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栄養士から

低カロリーで満腹感を得るための工夫

 糖尿病の食事療法の原則は、適正なエネルギー量の食事です。1日の食事で摂取できるエネルギーに決められているので、どうしても余分な食事は控えなければなりません。

 そのため、「食事療法を始めたら、食べられる量が減ってしまった」と残念に思う方もいらっしゃると思います。特に1日に摂取できるエネルギー量が1,200、1,400kcalで、かなりキビシイ食事制限をされている方は、お腹がすいてたまらないという経験を幾度となくされておられるでしょう。中には「もう一度お腹いっぱい食べたい」と思う人もいるかもしれません。

 しかし、食事の仕方を少し工夫するだけで、十分な満腹感を得ることはできます。例えばご飯を食べる時、水分(水やお茶)を一緒にとりながら食べると、満足感を得られます。また、いんげんやごぼうなど歯ごたえのある材料を使えば噛む回数が増えます。食物の味を噛みしめながらゆっくり食べるだけで、かなりの満腹感を得られます。

 さらに、寒天やこんにゃく、ところてんなどは、日常食べる量ではカロリーはわずかで、お腹にたまりますので、かなり満足できます。しかも、これらの食品は表6(野菜)の食品で、食物繊維を多く含んでいるため、腸の作用をよくすることも知られています。

 また、デザートとして付いてくるフルーツを間食として召し上がるのも一つの方法です。フルーツをたくさん食べると血糖や血中の中性脂肪が増えてしまいますので、とりすぎには注意が必要ですが、ビタミン、ミネラル、食物繊維を含んでいる大切な食品なので、1日1単位ぐらいは食べたいものです。CCS メニューのフルーツは1日1単位程度です(間食については、主治医や管理栄養士に相談しましょう)。

 決められたカロリーで、バランスの良い食事をすることは、はじめは難しく思えるかもしれませんが、少しの工夫が食事を楽しく、おいしくします。早くご自分に適した食事の量に慣れ、そして、楽しみながら食事療法を行ってください。
(2004年03月)
一般の方 一般の方 医療スタッフの方
記事内容は公開当時のものです。ご留意ください。
治療や療養については、かかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。
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