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2005年12月05日

ノボ ノルディスク ファーマ、持続型溶解インスリンアナログ承認申請を提出

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 ノボ ノルディスク ファーマは、糖尿病治療用の持続型溶解インスリンアナログ「インスリン デテミル」の承認申請を行ったと発表した。今回申請したのはインスリン デテミルがあらかじめ注入器に充填されているフレックスペン(3mL、300単位含有)とノボペン300用カートリッジ(3mL、300単位含有)の2製剤。

 インスリン デテミルは、1型糖尿病および2型糖尿病患者の基礎インスリンを補充するために開発された、新しいタイプの持続型溶解インスリンアナログ製剤。

 インスリン デテミルは中性の製剤で、独自のメカニズムにより作用が持続化される。従来の基礎インスリンでは、同量のインスリンを同じ人に投与しても、日によって血糖値の下がり具合に差が出ることがあるが、インスリン デテミルは投与部位からのゆっくりと安定した薬剤の吸収と効果の発現を目指して開発された。

 また、インスリン デテミルは、世界で最も多く使用されているフレックスペンでの使用を申請しているという。フレックスペンはダイアル表示が見やすく、単位設定やそのリセットが容易なことが特徴となる、患者が自己注射を行える注入器。

 インスリン デテミルは、海外では販売名「Levemir®」として2004年3月に初めてスイスで発売された。現在までに欧州・米国を含め55カ国で承認されており、EUを含む24カ国で発売されている。(ニュースリリース)

●詳細はノボ ノルディスク ファーマ(株)のサイトへ
 http://www.novonordisk.co.jp/

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日本医療・健康情報研究所

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