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2006年12月17日

国内50例目の脳死移植 膵臓と腎臓の移植も

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 日本臓器移植ネットワークによると、高知市の高知赤十字病院に入院中の成人女性が、臓器移植法に基づく脳死と判定され、女性から提供された臓器の移植手術が東北大病院で行われた

 膵臓と腎臓は1型糖尿病の30代男性への同時移植が東北大病院で行われた。また、心臓は国立循環器病センターで、左肺と肝臓は東北大病院で、もう一方の腎臓は岡山大病院で、それぞれ移植手術が行われた。

臓器提供意思表示カードの配布数と
脳死での臓器提供数

臓器提供意思表示カード

 法に基づく脳死移植は国内50例目で、脳死判定は51例目になる。今年に入ってからの提供者は10人目で、昨年の9人を上回り、年間件数は過去最高となった。

 国内で初めての脳死判定は、1999年2月に高知赤十字病院で行われ、40代女性から提供された心臓、腎臓などの移植が大阪大病院などで行われた。それから7年で50例という節目を迎えたことになる。

 臓器提供の意思表示をするための「臓器提供意思表示カード・シール」の配布数は増えており、11月末でカードは1億枚以上、シールは2,800万枚以上が配布された。カードやシールを置いている店舗も全国で増えているという。

詳しくは(社)日本臓器移植ネットワークのサイトへ

[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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