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ステージ別 食事・運動・生活習慣の改善
2007年04月
 肥満のある糖尿病患者さんや予備群の人にとって、その改善、つまり減量が重要になってきます。自宅入院では、栄養のプロ(栄養士)が作成した本格治療食の宅配システムを利用するため、きちんと行えば安全かつスムースに減量することができます。そして、体重の減り方にはいくつかの段階(ステージ)があります。

 どのステージでも、適正なエネルギー量を守った食事、適度な運動、日常の生活習慣の改善は必要ですが、それぞれのステージで重点を置くポイントを押えておけば、より効果的に自宅入院を継続することができます。

ステージ1

 自宅入院スタート直後は、短い期間で体重が落ちます。宅配食を利用した食事のおかげで、1日に摂るエネルギー量が適正な数値に近づくためです。

 そこで、食への意識が高まっているこの時期は、まず食生活全体の改善に重点を置きましょう。宅配食を、自宅で作る食事や外食時のメニュー選びの参考にして、自分なりに工夫してみるのもひとつの方法です。そこに適度な運動をプラスすれば、自宅入院のスタートとしては申し分ありません。

ステージ2

 しばらくすると、次第に体重は減りにくくなってくるのが普通です。食事療法が進むにつれ摂取エネルギーが減ったため、これに体が適応して基礎代謝量が低下するためです。

 この基礎代謝量の減少を防ぐためには、この時期にしっかりと運動量を増やすことがポイントです。基礎代謝量は筋肉量に大きく左右されるので、筋肉量を増やす運動を、これまで以上に生活に取り入れましょう。また、ウォーキングなどをしている人は、それまでより速度を上げたり時間を長くするのもよいでしょう。

 しかし、合併症のある人は注意が必要です。突然、激しい運動を始めると、かえって合併症が悪化してしまう場合もあるので、主治医によく相談して運動の量や内容を決めましょう。

ステージ3

 適切なエネルギー量を守りながら運動を続けていくと、再び体脂肪は燃え始めます。しかし、この段階で気を許すと、せっかく減った体重は簡単に逆戻り(リバウンド)してしまいます.人間が太るのには、遺伝的に太れる体質(能力)をもって生まれてきた上に、日々の生活習慣の中に必ず太る要因が潜んでいて、徐々に肥満体が完成します。

 ですから、この時期には一度、食事、運動、その他の生活習慣を日記につけて客観的に自分自身を振り返ってみましょう。そうすると、生活習慣のなかに潜んでいた太る原因が明らかになり、食事、運動、嗜好品などの面で何をどのように行動変容すればよいのかはっきりしてくるはずです。

 長年、身についた日常的な生活習慣を少しずつ変えていくことが、体重のリバウンドを防ぐ秘訣になります。

 減量のペースは、1ヶ月に1kg前後で十分です。気持ちよく自宅入院を続けるためにも、無理をせずに自分の体の状態に合った、食事、運動、生活習慣の確立に心がけましょう。



※2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わされるようになりました。過去のコンテンツの一部にはこの変更に未対応の部分があります。

 1日1200-1600kcalを基準にしたエネルギーコントロール食。エネルギーコントロールの必要な食事療法用に設計・開発されました。
 夕食50品目は厚生労働省・食事療法用宅配食品等栄養指針に基づいています。
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