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阪神・淡路、中越大地震の教訓
2005年12月更新
 新潟県・中越地震から1年、阪神・淡路大震災から10年、ふたつの地震を体験した医療スタッフや患者さんから多くの声が収集され、貴重な情報としてさまざまな学会やセミナーなどで発表されました。
  • 病院やクリニックでの医薬品供給の遮断 約3割
  • インスリン製剤の不足 19%
  • 用意した薬剤を全て持ち出せたのは全体の28%
  • 病院や診療所の再開は平均で災害の1週間後、早くても3日目頃から
    (日本糖尿病学会災害時糖尿病調査研究班調べ)

 こうして得られた情報や経験を元に、患者さんや医療スタッフは今すぐにでも、“災害時の備え”を実行し、適確な情報を普及させ啓発していくことが求められています。

<糖尿病ネットワークによるアンケートから>
Q. 自然災害のご体験をお持ちの方で、被災時に一番困ったことはなんですか?

【患者さん・一般】

  • 家屋倒壊及び火事でインスリンなど、用意していたものを滅失してしまった。
  • とにかく避難所には行かず、病院に来るようにいわれました。
  • 受診日(薬の補給日)と災害が重なってしまった。
  • 食事や水分摂取の乱れ、ストレスによる血糖コントロール悪化。
  • 食品不足による低血糖。
  • 食事時間の不安。低カロリーの食事がとれない。
  • 血糖測定ができないことによるインスリン量の過多、過少。
  • 水で困った。PL感冒薬も病院の薬局で底をついた。

【医療スタッフ】

  • 阪神淡路大震災の時の糖尿病救護班での経験から、糖尿病患者にふさわしい食事の配給ができていなかった。紹介できる医療機関リストがなく、自主的に作成したことがあります。薬類は数日たてば確保されていました。(医師/診療所)
  • 阪神淡路大震災の時に病院にお手伝いに行きましたが、水が出なくて手荒いにも不自由でした。震災の中でショックを受けている過多が多く、心のケアの必要性を強く感じました。(看護師/診療所)

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