トップページ - 特別インタビュー「糖尿病とスローカロリーを考える」
5. まとめ

―― では、日常生活で糖質はどのように摂るとよいでしょうか。

難波: いま、コーヒーや紅茶などにお砂糖を入れる人は減っているのではないでしょうか。だから、砂糖なんて摂ってないと思い込んでいる人が多いと思います。でも、実は知らないうちに私たちは砂糖を摂っているんですよね。いわゆる外食とか中食、市販の食品で。なかでも大きいのは清涼飲料水ではないでしょうか。それらには砂糖や液糖(ブドウ糖と果糖)がたくさん使用されています。

 ペットボトルの裏を見ると書いてありますが、異性化糖(果糖ぶどう糖液糖)がたくさん使用されています。特に果糖はインスリン抵抗性を助長して、肥満、動脈硬化を促進させることが、様々な研究でわかっています。肥満のある人、食行動の悪い人には、この果糖をよく食べている人が多い。その結果、インスリン抵抗性が強くなって糖尿病になってしまう。果糖の過剰摂取の危険性はもっと認知されるべきだと思います。

 吸収が速く、インスリン抵抗性を助長しやすい、糖質を無意識のうちに大量に摂取してしまうことがよくないということで、砂糖を摂ってはいけないというわけではないんですよ。日頃の食生活で、血糖を急激に上げないような、穏やかな食生活の工夫が有用であろうということです。もし、市販の食品や飲料に入れる砂糖や果糖の代わりにパラチノースが使われれば、健康づくりにより有用な可能性があると思います。

次は... 6. 研究の概要

2014年07月更新
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