このコンテストは、同社が経口ED（勃起不全）治療薬「レビトラ錠」発売時から行っている、カップルのよりよい関係を応援するキャンペーン「ふたりの時間〜How's your love life?〜」の一環で、今年で3回目の開催。フォト川柳とは、川柳とその句をイメージした写真をセットにした作品のことで、コンテストでは、自作の川柳を規定の写真と組み合わせる「セレクトフォト部門」と、写真、川柳とも自作の「フリーフォト部門」の2部門で募集していた。

　今回は、カップルのさまざまなコミュニケーションの中でも、「愛〜ウソとホント」をテーマとし、過去2回に比べ、5割増の計8146作品の応募があった。選考は、特別審査員の川柳学会専務理事・川柳家、尾藤一泉氏と事務局が行い、バイエル賞1作品をはじめ、優秀賞6作品（各部門3作品ずつ）を決定した。また昨年に引き続き、キャンペーンサイトでのオンライン一般投票を実施し、最多の票を集めた作品に「一般投票部門　優秀賞」を贈った。

　総評として、尾藤氏は「回を重ねるたびに応募が増え、作品内容も深くなってきました。川柳が社会の中でブームとなっているのを感じ、嬉しく思います。選をしていて、おもわず笑ってしまう好作品がたくさんありました。川柳は、わずか17音の予現で簡単そうですが、フォト川柳というジャンルでは、単に写真を説明的にドラマ化するのでは面白みに欠けそうです。縮めるのではなく、省略された17音のウラガワに、作者や被写体の心理、哲学さらには時代性、社会批評などが滲み出てくるような予現が求められます。その点、受賞作品の多くは、フォト川柳の予現力を十分楽しませてくれることでしょう」とコメントしている。

「くちびるが　背中に欲しいなと思う」
鳥取県　浜ぶどうさん（53歳男性）作品
応募部門：セレクトフォト部門　　選択写真タイトル： すれ違い

バイエル薬品(株)
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