の治療における食事療法の位置付けに比べれば、治療法としての重要度がインスリン療法より相対的に低いと言えるかもしれませんが、大切であることには違いありません。食事療法がしっかりしていないと、食べる量や内容によって血糖値の上下動が激しくなり、結果的に高血糖や低血糖を頻繁に起こして、インスリン療法でその乱れをコントロールすることが大変困難になるからです。1型糖尿病治療の基本であるインスリン療法を容易に、安全に続けていくためにも、食事療法の考え方を理解しておく必要があります。
 また食事が乱れていると、インスリン療法によって血糖コントロールを良好に保っていたとしても、太り過ぎややせ過ぎの問題も出てきて、健康な発育が妨げられたり、将来的には生活習慣病のリスクが高くなってしまいます。
2006年05月12日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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09-1 小児1型糖尿病のQ&A

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