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自宅入院成功のポイント 1
自宅入院の基本とエネルギー調整宅配食
2009年06月
A. 自宅入院とは

糖尿病とわかったら、「かかりつけ医」を決め定期的に診察や検査を受けることが大切です。糖尿病のコントロール状態が安定して通院間隔が1ヵ月〜数ヵ月というように伸びていく患者さんもおられますが、そういう場合も勝手に通院を中断してはいけません。糖尿病はふつう自覚症状がないまま進行します。定期通院と検査を怠った結果、糖尿病のコントロールが悪化してしまう患者さんが後を絶たないのです。

糖尿病の大部分を占める2型糖尿病の患者さんの多くで肥満がみられます。肥満の患者さんでは食事療法による減量が効果的ですが、食事療法を上手に実践できる方は少なく、先生方は苦労されています。そのようなときに、エネルギー調整宅配食の利用は多くの場合で歓迎されるでしょう。これからご紹介する「自宅入院」は、全国どこでも配達されるエネルギー調整宅配食をベースに使用し、かかりつけ医と連携して行う食事と生活の改善法です。

糖尿病食事療法用宅配食はエネルギー調整宅配食とも呼ばれます。ヘルシーな栄養バランスを保ちながら所定のエネルギー量で仕上げられ、糖尿病を含む一般的なダイエット(一般的な肥満解消)、高血圧時の食塩抑制などに広く利用されています。患者さんからかかりつけ医に「エネルギー調整宅配食」を使ってみたいと言うと、「いいですよ」と言われるケースが多いと思います。

自宅入院を始める手順

エネルギー調整宅配食(糖尿病食事療法用宅配食)で日頃の食事療法をきちんと実践し、それを行動修正療法という心理学的な手法にもとずく記録に残し、定期的にかかりつけ医の診療と評価を受ける。これが「自宅入院」の基本です。

  1. かかりつけ医に話し、1日の食事で摂取するエネルギー量(指示カロリー)を確認する。
  2. 住んでいる地域でエネルギー調整宅配食を配達してくれる業者(メーカー)を探す。全国に配送するメーカーもあります。
  3. 配達の条件、費用、冷凍・冷蔵・レトルトなどの特徴も考えて、自分にあった宅配食を選ぶ。
  4. エネルギー調整宅配食と指示カロリーの調整方法を、かかりつけ医(または医療スタッフ)かメーカーの相談窓口で相談する。
  5. エネルギー調整宅配食の利用をはじめる。ともかく落ちついて、よく味わいながら食べましょう。
  6. 外食などエネルギー調整宅配食以外の食事では、エネルギー調整宅配食の量にならって残しますが、あまり細かく考えすぎないようにしましょう。
    (以下の項目は改めて説明します)
  7. 毎日体重(できれば体脂肪も)と腹囲をはかり記録する。
  8. 「食事日記」をつける。食べたもの、飲んだものを全部書き込む。
  9. 身体活動を中心にした生活活動日記をつける。歩数計も使う。

B. 自宅入院は確実な効果が期待できます

糖尿病専門の大きな病院には数日から2週間程度の「教育入院」という食事療法などを訓練する入院制度がありますが、施設数は限られており、恩恵にあずかれるのはごく一部の方です。そこで、食事療法について「教育入院」にも負けない成果が期待できる、エネルギー調整宅配食を使う「自宅入院」というシステムを考えました。

通常の糖尿病の食事療法は摂取エネルギーを計算したり、食品の目安で覚えるなど、いろいろ勉強したり覚えたりする必要がありますが、「自宅入院」は栄養素のバランスやエネルギーがきちんと調整されたエネルギー調整宅配食を利用することで、よく整った糖尿病食を体験学習できる点がポイントです。さらに、体重変化、食べたもの、生活活動などメモしてチェックし、診察時にかかりつけ医に判断してもらいながら自己管理していきます。

かかりつけ医から1日の摂取エネルギーの指示をもらい、エネルギー調整宅配食の使い方をかかりつけ医(あるいは栄養士)か、購入を決めたメーカーの相談窓口で相談して決めてもらえば、あとは自分の目と口と頭で糖尿病の食事療法を体得することに専念しましょう。

[参考] どの位のエネルギー量(カロリー)で食事療法を行うことが多いか?

1日に必要な栄養エネルギー量は体格、性差、労作(活動レベル)など個人差がありますが、糖尿病の食事療法では、男性で1日に1400〜1800kcal程度、女性で1200〜1600kcal程度の食事をとるように指示されることが多いでしょう。この数値はかかりつけ医の先生にしっかり聞いておきましょう。
 自分が1日何kcalと指示されているか食事日記などにメモしておくといいですね。もしかすると1日20単位とか20点というようにいわれることがあるかもしれません。1単位=1点=80kcalですから、80をかける(×)とkcalになります。ここではおおざっぱに、1食のエネルギー量はだいたい500kcal前後と覚えておきましょう。

C. エネルギー調整宅配食の特徴と活かし方

エネルギー調整宅配食は決められたエネルギー量(カロリー)のなかで、栄養バランスを考えながら作られています。1食ごとにkcalが明示されるもの、1日分でバランスがとれるようにしたものなどさまざまですが、消費者庁の指針等に準じている商品であれば、栄養バランスがメーカーによって大きく異なることはありません。

エネルギー調整宅配食は、量を見て、食べて、味わうことができるスーパー食品サンプルというべきもので、エネルギー量が一定で栄養バランスも良く、糖尿病でない方が食べても理想的な健康食です。自分で料理するときの量の目安、他の食事を食べるときには残すための目安としてエネルギー調整宅配食を活用することができます。

ちょっと注意しておきますが、食品や料理のエネルギー量や栄養素の量は大雑把にしか分かりません。あまり細かいことにこだわらないでください。このことはまた改めて説明しましょう。

エネルギー調整宅配食の選び方

  • 調理済みか、調理用食材か
    冷凍品、冷蔵品(チルドなど)、レトルト食品など調理済みの宅配食が多くなりました。電子レンジなどで温めるだけで食べられます。自分で料理が作れる人には一部のメーカーに、決められたエネルギー量、栄養バランスの生鮮食材を届けてくれるサービスもあります。

  • 宅配食の配達
    お住まいの地域に届けてもらえるメーカーを調べましょう。全国に届けているメーカーもあります。クール宅急便で届けるところ、自前の配送システムで届けるメーカーなどそれぞれ特色があり、利用する方(あるいは世話をする方)の利便性を考えて決めるようにしましょう。配送料が別途必用になる場合と本体に組み込まれている場合があります。数をまとめると配送料が割安になるメーカーもあります。

  • お値段は、セットで購入か、1食だけ可能か、注文方法は・・・
    1食800円前後の商品からグルメ指向のものまでさまざまな製品があります。セット価格の設定などいろいろなサービスもありますから、ホームページやカタログなどでよく検討しましょう。

  • 味など自分の好みも入れて選びましょう。
    「思ったより薄味だ」という声を聞きますが、塩分を抑えると薄味になります。腎臓を悪くされた方はとくに厳重な塩分制限が必要になりますが、健康な人でも年をとると血圧が上がりやすくなるので、薄味に慣れるのはよいことです。思ったよりおいしいという声も多く聞かれます。


※2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わされるようになりました。過去のコンテンツの一部にはこの変更に未対応の部分があります。

 1日1200-1600kcalを基準にしたエネルギーコントロール食。エネルギーコントロールの必要な食事療法用に設計・開発されました。
 夕食50品目は厚生労働省・食事療法用宅配食品等栄養指針に基づいています。
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タイヘイ(株) フリーコール0120-911-030
ホームページへ(インターネットでの注文可)
 カロリーと栄養バランスを調整し塩分を制限した調理済み宅配食。 冷蔵(チルド)食品と冷凍惣菜が選べます。配送地域は関東一円と静岡県、愛知県、山梨県、福島県、宮城県の1都11県です。
 HACCPの衛生方式を用いた自社工場で製造しており、安全性にも配慮し、減農薬栽培・減科学肥料栽培による野菜を使用しています。関東を中心に毎日1万食を製造、配達しています。
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(株)武蔵野フーズ ムサシノ食品健康宅配本部
フリーダイヤル0120-016-113
ホームページへ(インターネットでの注文可)
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