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2008年07月24日

後発品使用の割合、糖尿病は5.6% 厚労省調べ

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 厚労省は7月24日、「調剤医療費の動向」(2007年度)を公表した。薬剤料の85%を占める内服薬の薬剤料を薬効分類別に公表し、後発医薬品の割合(薬剤料ベース)も公表した。

 処方せん1枚当たりの調剤医療費(電算処理分)は7322円で、前年度比5.8%増だった。薬剤料は前年度比7.5%増で、調剤医療費の伸びに大きく影響している。

 内服薬の処方せん1枚当たりの薬剤料(薬効大分類別)で、もっとも高かったのは「循環器官用薬」の1360円で、次いで「中枢神経用薬」の555円が高かった。「循環器官用薬」は前年度比7.9%増、「中枢神経用薬」は11.1%増だった。糖尿病を含む「代謝性医薬品」は471円で、前年度比12.1%増だった。

 内服薬の後発医薬品の薬剤料ベースでの割合は、もっとも多かったのは「ビタミン剤」43.4%。次いで「呼吸器官用薬」13.2%、「消化器官用薬」8.5%だった。循環器官用薬では、「血圧降下剤」1.3%、「血管拡張剤」2.6%、「高脂血症用剤」6.4%。

 「糖尿病用剤」の後発品の割合は5.6%で前年度比0.8%増だった。

最近の調剤医療費(電算処理分)の動向の概要-平成19年度版-(厚生労働省)
「後発医薬品の安心使用促進アクションプログラム」の実施状況について

[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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