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栄養士から

タンパク質とアミノ酸

 ほとんどの臓器はタンパク質で形成されます。タンパク質は筋肉や骨などにとっても、大切な栄養素です。糖尿病患者さんでは、タンパク質を体重1kg当たり毎日1.0〜1.2g摂るのが標準的と言われています(糖尿病性腎症のある患者さんなどは、別扱いになります)。

 タンパク質は数十万から数百万のアミノ酸が集まってできています。食事で摂取したアミノ酸は一部はタンパク質をつくるのに使われますが、残りはエネルギー源としても使われます。栄養のバランスの良い食事をしていれば、アミノ酸は足りています。ただし、バランスの良くない食事や、過度な食事制限をすると、不足することがあります。

 タンパク質は、たくさん摂りすぎることはかえってからだの負担になることがあります。タンパク質の合成に使われるアミノ酸は、余分なものは分解されて腎臓から尿へ排泄されますが、このとき、腎臓が健康でないと、排泄が十分に行われず、からだにたまってしまいます。

 また、インスリンは、血液中のブドウ糖を細胞内に取り入れエネルギーとして利用する際に必要なホルモンですが、タンパク質の合成を助ける働きもします。糖尿病患者さんの場合、血糖コントロールが悪いと、タンパク質の合成も低下してしまいます。

 このように、タンパク質は、腎臓が弱っていると代謝された余分なものがうまくからだの外に出されなかったり、血糖コントロールが悪いと有効活用されないことがあります。ですから、治療を続けながら、からだが必要とする適切な量をバランス良く、毎日の食事で摂ることが大切です。
(2005年05月)
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記事内容は公開当時のものです。ご留意ください。
治療や療養については、かかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。
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