塩崎官房長官は7日の記者会見で、健康増進と病気や障害を抱える人への支援策を考える「新健康フロンティア戦略賢人会議」を新設すると発表した。

　会議は有識者と関係閣僚14人で構成される。座長を黒川 清内閣特別顧問が務め、有識者委員を春日雅人・日本糖尿病学会理事長、服部幸應・服部栄養専門学校校長、土井美和子・東芝研究開発センター技監、増田明美氏（元マラソン選手）らが務める。

　今月中旬に初会合を開催した後に、来年3月末を目途に新戦略をまとめる。新健康フロンティア戦略は、「健康フロンティア戦略」をさらに発展させたもので、以下の点が留意される。

1. 子供、女性、働き盛り、高齢者などがそれぞれの立場で、健康寿命の延ばしていけるように、科学技術に裏付けられた知見による、予防を重視した健康づくりを国民運動として展開する。

2. 病気を患った人や障害をもっている人々についても、技術と提供体制の両面を進歩させることで、それぞれの人がもっている能力をフルに活用して充実した人生を送れるよう支援をする。

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